Profile

専門学校卒業後、約7年間獣医療などの動物関連業に従事。 その後、美容クリニックの人事総務として3年間従事し、2024年メディヴァに入社。 メディヴァ採用と支援先の採用支援にも広く携わっている。

こんなことが知りたい方へ💡

ー 転職活動におけるリアルな葛藤と心境の変化
ー 入社後のギャップとそれを乗り越える過程
ー採用担当としての今後のビジョン

◎「何でも屋」としてのやりがいと葛藤

私の直近の前職は、美容クリニックの総務人事でした。
過去、獣医療に携わっていた際に、人用の医療品・薬剤を取り扱う機会も多く、その知識を活かして裏方として働いていこうと思ったことが医療業界に進むきっかけでした。

当時はコロナ禍で、マスク生活の目元を華やかにする、いわゆる「プチ整形」が流行っていて、美容医療の業界全体が大きく成長しているタイミングでした。
そのため「勝ち馬に乗りたいという野心」「急成長している企業で総務経験・医療材料の知識を活かして働く」大きく2つの理由が美容医療の分野に進むきっかけになったと記憶しています。

しかし、美容医療自体に興味がなく、どんなものかもイメージができていませんでした。
日々の業務では勤怠管理や備品管理、発注、データ集計を行い、またクリニックの新規開院の際には、内装工事の立ち合いやネットワーク環境の構築、備品搬入のスケジュール調整、備品搬入等、まさに「何でも屋」の働き方でした。
それゆえに、現場で働く医師や看護師、カウンセラーとの関わりは強く、やりがいを感じることも多くありました。自分の経験としてもクリニックの開院に携われた事は大きな学びに繋がったと思っています。

そんなある日、人事部の欠員に伴い人事業務を兼務する事になりました。
引き継ぎやノウハウがない状態での挑戦で、前向きにとらえてはいたものの「知った風に振る舞う」ことが図らずも求職者を欺いてしまっているのでは?という疑念が心の引っかかりになり、解消できないまま採用業務に窮屈さや苦手意識を感じていました。
人事や採用に携わるのであれば、ノウハウがある環境で経験値を積んでいきたいし、そもそも人事は自分に向いていないのではないか?という悩みから転職活動をスタートさせました。

◎メディヴァとの出会いと心境の変化

自身を良くも悪くも器用貧乏だと分析していて、そういった意味でも前職の「何でも屋」なポジションは気に入っていました。しかし同時に「自分には確固たるベースがないのではないか?」という不安も感じていました。
その不安から、何かしらのスペシャリストになりたいという気持ちも強く、どんな分野に絞るのか約1年ほど転職活動をしながら悩み、「隣の芝は青い」状態で、ファシリティ管理・経理担当・人事担当・食品工場の人事総務など様々な職種・業種の採用試験を受けていました。

正直に話すと、メディヴァの採用担当もそのうちのひとつで、最初から強い想いや共感を持って応募したわけではなく、漠然と「良いな」と感じて応募をしました。
ところが、メディヴァの企業研究をしている時に「社内のことを正直に発信出来たら良いな」と羨ましさを明確に感じ、メディヴァの採用担当への志望度は少しずつですが高まっていきました。
ただ、中途半端な気持ちで応募したこともあり、1次面接は思ったようには行かず「もう少し正直に発言、行動した方が良い」と当時の面接官(役員・岩崎)にアドバイスされる大惨敗に終わったと記憶しています。同時にそこから吹っ切れて、その後の面接では自分らしい回答ができたことも転機だったように思います。

色々と考えさせられる面接でしたが、無事に採用試験を突破し入社に至りました。
入社を決めた理由は、主に2つあり「この会社であれば求職者に対して自信を持っておススメできそう」
「管理部門の一部ではあるが、仕事を0から推し進める力が身につきそう」と思えたことでした。

おそらく入社以降は、酸いも甘いも経験することになるかと思いましたが、
「業務を通して会社を深く理解する」→「求職者へ情報を還元する」→「求職者に納得して入社してもらえる」→「入社して良かったと思ってもらう」
そんなサイクルの一部になれたのなら嬉しいなと思い入社を決断をしました。

◎「無人島に街を作る」はただのスローガンではなかった

入社して、まず驚いた事は「医療・介護」のすべてに関わっていこうとするウイングの広さで、過去利用していた医療系サービスにもメディヴァが関わっていたり、クリニックを運営していたり、コロナ対策の最前線を進んでいたり等々…
挙げていくとキリがありませんが、「無人島に街を作る」がただのスローガンではないことはすぐに理解できました。

このことからも、働くことがより一層楽しみになった一方で、会社についていく事ができるのか?という不安にも駆られました。実際に働いて1年半が経った今でも、会社のごく一部しか知ることができておらず、常に情報のアップデートは必要だと痛感します。

「幅広い仕事内容を採用周りでサポートできるか?」
「採用広報を常にアップデートして発信する事ができるか?」
そんな不安は今でも付き纏いますが、少し前向きになる事が出来たきっかけがありました。

入社半年でアサインされた案件がたまたま「自由診療クリニックの採用支援」で、前職の経験を活かすことができる仕事だったからです。
ラッキーではありましたが、自由診療の人材市場の動向や人材の流入経路、提供するサービス内容等の情報のアドバンテージによって、能動的にクライアントやコンサルティング事業部の方々と関わることができ、多少の自信に繋がったかもしれません。

メディヴァでの実績はないものの、積極的に案件参加を希望することで、過去の思いがけない知識・経験が活きることは、メディヴァあるあるのようです。

◎自分の経験を糧に「活きた情報」を届ける

メディヴァに入職を決めたときには、「スペシャリストは…ゼネラリストは…」と比較して色々と悩んでいましたが、最近になって大事なことはそこではないと感じ始めています。

「自分の能力を目標達成の為にどうを使って行くか?」

私の場合は、社内の固定ポジションで実力を発揮するのではなく、色々な案件やイベントに関わりながら、情報や知識を蓄えて発信して行くことに、器用貧乏を活用すれば良いと思い始めています。
そして有難いことにメディヴァには、
【医療・介護分野に対する幅広い知見・経験】【社内イベントが多い】【多様なバックボーンを持った面白い社員が多数在籍している】という環境が揃っているので、仕事やイベントで関わるだけでも学びになりますし、社外向けに発信する材料には事欠きません。
普段の業務や、全体研修・納涼会・忘年会等のイベントをたくさん経験して、求職者の方々にとって有意義な情報発信となれば嬉しいです。

私の応対や発言が、入社の決め手になるような採用担当を目指して、たとえ少しであっても、どこかで誰かの後押しができるように丁寧に採用業務に携わっていきます。
今後、いつかこの記事を読んでくださった方が選考にご参加いただけることを楽しみに日々の採用業務に取り組んでいきたいと思います。

(2025年9月掲載)

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