事業案内

医療機関

専門分野コンサル

健診センターコンサルティング

健診・人間ドック事業特有の特性を掴んだ現場感のある支援で、立ち上げから運営構築・業務改善など、多岐に渡るサポートをします。

健康寿命を伸ばし、メンタルヘルスの充実が政策課題となる中、健診・人間ドック事業は予防医療として疾病の早期発見や予防、啓もうの機会提供など重要な役割を果たします。医療機関にとっても自由な価格設定ができる数少ない医療サービスとして着目されています。一方で、都心を中心に健診事業者の数は年々増加しており、健診対象年齢人口はいずれ減少に転じる見通しの中、新規設立や運営については的確な投資や戦略が不可欠となっています。弊社は、自ら健診センターを設立・運営してきた実績があります。その知見をベースに、事業の立ち上げから運営構築までをサポートします。

Overview

概要

メディヴァではコンセプト構築、設立支援から現場の業務フローの効率化、組織改革支援、営業体制構築、システム関連のアドバイスなど、健診センターの課題に対する総合的な支援を提供します。

Service

サービス内容

設立支援

設立支援

「地域・職域貢献と収支の両立ができる健診施設の設立」が目標です。現場運営経験に根差した施設設計、機器調達、システム導入~業務構築に至るまでトータルサポートします。

事業状況評価

事業状況評価

既存の健診事業についてモヤっとした課題感をお持ちではないでしょうか。稼働状況やサービスレベル等の客観的な評価を行い次に目指すレベルを明確にすることに繋げます。

人間ドック学会の施設認定の取得におけるご支援も、合わせて行う事が可能です。

稼働向上支援

稼働向上支援

定められた人員、予約枠を最大限高稼働で運営することが収支上重要なポイントです。
稼働の現状評価、稼働向上のための課題を明確にし、本来のポテンシャル測定を踏まえた施策を提示します。

営業支援

営業支援

健診事業において最も特徴的なことが、明確な営業行動が必要であることではないでしょうか。
施設のターゲット層の明確化、そこに向けた営業施策の立案に向けて施設とともに検討します。

健診センターのシステム選定・改修支援

健診センターのシステム選定・改修支援

オペレーションに合わせたシステムの要件定義の構築、帳票類の整備など、ご施設と共に検討しご支援します。

健診センターのオペレーション改善支援

健診センターのオペレーション改善支援

既存の健診事業において、受診者満足度や効率的なオペレーションに対しての課題を感じている場合、実際のオペレーションを拝見・調査しながら、改善案をご提示します。

Point

強み

イークの設立~運営経験に根差したリアルな支援

弊社は、イーク(丸の内、表参道、有楽町、紀尾井町)の設立から運営を通じ、健診事業の何たるかを身をもって経験してまいりました。様々な課題に向き合い、経験してきたからこそ提示できる考え方や施策があります。現場で培ったノウハウをクライアントの状況に併せて提案します。

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健診センター(健診事業)の現状とは

コロナ禍において健診事業は一時受診控えもありましたが、基本的には収益を伸ばすことが出来る自由診療分野としての立ち位置は変わっていません。国や地方自治体の政策としても、上昇している医療費の抑制も見据えて、未病に対する取り組みが進んでいます。特定健診、がん検診、生活習慣病の予防、特定保健指導など、自治体レベルで各種検診の受診率向上のために、施策が打たれています。

