2020/09/14/月

医療・ヘルスケア事業の現場から

経済産業省「サービス産業強化事業費補助金(認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業)」採択のご報告

株式会社メディヴァが取り組む『病院における環境デザイン、ケア、経営の3つの視点による「認知症対応包括プログラム」』は、2020年9月1日、経済産業省「サービス産業強化事業費補助金(認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業)」の事業採択を受けました。本補助金は2020年度から2022年度の最長3年間での実施を前提としており、今年度の実施期間は、2020年9月から2021年3月になります。

高齢化が進展し、認知症の人が増える中、認知症の人が入院によりQOLが損なわれず、病院、スタッフもポジティブに認知症の人と向き変える仕組みづくりが求められています。このような課題に対して、株式会社メディヴァは、環境デザイン、ケア、経営の3つの視点による包括的な認知症入院患者への対応プログラムを開発、実装、検証していきます。これらを通して、入院による認知症当事者のQOLやADLなどの影響を軽減し、医療従事者の負担軽減・満足度向上や経営指標の改善を図り、経営と組織の安定化を目指します。

■サービス産業強化事業費補助金(認知症共生社会に向けた製品・サービスの効果検証事業)について
本補助金は、認知症になっても自分らしく暮らし続ける「共生」社会の実現を目指しており、認知症との共生に関する製品やサービスの開発と社会実装をすることに加えて、本人や家族へのQOLの向上といった社会的な効果や介護費への影響や認知症の人の社会参画の強化などによる経済的効果を分析・評価する取り組みを対象にしたものになります。

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