震災を機に一念発起、放射線技師からコンサルタントへ。医療機関の本質的改革への挑戦

Profile

放射線技師から、震災をきっかけにキャリアチェンジ。医療に特化しているという点と、面接で「人間的な温かさ」を感じ、メディヴァに入職。現在は、医療機関のコンサルティング、健診センターのマネジメントなど、医療機関の経営改善、予防医療の推進に日々取り組む。 趣味は温泉、釣り、トライアスロン。休日は子どもと銭湯に行くのが生きがい。


こんなことが知りたい方へ💡

ターニングポイントになった震災

前職は、診療放射線技師として働いていました。「食いっぱぐれる事は無いだろう」というあまり深くはない理由で選んだ仕事でした。
新卒で働いていた病院は、本当に人間関係に恵まれ、良い方が多く、今思い出しても楽しい日々でした。


当時勤務していた職場の上司には、社会人のイロハを教えてもらうだけでなく、私のやりたいことを後押ししていただき、今でも感謝しています。(先日その上司の退官パーティーがあり、十数年ぶりに当時の仲間と会って、思い出話に花が咲きました)


しかしその一方で、勤務していた病院ではずっと赤字経営が続いていました。

「これは病院の内部から部分的に変えるのではなく、外部から抜本的に仕組みを変えるようなアプローチをする必要があるのではないか」、そんな問題意識が日々募っていました。


そんな中、私の人生の価値観を揺るがす大きな転機が訪れました。


東日本大震災です。当時私は仙台にいました。海から数キロの勤務先の病院が被災し、さらに身近な友人のご家族を亡くすという厳しい現実に直面して、人間の無力さのようなものを痛感しました。


約500床の大きな病院でしたが、インフラとしての役割を果たすべき病院が、その時は機能停止に陥り、緊急な患者さんは外部に搬送する事に専念するしかありませんでした。

そのような有事の中で、「自分が本当にやりたい仕事は何なのか 」「やるべき仕事はなにか」と、改めて考えるようになりました。


そのとき辿り着いたのが、「医療機関の経営を再生させたい」という思いでした。

しかし、当時の私には何の知識も武器もありません。「まずは勉強をせねばならない」と思い立ち、経営を学ぶために、大学を受験して上京することを決意しました。


大学、そして大学院で経営学を学ぶ中で、改めて「医療機関に対してのコンサルティングをしてみたい」という思いは強まりました。そこで医療コンサルティング業界での転職活動をスタートしました。


数ある企業の中でも、単なる提言のみにとどまらず、医療や介護の現場運営にまで深く関わっているメディヴァなら、現場を理解した本質的な課題解決ができるのではと考え、入職を決めました。

苦労した経験と、そこから学んだ
「仮説を立て、相手の状況を理解し、先を読む事」と「組織づくり」

 入社後は、医療機関の経営改善、新棟建築プロジェクトやM&A支援、そして※健診センター(イーク)の開業・運営マネジメントなど、多岐にわたるプロジェクトに関わらせていただきました。(話すと長くなるのですが、実は入社前にバイクで事故を起こし、半年以上入院しており、入社が延びました…。復帰を待ってくださった会社には本当に感謝しています。)
※イークのHPはこちら➡https://www.ihc.or.jp/concept/


入社当初は右も左も分からなく、またアウトプット一つ出すのも時間がかかり、苦労しました。業務時間内で仕事が終わらず、遅くまで残ることもあり、あまり生産性の高い社員ではなかったと思います…。


そのような状況ではありましたが、情報の構造化や会計知識など、一定のスキルは身につけることが出来ました。入職時に感じていた上司・先輩方の「人間的な温かさ」に支えられ、理解できるまで本当によく教えてもらったことを思い出します。 


加えて仕事を進める上で大切な点として、「数字に基づき仮説を立てること」、「相手の状況に立って理解すること」、「先を読むこと」ということは、様々なプロジェクトや現場運営で、段々と理解できるようになりました。


コンサルプロジェクトや現場運営においては、まずは定量情報として数字を分析し、数値面で何が起きているのか理解して仮説を立てることから始めます。その上で定性情報として内部の実情を正しく把握するためにヒアリングをします。その際には、「相手が本当に言わんとしていること」を自分の中で噛み砕いて理解した上で、奥底にある本質的な課題を理解することを意識するようにしています。

「相手の状況に立って理解する」ことは、現場運営に関わらせていただいているイークで学ぶことが本当に多いです。また「先を読む」ことなどは、部分的に関わらせていただいたM&Aの仕事で学ぶことが多かったです。


イークにおいては経営に一番重要な部分の「組織づくり」に関わらせていただいているので、小手先のテクニックではなく、『自分が相手の立場ならどう考えるか』というのを常に意識したいと考えています。

マネジメントにおいても相手の立場に立てば、期待値のコントロールや、先を読むことがある程度重要で、それを実践するためにはどうするかを考える習慣がつくようになります。
ただ実際は中々難しく、苦戦してばかりですが…。

「違和感」をスルーしないこと、バランスをとること、
心理的安全性の重要性

またいろいろな場面において「違和感を覚えたら、スルーせずに立ち止まること」を意識するようにしています。

各種プロジェクトにおいてはもちろんのこと、現場スタッフと対峙する際、人材採用に携わる際なども同様です。


「何か違うかも」という感覚や、相手の表情に少し違和感を覚えたりなど、少しでも引っかかりを覚えたら、妥協せずに対話や分析を重ねることが非常に大切だと考えています。ただ時間は有限ですから、妥協点を見極めるバランスというのも大事な視点となってきます。


またマネジメントにおいては「心理的安全性を意識して担保すること」が、プロジェクトの成功可否に繋がったり、メンバーが自分の意思で考えて行動する手立てになったりすることを経験しました。


心理的安全性がないと、自由な発言や主体的で柔軟な考えが醸成されにくく、メンバーも仕事しづらくなる結果、プロジェクトも滞るケースがあると思います。


積極的な声掛けや、他愛もない話を意識的にすることで、発言しやすい雰囲気を作るようにしたいと考えています。(ここら辺は現場運営のイークで学ぶことが本当に多いです)

入職を考えている方、迷っている方へ

メディヴァには、多様なバックグラウンドを持ちながらも、総じて親切で誠実なプロフェッショナルたちが集まっています。そして何より、自ら手を挙げれば、自分の責任のもとで主体的にプロジェクトを推進できる自由な環境があります。


私自身、コンサル未経験だったので不安は沢山ありました。しかし、未経験でも問題ないと思います。
まずはチャレンジすることによって、やりがいやスキルが得られるだけでなく、本当にやりたい仕事、やるべき仕事に繋がることが多いと思います。


もし今、現状に迷われているなら前に進んでみてください。経験して失敗するのは大きな糧となりますが、経験することをためらって進まない場合、将来的に後悔すると思いますし、意外と人生は短いです。


大層なことを書きましたが、日々失敗して反省する日々です。ただ後悔しないよう前に進んで、やるべき仕事にコミットしていきたいと考えています。


悩まれている方、ぜひ一緒にやりがいのある本質的な仕事をやってみませんか?

                                       (2026年9月掲載)

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