Profile
理学療法士としてクリニックに勤務した後、現場のシステムづくりや立ち上げにも従事。「専門職が研鑽し続けられる医療現場を創りたい」との想いから、未経験でメディヴァへ転職。現在は現場への深いコミットとマクロな視点を両立し、医療機関の組織・経営支援に挑む。
こんなことが知りたい方へ💡
・医療専門職からのキャリアチェンジの実感と実態
・現場(ミクロ)と経営(マクロ)の両方の視点を持てる働き方とは
・未経験から挑戦できるメディヴァの組織風土について
理学療法士として6年間、整形外科のクリニックを中心に勤務していましたが「素敵な仕事だ」と実感しながら働いていました。
新卒で入った職場はセルフケアを重視したコンセプトで、患者さんの痛みや悩みの解決のために患者さんとともに解決策を考えることのできる職場でした。また、先輩方も様々な知識や経験を有している方が幅広くおり、先輩からも多くの学びがありました。
しかし、数年勤務するなかで、組織風土の変化もあり、尊敬する先輩方が次々と退職していくのを目の当たりにしました。しかも、患者さんのために努力し、研鑽を積んでいる先輩ほど、保険診療外の分野へと移っていきました。「多くの人を支えるべき保険診療には枠組みとして限界があるのではないか?」と感じ、業界の実情や、そうならざるを得ない当時の職場の仕組みに対し、違和感を抱くようになりました。
その後、新規開院クリニックで初めての理学療法士としてシステムづくり等に関わり、その経験を通じて、「1対1で患者さんに貢献するだけでなく、医療現場のシステムや組織づくり、経営そのものに携われる人間になりたい」と強く思うようになりました。30代になる前に挑戦すべきだと決意し、医療業界の課題解決に特化し、現場から経営まで深く入り込めるメディヴァへ応募しました。
現在は、グループの医療法人(プラタナス)で現場に「どっぷり」入り込みながら、同時に医療機関以外の課題にも取り組める環境です。両方の視点を持ちながら仕事をすることは面白く、自身が成長できると感じています。また、同じ現場レイヤーでも介護など別の分野に関わる機会があり、さらに自治体の案件のようなマクロな視点を持つ機会もあります。
他の同僚たちも同様の経験をしているため、周囲から多角的な視点での意見やフィードバックをもらえることは、メディヴァ(グループ)ならではの環境だと感じています。
実は、入社してから毎日わからないことだらけで絶望しかけていました(笑)。
入社後に特に感じたのは、他のメンバーが当然のように進めていることが自分には理解できなかったことでした。今思うと、入社後から主に関わらせていただいている在宅医療・介護の分野に対して知識が単に不足していたこともありますが、当時は何がわからないのかもわからず、プロジェクトで自分が何も貢献できていないと感じていました。
そのような中でもメディヴァは周りのメンバーが皆さん「個の意見に耳を傾けよう」という姿勢を持って接してくれたことで、とても救われました。「ひとりの人間として尊重されている」感覚があったことから精神的に救われた記憶がとても強いですが、今振り返ると、そのことが実務的な面での自身の成長にもつながっていたと思い、とても感謝しています。
何がわかっていないかもわからないような自分の意見にも、頭から否定することなく最後まで耳を傾けてくれ、必要に応じて修正やフィードバックをもらえる。そういった環境があったことで受け身にならず前向きに会議などに参加できました。その結果として会議に参加するたびに自分自身のわからないことや不足していることへの整理がつき、取り組むべき課題が徐々に明確になる。またそれに取り組んではアウトプットをし、フィードバックをもらえる。そういった好循環の中で、自分自身が主体的に動けるようになっていったと思います。
今の自分にとってのテーマは「オーナーシップ」「リーダーシップ」を持つことです。入社時から考えている自分の目指すべき姿は、医療・介護の専門職がやりがいと誇りを持って働ける周辺環境を整えられる存在になることだと思っています。
そこに向かうためには、現場で働く方々や一緒にプロジェクトを進めるメンバーの声を大切にしながら共に作り上げていく姿勢と、関わる組織や地域全体を俯瞰したマクロな視点で時代の流れを捉えながらダイナミックに方向性を示していく力、その両方が必要だと感じています。どちらか一方ではなく、その両方を自分が主体的に担えるようになること、それが現時点での自分にとってのオーナーシップ・リーダーシップの意味だと思っています。
まだまだストレッチな領域ですが、より高いレベルで組織を牽引できるよう、成長に向けて日々自分に鞭を打っています。
入職してから思うことは、理学療法士時代に患者さんのリハビリのために身につけた考え方
・「人を見ること」
・「課題を構造的に捉えること」
・「PDCAを愚直に回すこと」etc…
などは組織・経営への介入でも使えるスキルだということです。
過去に感じた「患者さんのために努力する専門職ほど、保険診療の限界から現場を離れていく」というジレンマに対して、直接的に医療機関の組織づくり・経営で貢献できる人間になり、より良い医療機関を増やしていきたいと考えています。さらに、専門職として培ったスキルを経営側から現場に還元していきたい。そのことを自分が体現することが、「専門職が報われる医療現場」に対する自分なりのアプローチだと思っています。
これからももっと成長し、そこへ到達するために努力を続けていきたいと思っています。
(2026年9月掲載)