一方で、保険診療以外の幅を持たせるために、健診分野に進出、また規模を拡大する医療機関も増えてきて、地域によっては競争が激化している現状にあります。

健診の種類

がん検診

がんの早期発見や予防を目的として行われる各自治体が主体となって実施する健康診断の一種です。以下の種類があります。

  1. 乳がん検診: 乳房のX線撮影であるマンモグラフィや、乳房の触診などが行われます。乳房超音波を実施する自治体もあります。視診・触診は推奨されてはいません。
  2. 子宮頸がん検診: 子宮頸部の細胞異常を検出するため、子宮頸部細胞診や問診が行われます。ごく一部ですが、HPV検査を実施する自治体もあります。
  3. 大腸がん検診: 問診や便潜血検査(便中の血液を検出)が行われます。一部大腸内視鏡検査を行う自治体もあり、より早期に大腸がんの発見に効果的です。
  4. 胃がん検診: 問診及び、バリウム検査が行われます。一部胃カメラを実施する自治体もあり、特に高リスクの人には、定期的な胃カメラ検査が勧められる場合もあります。
  5. 肺がん検診: 胸部X線撮影や喀痰細胞診が行われます。低線量胸部CTを組み合わせることで、より早期の肺がんを発見できることが可能です。

特定健診

生活習慣病の予防のために、対象者(40歳~74歳)の方にメタボリックシンドロームに着目した健診を行います。

問診、身体測定、血圧測定、血液検査、尿検査などを行い、メタボ対策が目的の一つとして行われます。

定期健康診断(法定健診)

労働安全衛生法に基づき、事業者に年に一度の定期健康診断への受診が義務付けられているものです。 主に身体測定、尿検査、血液検査、胸部X線検査などが行われます。

生活習慣病健診

生活習慣病(主に高血圧、高脂血症、糖尿病、肥満など)の早期発見や予防を目的とした健康診断の一種です。一般的には定期健康診断に上部消化管検査(バリウムが多い)を追加した検査内容になります。

人間ドック

定期健康診断(法定健診)の内容と、ご自身の健康状態等に合わせていくつかの「任意健診」を追加した検査内容を「人間ドック」と呼びます。その中には腹部超音波検査や上部消化管検査(バリウム・胃カメラ)など、約20~50項目を任意健診として追加した検査内容があります。

健診のターゲット層

高単価を狙うのであれば健保組合の内、任意の人間ドックを中心にターゲットを絞って獲得していきます。低単価でも確実に受診者増を狙うのであれば、国保や協会けんぽをターゲットに集客をしていきます。高単価の健診は受診者も施設を選ぶので、選ばれるための差別化要素も常に念頭に置く必要があります。

出典:厚生労働省及び弊社支援先資料等により作成 ※:市町村国民健康保険組合の人数は、国民健康保険組合も含む

健診センターにおけるコンサルティングの必要性

事業開始~運営、それぞれのフェーズにおいて以下のようなニーズがあります。

【開業・開設時】

  1. 設立前の検討:外部環境市場調査、健診センターの戦略策定、コンセプト設計、施設規模、施設設計、営業戦略、事業計画など専門的観点での意見、アドバイスが欲しい
  2. 運用設計の検討:健診コース設定、枠設定、オペレーションの策定 、導入機器の検討、システム選定など、具体的なアドバイスが欲しい。
  3. 設立推進:行政周りのタスク管理、物品の選定、各種業者手配、納入タイムラインなど抜け漏れが無いようにチェックしてもらいたい。

【運営全般】

  1. 営業の課題:高単価の健診を受注する為には営業が必須であるが、どのようにターゲット層にアプローチすれば良いのか、また効率的に自施設をアピールするためのノウハウなどを知りたい。
  2. オペレーションの課題:定められた人員、予約枠を最大限高稼働で運営するために、稼働の現状評価、稼働向上のための課題を明確にし、本来のポテンシャル測定をしたい。具体的に効率的な人員配置なども知りたい。
  3. マネジメントの課題:本来利益率が高いはずの事業であるが苦戦していて、健診部門の業務改善や、コスト削減、売上・収支向上施策を検討したい。

大規模ではないが、自身の病院・クリニックで健診事業を開始・強化したい

近年、保険診療以外の自費部分で収益を確保する施策を検討しているクリニックが増えつつあります。その中でまずは健診事業をスモールスタートさせたいというクリニックに向けて、ターゲット層の検討、現オペレーションでどのように組み込むことが出来るか、結果表の作成など、細かな部分でのコンサルティングもご支援いたします。

