MRから医療コンサルタントへ——医療現場で感じた課題をハンズオンで取り組む

Profile

2022年4月入社。大学卒業後、内資系製薬会社にてMRとして8年間、地域の基幹病院やクリニックを担当。MRとして従事する中で、医療機関の情報発信などに課題を感じ、自身の営業経験を活かして課題解決に取り組みたいと思い、メディヴァに参画。以降は病院経営改善に関する調査分析や、現場での実行支援、中小病院における集患支援などに携わっている。

こんなことが知りたい方へ💡

ー MRからキャリアチェンジをしようと思ったきっかけ
ー メディヴァに転職して取り組めた内容とは
ー やりがいのある仕事をしながらワークライフバランスは保てるのか

MR時代に芽生えた「医療連携」への関心

前職では製薬企業でMRとして勤務していました。

MRは医薬品の情報提供だけでなく、診療報酬制度や地域の医療機関の状況など、幅広い知識が求められる仕事です。

その中で特に印象に残っているのは、心不全の患者さまについて担当病院の医師とともに他病院との連携を強化する取り組みを行ったことです。その結果、心不全でお困りになられている方の来院が増え、担当医師から「おかげで困っている患者様の力になれる」と感謝の言葉をいただきとても嬉しかったことを覚えています。この経験は私にとって大きなやりがいとなり、次第に医療連携や病院経営の分野に強い興味を抱くようになりました。

さらに、様々な医療機関を訪問する中で、「良い取り組みをしているのに、近隣の医療機関や患者さんに十分に知られていない」と感じるケースにも多く出会いました。そうした“伝わらない価値”をどう伝えていくのか--この課題を解決したいという想いが強くなり、それと同時に、MRとして地域連携や病院経営に関われることにも限界も感じていた中で、医療機関の運営により深く関われる環境を探していたところ、ハンズオンで実行支援まで行っているメディヴァの存在を知りました。

コンサルティングとハンズオンに並行して関われる——希望通りの働き方

メディヴァは、提言だけでなくハンズオンで医療機関の運営にまで関わることができる点、MRで培った医療関係者とのコミュニケーションスキルや、自身の経験を活かした営業活動や情報発信にも直接かかわれそうな点に魅力を感じ、転職を決意しました。

入社後は、希望通りコンサルタントとして複数の医療機関のプロジェクトに関わると同時に、コミュニティホスピタルへの転換を進める中小病院にハンズオンで深く関わる機会にも恵まれています。MR時代に抱いていた想いを実現できる環境で働けていることを実感しています。

コンサルタントの仕事では、データ分析や課題抽出、施策の立案を行うだけでなく、自分の考えで施策を動かしていくことができます。また、ハンズオンで関わる病院での経験を活かし、他のクライアントへの施策立案にも応用できるため、より具体的で実効性の高い支援が可能になりました。この”両輪”で動ける環境はとても貴重だと感じています。

さらに、働き方に関しても非常に柔軟で、入社して1ヶ月後に子どもが生まれた際には、在宅ワークやフレックスタイムを活用し、育児と仕事を両立できました。また、入社3年目には2ヶ月間の育休を取得することもでき、プロジェクトメンバーの協力によって育児に専念できたことは非常にありがたかったです。このようにワークライフバランスを保ちながら働くことができています。

現在の挑戦とこれからの目標——仲間と共に医療改革を進めたい

現在は、ハンズオンで支援している病院において、透析患者さんの集患活動を主体的に進めています。医師と協力しながら戦略を立てて、近隣医療機関を訪問し強みを訴求した結果、透析患者さんの紹介が徐々に増え始めています。

訪問先の医師やスタッフから「こんな疾患の患者さんも対応してくれるのは知らなかった」「これまで紹介先選びに困っていたので次から相談させてください」という声が多く寄せられ、前職の時から感じていた「医療機関の価値を正しく伝える」課題に対して、実際に現場で向き合い、具体的な施策を実行できていることに大きな手応えを感じています。

一方で、コンサルタントとして多くの医療機関に関わる中で、集患や広報に課題を感じている医療機関がまだまだ多いことも実感しています。今後は、現在関わっている病院での営業活動の成功事例を積み重ね、それを体系化し、他の医療機関にも展開できるようにしていきたいと考えています。

メディヴァには「自分がやりたい」と思ったことを実現できる環境があり、多様なバックグラウンドを持つメンバーがそれぞれの課題意識や目標を持って働いています。この組織の強みを活かし、個人では解決できない問題もチームとして取り組むことで、大きな成果を生み出していけると感じています。

これからも現場の実行支援を通じて医療機関の価値を引き出し、その積み重ねが「患者視点の医療改革」に繋がると信じて、自らの経験とチームの力を活かしながら挑戦を続けていきたいと思います。

(2025年6月)

他の社員の声