RECRUIT BLOG
2024/08/06/火
働く人たち
こんにちは。採用担当の大迫です。
メディヴァには30名以上の保健師がいますが、その中で数名、保健指導をメインに行っているスタッフがいます。保健指導というと、一般的には”公衆衛生の一部”として捉えられがちで、幅広い保健師業務の一つと考える方が多いと思いますが、メディヴァの健保チームでは、「長く元気に働ける人を増やし、社会を活性化させる」という理念のもと、保健指導を主要な仕事として取り組んでいます。
豊富な医療知識をもとに重症化予防指導をメインに取り組む保健師は、この分野のトップランナーを目指すメディヴァにおいて、なくてならない存在です。今回はそのうちの3名に、なぜ保健指導のスペシャリストを目指すのか、その先にどんな展望があるかなどを聞いてみました。
「病気の予防のために何ができるか?」
「保健師としてどんなキャリアを積めばよいか?」
など、迷われている方にメディヴァが考える保健指導の意義や価値を感じていただけますと幸いです。
目次
Sさん(2019年5月入社)
混合内科・透析病棟にて1年(看護師)、保健センターにて1年勤務。
趣味は美味しいものを食べること。
Oさん(2021年2月入社)
腎臓内科、免疫膠原病内科病棟の看護師として4年勤務。
趣味はお笑い番組を見ること。
Hさん(2021年4月入社)
行政、健康保険組合、障害者福祉連合会などで保健指導を約10年経験。
趣味は旅行、読書。
―現在、取り組んでいる仕事内容を教えてください。
<Sさん>
同じチームの管理栄養士とともに、特定保健指導と重症化予防指導を行っています。特定保健指導では、健康保険組合の加入者に対して、健診結果をもとに健康増進のアドバイスを行っています。また重症化予防指導では、病院で治療中の方々に食事や服薬方法などをアドバイスし、これ以上病気が悪くならないようフォローしています。他にも、受診勧奨やセミナーの企画・運営なども行っています。
<Hさん>
私は自治体での重症化予防指導をメインに行っています。医療機関との連携のしやすさを生かして、対象者様のかかりつけ医の診断を初回面談でチェックし、病状などの情報を集めています。その後は管理栄養士へ繋ぎ、運動や栄養面の支援をしてもらっています。
<Oさん>
私も管理栄養士と協力しながら、特定保健指導や重症化予防指導を行っています。中でも、受診勧奨コースの方の重症化予防指導が多いですね。数値が悪いのに受診していない、受診しているけど数値が良くならないという方々に対して、良い生活習慣のポイントなどをアドバイスしています。
―保健師のお仕事は多くある中で、なぜ「保健指導」の道に進もうと思ったのですか?
<Hさん>
疾病予防は、その人の長い人生に大きく貢献できると思ったからです。メディヴァに入る前にも行政保健師として保健指導を一部行っていましたが、糖尿病の方々から後悔の声を聞く中で、「もっと専門的に取り組んでたくさんの患者を助けたい、未病の方には予防の大切さを伝えたい」と思うようになりました。
<Sさん>
保健師のお仕事は幅広く、いろんなスキルを身につける選択肢もありますが、私は「一つの分野を極めたい!」という性格なので、保健師として何かのスペシャリストになりたいと考えていました。その中で、じっくり人と向き合いながら病気の予防をサポートできる保健指導に魅力を感じました。
<Oさん>
私はメディヴァに入るまで、保健師として何をするか漠然としていました。病気になる前のアプローチには以前から関心があったので、何となく「予防医療」とか、「産業保健」とか、さまざまなワードが頭にありました。いろいろ模索する中で、一人ひとりとコミュニケーションをとりながら健康に向き合える保健指導に興味が湧いていったように思います。
―これまでの経験や、キャリアを模索する中で「保健指導」にたどり着いたのですね。その上で、メディヴァに入ろうと思ったのはなぜですか?
<Oさん>
「患者(対象者)視点での医療変革」という理念がとても響いたことと、専門職のスタッフがチームで取り組む姿勢を感じたからです。未経験でも、質の高い保健指導に取り組めると思いました。
<Sさん>
私も「患者視点」にとても共感しました。大切にしたいと思っていたことですし、コンサルタントや管理栄養士などの他職種と連携しやすいことも魅力でした。保健指導に専門的に取り組めることも、まさに望んでいた環境でしたね。
<Hさん>
メディヴァに入る前は岡山に住んでいたのですが、そこでは保健指導のお仕事が全然見つかりませんでした・・。探す範囲を東京まで広げ、いくつかヒットした事業会社の一つがメディヴァでした。面接を受けたところ、取締役から
「保健指導の分野はまだまだ進化していく。あなたも成長を目指してほしい」
という話をしてもらい、会社として保健指導への想いを持っている!と強く感じました。この分野のスペシャリストを目指すならメディヴァしかないと思い、主人と相談のうえ、ひとり東京で頑張ってみようと決心しました。
―メディヴァの理念や想いに、深く共感されたのですね!転職は大きな決断だったと思いますが、どんな不安がありましたか?