クリニックの運営支援もご参考ください。

健診センターの効果的なコンサルティングの取り組み

事例① 地域中核病院で健診事業における収益向上に課題がある施設例

リッチな設備、施設規模を保有しているものの、稼働が向上しない施設において、

①現状分析でボトルネックを調査、②最適な人員配置、枠の設定を提案、③具体的な人繰り、並びに営業のアプローチで稼働が向上した事例。

事例② 競合の多い都心エリアでの健保を主要ターゲットとした大規模センター開設

①差別化戦略の立案、ターゲット層への営業戦略

②限られた面積のフロアを有効に活用した施設設計&オペレーション設計

③各種マーケティング施策を効率的に打つ施策を実行

上記施策で稼働向上、収益が改善した事例。

事例③ 内科クリニックでの地域住民を中心とした健診事業の強化

①内科中心の患者層であったが収益面の向上のために、新たに健診事業を組み込んだ。

②限られた面積において健診をいかに効率的に回すことが出来るか、スタッフ配置含めてシミュレーションし、オペレーション設計を実行。

Achievement

実績

実績内容

受注年度所在地病床数業務分類業務内容
2023-現在愛知県新規開設・大規模健診センター設立にともなう運営構築、情報システム、営業等に関するアドバイザリー
2022-現在東京都新規開設・駅前再開発における健診等医療機関誘致に向けた基礎調査
2022-現在東京都経営再生・老朽化ビルからの立ち退き支援
2021-現在東京都業務改善・独立系健診センターの運営等に関するアドバイザリー
2021-2021埼玉県300業務改善・病院併設健診センターの現状分析、稼働向上提案
2021-現在大阪府新規事業・企業主体による新規健診センター設立に伴うコンセプトと事業計画モデル支援
2020-現在神奈川県新規事業・新規健診センター設立に伴うコンセプト、事業計画、施設設計支援
2019-2020秋田県-新規事業・過疎地域における予防医療担い手施設の設立
・需要予測に見合った計画立案
2019-現在東京都-新規事業・急性期病院附属クリニックの新棟建設・移転
・循環器の専門性を活かした専門ドック
2019-2020茨城県-業務改善・地域密着の健診施設、バス健診
・中長期を見据えた経営改善計画策定
2019-現在東京都-新規事業・不動産デベロッパーによる新規クリニック開設
・大規模再開発とあわせた会員制の導入
2019-2022東京都-新規開設・不動産デベロッパーによる新規クリニック開設
・新規ビル建設に伴う健診クリニック立上げ
2019-現在広島県-業務改善・人間ドックを中心としたクリニック
・健診部門の業務改善
2019-現在山口県200新規開設・ケアミックス病院・新規に健診センター立上げ
2019-現在岐阜県-業務改善・人間ドック、健康診断のクリニック
・経営改善計画の策定、実行支援
2018-現在愛知県100業務改善・消化器特化の専門病院
・健診センター事務部門業務改善
2017-現在山口県150業務改善・単科の急性期病院
・健診センターの経営改善
2019-2019東京都-新規開設・不動産デベロッパーによる新規クリニック開設
2017-2019徳島県-・人間ドック、健康診断のクリニック
・経営改善計画の策定、実行支援
2017-2018長野県200業務改善・地域中核の総合病院・健診センターの業務改善
2017-2017栃木県-経営再生・がん治療と健診クリニックの事業デューデリジェンス、事業計画策定
2015-2016千葉県300業務改善・精神科、療養型等の専門病院
・健診部門の業務改善
2015-2015長野県200新規事業・地域中核の総合病院
・健診+αの新病棟建築
2014-2014東京都-経営再生・都心健診センターの事業デューデリジェンス、事業計画策定
2013-2013東京都
大阪府
-事業計画・全国数カ所の健診センター
・今後の事業方針、事業計画策定
2012-2015埼玉県-新規開設・急性期病院附属の健診センター設立
・事業計画、立上げ支援
2012-2012大阪府-新規開設・健診センター設立に伴う事業計画策定
・スキームの提案
2011-2013東京都400経営再生・地域中核病院の部門再生
・健診センターの営業・業務支援