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2025/06/10/火

研修

新人研修レポート 2025

こんにちは。採用チームの高瀬です。今回は4月に実施された「新入社員研修」の様子をご紹介いたします。2024年入職の社員35名を対象とした本研修は「メディヴァを知ろう。」というテーマのもと、子会社のシーズワンと合同で開催されました。メディヴァへの理解を深めつつ同期との連携を強化し、個々の業務への応用を図ることを目的としています。

研修の開始にあたり、代表の大石よりメディヴァの歴史と今後の展望、そしてミッションである「無人島に街を創る」の実現に向けて、業務に取り組む上で重要な要素や習得すべき能力について話がありました。その中で特に印象に残ったメッセージが2つあります。

-重要なことは「考える力」。
メディヴァが常に変革を追い求め、新たな価値を生み出し続ける組織であり続けるために、必要な根源的能力である。

-「価値のある変革者」であれ。
既存の枠組みにとらわれず、常に新しい視点を持って課題を発見し、主体的に解決に向けて行動することで、社会や顧客にとって真に価値のある変革を起こせる人になることを目指してほしい。

改めてメディヴァのダイナミックかつ挑戦的な姿勢が強く伝わってくるお話でした。同時に企業が存在する意義・求められる価値を再認識したことで、今回の研修からより学びを得たいと背筋が一段と伸びた瞬間でもありました。

◎自己紹介タイム
研修は、事前に作成したスライドを用いた新人全員の自己紹介からスタート。お題はメディヴァに入った動機、今の自分を構築している原体験、メディヴァを通じて「実現したいこと」など。普段はあまり接点のない、異なる事業部の方々がほとんどの中、それぞれの業務内容や仕事へのモチベーションを知る良い機会となり、非常に刺激を受けました。

またそれぞれが前職で様々な業界や職種を経験されており、多様なバックグラウンドを持つ社員がいることもメディヴァの大きな強みであり、色々な知恵と考えが集まるからこそ、新しいものを新しいやり方で創れる革新性が生まれると感じました。

続いて取締役を務める白根、岩崎、小松の役員3名の話をご紹介いたします。

◎「無人島に街を創る」挑戦 ~イークの立ち上げ~
まず白根より、運営支援を行っている医療法人社団プラタナスにおける、健診クリニック「イーク」事業の立ち上げについて話がありました。乳がん専門病院のサテライトクリニックを再生する事業としてスタートしたイークは、当時目新しい「女性による女性のための健診センタ-」を作ろうというコンセプトのもと、始まりました。

イークはまさにメディヴァのミッションである「無人島に街を創る」を体現した事例ですが、その道のりは平坦ではありませんでした。立ち上げ当初は変化を好まないスタッフが次々に退職するなど、想像を絶する困難に直面したそうです。
https://mediva.co.jp/recruit/blog/history/11300/ https://mediva.co.jp/recruit/blog/history/11475/

様々な困難を乗り越え、得た教訓としてまず語られたのは明確なゴール設定の必要性でした。
目指す姿を設定し、そこに至るまでの道のりを描く際は、理想と現状のギャップから「やるべきこと」を洗い出すだけでなく、常に「もっと上手くやる方法」を考え、実行・検証を繰り返す。
【ゴール設定 → 道のり(工夫) → 実行 → 検証】というプロセスを徹底することが重要だと強調されました。このプロセスを繰り返し、ゴールまでやり抜くことで初めて具体的な成果が生まれるとのことです。

加えて大切なのは、困難な状況だからこそ追求すべきコンセプトや理想のビジョンを明確に伝え続けること。結果として運営方針や価値観の相違から離れたメンバーは一部いたものの、最終的にはミッションに共感する仲間が集結し、前進を遂げました。

常にゴールを見据えて「やるべきこと」を最後までやり抜くこと、そしてチームや相手のビジョンを理解するために、互いに意見をきちんと伝え合うことの重要性を再認識させられた場面でした。

最後にイークの成功例をもとに白根から伝えらえたのは「人がつくった仕事を自分が作り出す仕事に変えること」でした。それは「自身の仕事に対して徹底的なオーナーシップを持つこと」に他ならないという言葉がとても印象に残りました。業務の種類や規模に関わらず、これはメディヴァで働く全社員に共通する事項でもあります。私自身、日々の業務でこの点を意識し行動できているか、改めて省みる必要性を感じました。