<Hさん>
とても大切なことだと思いますが、やはり人間関係ですね。
<Oさん>
私は京都から上京してきたのですが、その時はコロナ禍になったばかりだったので、なかなかチームの人の雰囲気が分からず、不安はありましたね。
<Sさん>
私は、保健指導ができるようになるまでのサポート体制も気になりました。
―やはり人間関係や職場の雰囲気、サポート体制は気になるところですよね。
<Hさん>
はい。でも入ってみたら皆さんとても優しくて。それまでは「自分で全部やらなきゃ」という思いがありましたが、メンバーは困り事を一緒に考えてくれるので、”ひとりでやっている”感がないんです。なんて恵まれた環境なんだろうと驚きました。
<Sさん>
仲間との繋がりが強いので新しい視点やヒントをもらえますし、何でも話し合えることが理想的な保健指導を生み出しているように思います。私が入職したころはもっと保健師メンバーが少なかったですが、コンサルタントや管理栄養士、事務スタッフのメンバーも温かく迎えてくれ、たくさんサポートしてくれました。
<Oさん>
ひとりで上京するのは心細かったですが、他にも地方出身のメンバーがいて、気持ちを分かってくれてとても嬉しかったです。仲間を大切にする風土があるんだと感じました。
―保健指導の話に戻りますが、実際に働いてみて、メディヴァの保健指導はどんな特徴があると思いますか?
<Sさん>
何といっても、「寄り添い型」の支援ですね。対象者様に安心感を持っていただけるよう、ひとりのスタッフが継続的にフォローするので、他社よりも質が高いと思います。管理栄養士とは大きく役割を分けず、職種の壁を超えてフラットに取り組んでいることも特徴です。
<Hさん>
研修の手厚さも、特徴の一つですね。言葉づかいや時間配分のしかた、必ずアセスメントする項目の確認など実践的なスキルを身につけられます。それまで自己流だった保健指導を、一から学び直すことができました。余談ですが、多くの保健師学校は保健指導を詳しく教えていないので、メディヴァのような研修カリキュラムが取り入れられていけば、この分野はもっと発展していくのではないでしょうか。
<Oさん>
対象者様にとって「寄り添い型」の支援は、より良い生活習慣の続けやすさにも繋がっていると思います。だからこそ、支援完遂率も97.5%を誇っているのではないでしょうか。研修の一つのロールプレイではいろんなケースを体験しましたが、中には保健指導に前向きでない方の例もたくさんありました。実際にそのような方々とお話することもあるので、学んだことが大きく生きていると感じますね。どんな方にもしっかりと価値を出せるのはすごいことだと思います。
―すべての方に価値を提供する、と簡単に言っても、実際はかなり難しいことですよね?
<Sさん>
はい。一人ひとりに合わせた支援は、やはり難しさを感じます。それぞれに考えや生活背景が異なるので、コミュニケーション一つとっても同じ手法を用いることはできないのです。
<Hさん>
本当にその通りですね。このお仕事は自分の課題をハッキリ突きつけられるので、プレッシャーを感じることは多いです。対象者様に効果が出ていない時は、特にそうです。
<Oさん>
提案する内容は対象者様によって違いますし、説明のしかた次第で伝わり方が変わったりもします。行動変容に繋げる難しさは、この仕事をやってみないとわからないと思います。
―そんな難しさに直面したとき、心がけていることは何ですか?
<Sさん>
熱意を持って、一人ひとりとしっかり向き合うことです。健康になってほしいという想いが伝わると、生活改善を意識してもらえるようになります。うまくいかない時は、先輩やチームメンバーに積極的にアドバイスをもらうようにもしています。対象者様の生活習慣が変わって、数値が良くなった時はとてもやりがいを感じますね。
<Hさん>
私は、いま自分にできていないこと、足りていないものを整理するようにしています。課題が見えてきますし、仲間との情報交換の中で解決策がわかったりもするので、「今度はこうしてみよう!」とポジティブに考えられます。でも何よりも、”対象者様の人生に寄り添う”ということを意識するのはとても大切だと思います。
<Oさん>
健康の意識づけに繋がるように、「どうすれば行動を変えていただけるか?」と深堀りして考えることも大切だと思います。多くの対象者様を支援する中で、終了後のアンケートで感謝の言葉をいただけたり、過去に支援した方から「健康を意識するようになって、いまでは数値が良くなっている」と連絡いただけたりするようになったので、嬉しさとともに達成感もとても大きいです。
―皆さんの熱意と前向きな姿勢を感じます!その心がけは、何かこれまでの経験が影響しているのでしょうか?
