Profile
理学療法士として回復期リハビリテーション病院にて勤務後にカナダへ留学。 現地でのクリニック勤務を通じて医療アクセスの重要性を痛感し、メディヴァに入社。現在はベトナムのクリニック運営支援に従事。現場経験を強みに、国籍や地域を問わず、誰もが医療を享受できる体制構築を目指している。
・ 日本の医療現場で感じた葛藤や、海外での医療職経験が、医療コンサルタントという道に繋がった実体験
・ 日本と異なる医療提供体制のリアルな体験と、日本が目指すべき医療の姿について
・ メディヴァの採用選考や社風についての実感
私は理学療法士として回復期リハビリテーション病院でキャリアをスタートしました。患者さん一人一人と向き合える環境で、退院後を見据えたリハビリに取り組むことにやりがいを感じていました。
その一方で、患者さんの生活は身体機能のみではなく、制度や周囲環境、医療アクセスなどの様々な要素にも左右されることや、それらの要素は個人の支援だけでは解決できないことが多いことも感じました。
理学療法士として「自分は何をしたいのか」「これからどうなりたいのか」と考える中、一度新しい環境に身を置き、視野を広げたいと考えるようになりました。以前から興味があった英語圏での生活をするなら今だと思い、カナダへ留学しました。
カナダは理学療法士の地位が高く、自ら診断・治療ができる先進的な環境です。しかし、実際に現地のクリニックでアシスタントとして働くなかで見えてきたのは、医療へのアクセスの厳しさでした。
公的医療保険の範囲が限定的であり、民間保険でも受診できる診療科や費用負担が大きく異なること、ファミリードクターが少ないため、新規患者の受け入れを断るケースが多いこともあります。日本では1〜2ヶ月程度で受けられる整形外科手術が、カナダでは半年~1年待ちとなることもあります。
医療従事者が働きやすい国である一方で、受け手に医療が十分に届かないということは大きな驚きでした。
「慣れない環境で生活し、制度・言語の壁がある方にも、適切な医療を届けたい」
「一医療従事者の枠を超えて、そのような環境を作る仕事がしたい」
カナダへの留学を考えた時からの「自分は何がしたいのか?」に対して得た答えです。
帰国後に様々な選択肢を調べる中で、現場と深く関わりながら課題を解決できるメディヴァの医療コンサルタントという道を見つけました。面接でこれまでの選択について、それを選んだ理由、大切にしてきたことなどを一緒にたどり、自己理解を深めることができたことで、これらの思いはより確かなものになりました。
メディヴァに入社してからは海外事業部に所属して、現在はベトナムのクリニック運営支援に携わっています。
現場スタッフはベトナム、私たちマネジメントは日本にいる環境ですが、距離があるからこそ、見えない部分をできるだけ少なくするため、毎日オンラインで密に連絡を取っています。
提案して終わりではなく、「こんなことがあればもっと良いよね」「これを試してみたい」といった日々の小さな疑問やアイデアをもとに、スタッフの負担軽減のためのオペレーション改善や、患者様がより良くクリニックを利用できるように新しいメニューを企画して環境を整えることに取り組んでいます。
思いや考えを具体的な形にしていく過程が楽しく、それが運営改善やサービス向上など実際の「変化」を生み出せることに面白さとやりがいを感じます。
また、目の前の課題をただ解決するだけでなく、その背景を整理し、根拠を持って判断する。現場の知見を活かしながら、一つひとつ確実な改善を積み上げていくプロセスは、コンサルタントとして、そして元医療従事者として非常に刺激的な毎日です。
私の理想は、どこで暮らしていても安心して医療にかかれる状態を作ることです。
例えば、国内外を問わず、地方に住む方や、日本に滞在している海外の方にとって、距離・情報・言語・制度の違いなどから、必要なときに医療を受けられないことも多々あります。物理的・心理的なハードルから受診が遅れ、救えたはずの患者さんが悪化してしまう、そんな「もったいない」状況を、仕組みの力で解消したいと考えています。
・メンタル面も含めて気軽に相談できる場
・地域の方々の交流拠点
・適切な支援先へと繋ぐ経由地点としての役割
など、現場から実装可能な形を積み重ねていく。それが、現場知見を持つメディヴァのコンサルタントである私の使命だと思っています。
地域全体の医療体制をすぐに変えることは難しくても、個々の医療機関で一つずつ良い前例を作っていくことが、将来の大きな変化につながると信じています。
メディヴァの魅力と未来の仲間への思いメディヴァには多様なバックグラウンドを持つ仲間がいますが、全員が「より良い医療」という目的意識で繋がっています。
会社としての多様な経験や知識といった引き出しがあると感じていますが、チームの垣根を越えて相談できる雰囲気で、自分も多くの引き出しを活用できる環境であることも魅力です。
提案から実行まで一貫して関われる業務によって経験値を高めていきながら、自分の仕事がどのような価値を生んでいるかを目の前で実感したい方にとって、ここは最高の環境だと思います。新しい仲間が増えることを楽しみにしています。
(2026年5月掲載)