チャレンジしなければ社会実装はできない。社内横断プロジェクトを成功させた事例。

Profile

2013年入社。エンタプライズ製品を売るIT企業で営業やコンサルタントとして約6年従事。自身の子供の誕生をきっかけに教育や医療に興味を持つようになり、メディヴァへ転職。 現在、在宅医療を提供するクリニックの事務長をしながら、IT×医療や医療業界のDX推進のPJを兼務。医療者が働きやすい環境、患者が安心して地域で暮らせる環境づくりなど、社会にあって欲しいを社会実装していく事をテーマに活動中。

▼こんなことが知りたい方へ💡

-全社で取り組み、ゼロからイチを生み出した「無人島に街をつくる」の実例について。

-目標設定し行動する「自走力」を加速させる要素について。

-医療やコンサルタントの経験がないとできない仕事なのか?

メディヴァに入社を決めた理由は、個が自律している印象があり、能動的に色々とチャレンジできそうだと思ったから。

前職でベンチャー企業が大企業になるところをみてましたので、新しいものが育っていくところや自分で創っていく過程に興味がありました。だから、転職先も医療・教育のベンチャーやハンズオン型コンサル、今で言うSDGsな的な活動をしているコンサルを視野に入れて探していました。その中でも、もしも医療コンサルとして仕事をするなら、地域医療の発展から地域の安心や活性化に繫がるような事が出来れば、、と考えていました。医療は、地域コミュニティのインフラとして必要なものであるにもかかわらず、実際には不十分に感じる部分が多くあり、変革させることで多くの人にとって有益なサービス創出の可能性がたくさんあるのではないか、と感じたからです。
面接では、そんな自分の壮大な思いを含めて2時間くらい話した記憶があります。あったかい会社だなぁと感じていました。また、面接で話をした皆さんの印象から個が自立している印象があり、能動的に色々とチャレンジできそうだと思いました。もともと冷静な性格でもあり、考え抜いての決断でしたのでメディヴァへの入職に対して迷いはなかったのではないかと思います。

奮闘した新型コロナ感染症(covid-19)ワクチン職域接種プロジェクト!

入職後は医療機関の運営や新規事業の立ち上げ、医療DXなど様々なプロジェクトに関わってきました。その中でも、自分の中で特に印象深いのが「新型コロナウイルス(Covid-19)ワクチン職域接種プロジェクト」です。2020年以降の人類はこれまで経験したことにないとても大きな困難と向き合うことになりました。企業も医療機関も家庭内でも、やめること、続けること、新しく始めることを立ち止まらずに走り続けながら考えることを常に求められてきました。
2021年6月中旬、職域接種が企業の取り組みとしてオープンになりましたが、どの企業も自社内でワクチン接種の医療体制をどう構築してよいかわからない状態でした

メディヴァは、コンサルで関わる医療機関の中で、例えば11月頃にインフルエンザ専用ワクチンのラインを作って業務効率とワクチン接種者が冬場の感染リスクを防ぐような取り組みを実施してきたこともあり、職域接種の医療体制の構築に答えるべく、運用設計の構築を進めました。
オリンピックやコロナで医療者不足が叫ばれている中で医療者のアサインが出来るかどうかは不確かな状態でのスタートとなりましたが、社内外から多くの協力を得て、無事実施に漕ぎつけました。その後もワクチンが届かないなどいくつかのハプニングもありましたが無事終了することができました。今回のプロジェクトの特徴は、これまでにないほど部門を横断し、全社で総力を挙げて取り組んだことだと思います。

誰もやった事がない事例に対して取り組む場合の対応基準の置き方や危機管理対策、また同じ志を持つ者とチームワークで取り組むことの大切さを感じられた記憶に残るプロジェクトとなりました。

接種会場は「ひとつの医療機関」。

今回のプロジェクトでは最終的に約200名の医療者にご勤務いただきました。医療者以外にも、応募から勤務当日までの案内対応、当日の勤務サポートから給与支払いまで、組織の垣根を超えて多くの社員が何らかの形で関わった大プロジェクトとなりました。
通常は稼働まで6ヶ月はかかると言われている新しい医療機関(接種会場)を1ヶ月後に機能させ、医療者の立場に立ち、業務を日々改善しながら安定した運営が続けられたことは、医療現場に近い所で支援を行ってきたメディヴァだから成しえたことであったと感じています。まさに『無人島に街を創る』プロジェクトでした。

企画構想力、実行力、粘り強さ、交渉力が身についたと感じています。

メディヴァに入りよかったと思っていることは、支援先の医療の現場の中で患者家族の声を直接聞けたり、医療業界で先進的な取り組みをしている医療機関や医療者と話が出来たり、医療業界で変革を起こしたいと、トライしている先進的な企業との接点が持てることです。
マネジメントでは企画構想力、実行力、粘り強さ、交渉力のスキルを使って、現場の中から変革を実行し改革できている実感と、高い目線から医療業界全体への影響力あるプラン検討が進められていることに、やりがいを感じています。また、人に対する関わり方においては、とことんその人自身がどうしたら成長していけるのかを考えるようになりました。結果として人に対して優しくなった気がしますね。

自身の目標は、医療業界におけるプラットフォーマーになること。なにかずっと創り続けていると思います。 

変革していきたい、未来を自分で創りたいと思っている人と一緒に働きたいですね。
医療の経験がなくても「医療業界を変える」という強い想いを持っているかどうかがとても重要です。分からない事だらけですが、新鮮な目で見る事が出来ますし、それが強みであったり、解決の糸口になる場面もたくさんあります。

(2022年9月掲載)

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