<Oさん>
もしかすると、病院時代での経験が今に繋がっているのかもしれませんね。当時は腎臓内科にいましたが、腎臓機能が大きく低下した方、透析治療中の方がとても多く、皆さんそれまでの生活習慣をとても後悔されていました。健康の大切さを知っていただく重要性を、身をもって感じていました。
<Hさん>
過去の経験が、その後の心がけとなることはありますよね。私は前の職場で保健指導に取り組む中で、地域環境ゆえの健康課題を感じていました。例えば東北や北陸などの降雪地域ではなかなか屋外で運動しにくく、食事の塩分も高くなってしまいがちで、病気になってしまう方が多い傾向にあります。「健康は地域が支える」という考えを持って対象者様に寄り添うようになり、メディヴァに入ってからもそれを大切にしながら働いています。
<Sさん>
私たちは自治体との関わりが多いので、「健康は地域が支える」はまさに大切にすべき考え方ですね。ご家族や近隣住民など、「人」との関係も含めた地域特性を知ることで、一人ひとりに合ったサポートが実現します。これは、私たちが保健指導をするうえで大きな強みになります。
―キャリアアップに向けて取り組んでいること、取り組んでいきたいことを教えて下さい。
<Oさん>
腎臓病療養指導士を取得したので、それを生かしてもっと保健指導の質を高めたいです。他にもいろんな資格を持ったメンバーがたくさんいるので、一緒にスキルアップしていけたら嬉しいですね。メンバーとのコミュニケーションもより大切にしてチームをレベルアップさせ、クライアントに誇れる体制を整えていきたいです。
<Sさん>
私も腎臓病療養指導士の資格を取得したので、腎臓病やその予備軍など、多くの方にアドバイスできるようになりたいです。このお仕事ではいろんな対象者様とお会いするので、学ぶことはたくさんあります。自身の勉強やカンファレンスの中でもさまざまな発見があり、質の高い支援に生かせていると感じるので、これからも勉強し続けたいです。
<Hさん>
どの分野でも知識とスキルをつけていくことは自信に繋がりますし、人からの信頼も厚くなりますよね。私はいま、循環器病予防療養指導士の資格を取ろうと思っています。もっとキャリアアップして、「寄り添い型」の支援を世の中に広めていきたいですね。ちなみにメディヴァでは、保健師と管理栄養士が一緒に勉強して資格を取るケースがよくあります。私が学生のころはひとりで黙々と勉強していたものですが、こうやって仲間とともにキャリアを創り上げていけるのは素晴らしい環境だと思います。
―皆さんのキャリアアップへの意欲と、成長を高め合う姿勢を強く感じました。最後に、応募を検討している方へのメッセージをお願いします!
<Sさん>
私は「人に健康になってほしい」という想いを、メディヴァでより大切にできていると感じています。保健師が保健指導を専門に行う働き方はまだまだ認知されていないですが、世の中の重症化予防のニーズはさらに増えており、どんどん奥が深くなっています。保健師として大きな力を発揮できますし、一つのことを極めるのは大きなやりがいにも繋がります。私がこの分野のスペシャリストを目指す理由は、まさにそれです。保健指導のプロとして人々の健康を支えたい方は、ぜひメディヴァの門戸を叩いてほしいです!
<Hさん>
Sさんの言うように、この分野はもっと発展していくと思います。学校や医療機関以上のものをメディヴァで学べますし、保健指導の意義をメンバーと一緒に考えることも多いので、一流のスキルを身につけていただけると思います。健保チームの保健師はまだ数名なので、この分野を突き詰めたい方にぜひ仲間になっていただきたいです!
<Oさん>
メディヴァはお仕事でもキャリアアップでも、自分の望むことに積極的にチャレンジでき、自分でレールを敷いていける社風です。「保健師だから、これをしたい」ではなく、ひとりの人間として好奇心と柔軟性を持ち、さまざまなことに取り組みたい人にはぴったりハマる思います。私たちと楽しく働きながら、一緒に成長しましょう!
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いかがでしたでしょうか。
保健事業部健保チームでは、この分野にありがちな「指導数を稼ぐ」保健指導ではなく、スペシャリストとして質にこだわりを持ちながら、一人ひとりに寄り添った支援に取り組んでいます。管理栄養士を含め、地方から上京し入職したメンバーも多く、メディヴァの保健指導の魅力を感じてもらえているという自負があります。
保健師だからこそ価値を発揮できる保健指導に取り組み、人々の健康増進や疾病予防、そしてその先のwell-being(持続的な幸せ)に貢献しませんか?
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