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2024/12/26/木

コラム

メディヴァが再応募を受け入れる理由

メディヴァは一度応募いただいてご縁がなかった方の再応募を受け付けています。
再応募を受け付けない会社も多いと聞きますが、私たちはこれまで実際に受付けてきて、再応募から入社に至った人もいます。

その理由を説明したいと思いますが、そのためにまずは採否がどのように決まるのかを考えることが必要です。採否は単純な評価で決まるのではなく、以下のような複数の要因の兼ね合いで決まります。

【候補者側の要因】(A)
(1)能力、適性面
(2)経験値、経験内容
(3)今後の成長ポテンシャル
(4)キャリア観、やりたい仕事

【メディヴァ側の要因】(B)
(1)事業の人材ニーズ(即戦力←→将来ポテンシャル、経験値、経験内容など)
(2)組織内のメンバーとの兼ね合い

これらを合わせてみた時のマッチングによって個々の採否が決まります。例えば、
 ー現状では、うまく社内のニーズに合わない(部署ごと、MGごとに判断する)
 ー仕事やキャリアについての考え方が現状ではメディヴァでうまく立ち上がれないと予想
 ー実力的にまだ足りない。
といったものですが、それはあくまでも「その時点の」マッチングということであり、これらの要因はどれも将来にわたって見れば変わっていくものだと思います。

どの要因が変わりやすいか?完全な根拠はないものの、私のイメージで変わりやすい順に並べてみると以下のようになります。

(A)については、2  > 1  > 4 > 3
(B)については、1 > 2

(A)-2(経験値、経験内容)については、「経験値を積むとしても、どれくらいまで積み重ねれば良いのか?」と戸惑われる方もおられるかもしれませんので、少し補足したいと思います。

一般にキャリア採用の市場では経験者や即戦力が重視されるように思いますが、私たちは必ずしもそうではありません。能力、適性面やキャリア観のマッチングの方が重要なことの方が多い状況です。応募者の方の経験値、経験内容を軸として見させていただく場合もありますが、それはかなりの年数に渡って、すぐにメディヴァで役立つ経験をされている方です。

多くの場合は、その経験を経ることでご自身の適性や、やりたいことが明確になっていることのほうが重要だと考えていますので、その基準で考えていただくのが良いと思います。これは年数で測れるものではないですが、おそらく数ヶ月では足りず、年単位の期間だろうと考えています。

(A)の3と4の順番は少し迷いました。ポテンシャルというのは将来に向けて秘めている伸び代ということですから、そこが将来に向けて簡単に変わるというのは定義と矛盾する部分もありますので、一番変わりにくいものとしました。しかし、定義通りのポテンシャルを見抜くことは難しいですから、見抜けなかったポテンシャルが現実化して目に見えた時に、その人を見る目が大きく変わる、ということはよくあります。

ですから、A-3を「その時に推測したポテンシャル」ということであれば、A-3とA-4はもしかしたら逆転するかもしれません。

ともあれ、マッチングの個々の要因が変わるということは、ある時点でご縁がないという結論になった場合でも、その後に応募者の方が新たな経験をされたことでキャリア観ややりたい仕事が変わったり、努力を重ねられて実力を伸ばされたりするとまた結論が変わってくる可能性が出てきます。

私たちの側でも新しい事業が立ち上がったり、事業の発展フェーズが変わったりすることでニーズが変化することもあり、その場合もまた結論が変わってくる可能性があります。もちろん、すべての場合にそうである訳ではないものの、その可能性はおそらく一般に思われているよりは高いのではないかと思っています。

また、どの要因が理由でご縁がなかったのかによっても再応募の事情(必要な時間、必要な経験内容など)は変わってくると思われます。一つ一つの選考で詳細に理由をお伝えするのは難しいと思うものの、将来またご縁があり得ると思う場合はできる限りお伝えするようにしています。

もしそうでなくても、何か成長のヒントになることをお伝えしたり、キャリア観を明確にできるお手伝いを心懸けています。私たち側の事業の発展フェーズの見通しをお伝えすることもあります。もし面接の中で確かめたいことがあればご質問いただいても良いと思っています。

いずれにしても、メディヴァは再応募に対してオープンであるということと、その理由をご理解いただければ幸いです。(岩崎克治)