◎メディヴァが求める「変革者」像
続けて岩崎より「メディヴァが求める人物像」が語られました。メディヴァが求める人物像は「何かを実現出来る人」であり、言い換えればそれは「自らビジョンを描き、組織と共にゴールまで導ける人」に該当します。

ゴールに到達するために必要な要素として、岩崎がまず語ったのは「目的に向かう姿勢」です。
実現可能かは分からなくても、何事もゴールを目指し、計画実行しなければ絶対に成功することはありません。加えてその可能性を上げるためには「効果的なアプローチができる能力」も不可欠です。

効果的なアプローチをするにはどうすればよいのか。。。小松が続けて語った「医療界の抱える社会的課題」の話の中に、考える上でのヒントがありました。

小松からは医療分野における様々な課題が語られました。率直に言って、勉強になるという印象を受けつつ、特に考えさせられたのは「常に社会情勢にアンテナを張り、情報を的確にキャッチアップすること」の重要性です。

例えば「医療需要」と聞いた際、高齢化や医療従事者不足など表面的な知識しかなかった当時の私は、あたかもほとんどの医療分野で需要が増えていくような認識をしていました。しかし実態としては、入院病棟の需要は今後増加が見込まれる一方、外来患者数は既にピークに達しており、今後は減少傾向にあると認識するのが適切です。

せっかく得た情報も、理解したつもりで満足し、誤った認識や不十分な理解のままでは活用ができず、真の価値提供には至りません。物事を細分化し、そこにある事実や背景を紐解いていくことで現状把握と未来予測が初めて可能になり、独自の課題解決に繋がっていきます。

今回恥ずかしながら自身の知識不足や誤解の多さにも気付かされました。理解したつもりになっていても、その理由が分かっていなかったことも多くあり、抽象的な概念のみで知ったつもりにならず、物事の本質を理解した上で自身の行動に活かし、知識を還元していきたいと思います。

◎メディヴァを知ろう〈グループワーク〉
グループワーク「メディヴァを知ろう」では、参加者が5~6人のグループに分かれ、「メディヴァらしさ」というテーマで議論を深めました。各グループがメディヴァの事業内容とカルチャーの両面からその強みと弱みを洗い出し、最終的に発表するという形式です。

私のグループには、コンサルティング事業部から医療機関、企業行政、DX担当の3名、シーズワンから1名、採用から1名の計5名が参加。ほとんどのメンバーが初対面だったため、開始直後はやや緊張した雰囲気があり、会話の糸口を見つけるのに苦労する場面も。しかし時間が経つにつれて徐々に打ち解け合い、和やかな雰囲気の中で活発な意見交換が行われるようになりました。それぞれが自身の所属する事業部やチームにおける日々の業務経験を踏まえ、メディヴァという組織が持つ特徴について、様々な視点から意見を出し合いました。

全体を通してどのチームも議論が非常に活発で、与えられた時間いっぱいまで熱心に意見交換を実施。多くのグループから共通して挙げられた意見としては、まずメディヴァには各部門で専門性の高い、多様な知見を持った人材が豊富に在籍しているため、クライアントや社会が抱える様々な課題に対して、多角的な視点から柔軟な解決策を提供できるという点が、強みとして認識されていました。またその一方で部署間のコラボレーションや情報共有がさらに円滑に進むことで、より大きなシナジー効果が期待できるという意見も多く聞かれました。

最後に研修全体の総括として、参加者全員が自身のビジョンを発表。改めて各々のキャラクターに多様性を感じつつ、それぞれの業務への熱意には頼もしさが感じられました。この多様性とそれを活かせる環境、挑戦を歓迎する風土がメディヴァにはあります。今後もメディヴァという会社をより知ってもらい、その魅力を伝えられるような採用活動をしていきたいという思いを、私自身のビジョンとして述べさせていただきました。

◎懇親会
研修終了後は近隣の店舗へ移動して立食形式の懇親会が開催され、参加者それぞれが交流を深めました。美味しい料理とお酒をいただきながら、普段なかなか顔を合わせる機会のない方、オンラインでしか話したことのなかった方々にも直接ご挨拶をすることができました。

また役員と直接お話しする貴重な機会も得られ、緊張はしたものの、この研修が自身の成長への良い契機になったと感じています。研修で得た学びと交流を通じて築けた繋がりを、今後の業務に活かしていきたいです。