Profile
大学卒業後、理学療法士として病院、介護施設、教育機関で勤務。その後、2025年メディヴァに入社。 豊富な現場経験を活かし、コンサルタントとして伴走型の支援を提供している。
こんなことが知りたい方へ💡
-専門職ならではの悩みとその乗り越え方
– コンサルタントとしての現場経験の活かし方
– 自身の学びがより良い支援に直結する環境
私のキャリアは理学療法士としてスタートし、大学病院勤務時には、様々な分野のリハビリを経験してきました。特に呼吸器や心臓疾患を持つ方のリハビリに注力し、研究活動にも精力的に取り組む日々を過ごしていました。新しい治療法や知見に触れられる環境は刺激的で、専門職ならではのやりがいに満足感も大きかったと感じています。
しかし、働き甲斐を感じる一方で、頭の片隅にあったのは、専門職としてのキャリアに関する将来への不安でした。
「このまま理学療法士として定年まで働き続けることができるのだろうか?」という疑問は常に付きまとい、そんな不安感から、病院以外でも理学療法士が活躍できる可能性を模索し始め、約10年勤めた大学病院を退職し、新たな活躍の場を求めて行動することを決意しました。
退職後は自分の求める活躍の形を目指して、ひとつの組織に所属するのではなく、非常勤として、複数の介護施設や肢体不自由学級の支援の仕事を掛け持ちして働きました。新しい働き方を経験したことで、大学病院ではあまり気が付かなかった二つの気づきを得ました。
一つは、自身の力に限界を感じる場面に直面しながらも、培ってきたスキルを現場スタッフや利用者様に還元できているという手応えを実感できたことです。
病院から介護や教育現場などにフィールドが変わっても対人援助における考え方やアプローチの本質は普遍的であると確信しました。
二つめに、多くの職種が連携し、それぞれの立場でより良い介護を目指そうとする現場の想いでした。
「病院外でも活躍できる理学療法士」を模索するために前職を退職をしましたが、その行動によって介護に取り組む仲間たちに改めてリスペクトを持つことができ、自身にとって大きな収穫になりました。
良い面を見ることができた一方で、介護現場が抱える根深い課題も浮き彫りになりました。
慢性的な人員不足、長時間労働、未整備の教育体制等、ギリギリの状態でケアを続ける現場もあり、その問題を解決すべく、職員向けの勉強会の実施やマニュアル作成など、施策をいくつか実行してみたりもしました。
スタッフの意識ひとつで解決するものもあれば、組織単位で改善しなければいけないものもあり、ここで感じた限界によって新たな選択肢が生まれました。
「新たな選択肢」とは介護施設の運営本部で働くことでした。(今思えば、運営やマネジメントへ本格的に足を踏み入れた瞬間だったと思います。)介護職員向けの研修コンテンツ作成と研修運営、社内資格制度の整備を担当し、介護スタッフの専門性向上や、介護現場での課題解決、ケアの質向上を目指しました。
介護施設を裏方として支えることに意義を感じる一方で、自分たちが作った研修が現場の働き方に活きているか?効果は出ているのか?と見えない部分が多くなったことも事実としてありました。
これまで現場で、生の声を聞いてきた私にとっては、現場との距離が離れすぎてしまい「本部と現場のギャップ」を感じましたが「もっと現場に寄り添い、実効性のある支援をしたい」という考えが強まり、医療コンサルタントという職業への関心に繋がっていきました。
コンサルタントという職種は知っていましたが、自分とは程遠い高尚なイメージがあり、あまり関係ないと思っていた折に、メディヴァからスカウトメールをが届きました。事前の下調べでメディヴァの活動や社員の声などを見ていくうちに、「やりたかったことはこれかも」と思うようになりました。
スカウトメールに背中を押され、面接を受けてみることにしました。「コンサルタント」という言葉に当初は少し気後れしましたが、対話を重ねる中でコンサルタント未経験ながらも伸びしろに期待してもらえたことや、コンサルタントとして成長をした先に現場経験を活かせる可能性を感じたことで、1歩踏み出す勇気をもつことができました。
入社して実感しているのは、理学療法士としての現場経験が何物にも代えがたい武器になるということです。支援先からヒアリングを行う時に、現場の方々の考え方や日常業務を「共通言語」で理解できることは、信頼関係を築く強固な土台となることを実感しています。改善計画を立てる際も、常に現場の風景を思い浮かべながら組み立てることで、支援先の運営だけでなく、現場スタッフにも納得感を生むことができていると感じます。
現在は、介護現場の生産性向上に加え、社会福祉法人の経営改善支援など、未経験の領域にも挑戦しています。資金調達や外部交渉の戦略など、学ぶべきことは尽きませんが、経営の視点から物事をとらえることは新鮮です。
クラインアントである法人理事長からいただいた「お陰様で順調に進んでいます、ありがとう」という言葉は、コンサルタントとしてスタートラインに立った証であり、これからも忘れることのないエピソードだと思っています。現場を理解し、それを仕組みで解決できるコンサルタントとして、これからも走り続けたいと思います。
私は20年近くリハビリや介護の現場しか知らずにコンサルタントになりました。
コンサルタントは裁量権も増える分の責任も伴いますが、現場の苦労や感覚を知る理学療法士だからこそ出せる具体的なアイデアが必ずあると思っています。不足する知識は、興味ある案件に自ら手を挙げ、学び補える環境です。視野を広げ、現場の経験をより大きな変革へ繋げたい方にはピッタリの職場だと思います。