RECRUIT BLOG

人事ブログ

人事ブログ

2023/10/04/水

コラム

会議とカラオケは似てる? 例えてみたら何かいいことある?

先日突然、「会議とカラオケは(良くも悪くも)似ている部分がある」と思い浮かびました。
会議参加者の様々な目的意識やふるまいが、カラオケルームのそれらにかなり例えられること、それを例えることによって分かりやすくなったり、戒めになったりすると思います。ただの駄文になる危険も見え隠れしますが、トライしてみます。

7-10人くらいのカラオケルームをイメージして、カラオケ →会議の順番で並べてみたいと思います。

【自己主張が強めの人】

1.自分の歌に酔いしれているだけの人→自説に酔いしれているだけの人
2.ジャイアンのように歌が下手なのにやたらと聞かせたがる人
→ 議題と関係ない(たまにちょっとだけ関係ある)自分の自慢話をやたらとする人
3.全体の3分の2くらい一人で歌ってみんながうんざりする人
→ やたらとしゃべるけど議論が余計に進まず会議をぶち壊す人
4.人が歌っているときに途中から入ってきて最後は自分がメインで歌ってる人
→ 人の考えに途中から乗っかり最後は自分が言い出したことにする人
5.歌っている人の後ろでやたらとタンバリンと掛け声でうるさくする人
→ 誰かの発言を「〇〇さんが言いたいのは△△ですよね?」と捻じ曲げて自説のサポートに使う人
6.自分の歌が近づくと人の歌を途中でキャンセルしてしまう人
→ 人の発言を遮って違うことを話し出す人
7.誰かが歌った歌をもう一度入れてただ単に歌う人
→ 既に出た意見に何も付加価値をつけず繰り返して言う人

【自己主張が苦手な人】

1.まったく歌わないまま会が終わる人→ 発言ゼロで会議を終わる人
2.ずっとリモコンで歌を探すけど決まらない人
→いつ発言しようかとスタンバっているけど自信がなかったりタイミングを逸したりしてるうちに議題が変わる人
3.歌いたい歌があるけど言い出せず、誰かに歌いたくない歌を歌わされる人
→ 言いたいことがあるけど言えず、他の人から無理やり同意を求められてそれしか発言できない人
4.人の歌にちょっとだけ乗っかって歌うだけで終わる人
→ 唯一の発言が「私も〇〇さんと同じです」の人

【残念な人】

1.やたら上手いけど盛り上がらない人
→ かなりいいことを言っているけど存在感がなく、結論にかなり貢献したけど印象に残らない人
2.人の歌にハモろうとして微妙にずれている人
→ 「〇〇さんの言う通り」と言っているけど、微妙に〇〇さんが言いたいことと違うポイントを言っている人
3.いい感じで歌っているけど、途中でメロディーが分からなくなってしまう人
→ いい感じで発言していたけど、途中で何を言いたいか分からなくなってしまう人
4.めちゃくちゃ緊張する人→  めちゃくちゃ緊張する人
5.若者が知らない古い歌ばかり歌うおじさん→ 若いころの武勇伝を脈絡なく滔々と話すおじさん
6.リモコンの操作が分からず立ち往生しているおじさん
→ ZOOMの操作が分からず、会議に参加できないおじさん
7.ずっとインターフォンで注文している人→ ずっと別の電話をしている人

【とてもありがたい人】

1.店に入るとすぐに人数と終電の都合などを確認して店と交渉したりして上手く取り仕切ってくれる人.
→ スタートで議題と時間配分、目指すゴールなどを設定してくれる人
2.つまらなそうにしている人にちょうどいい歌を入れてうまく場に入れるようにする人
→ よい意見を持っているけど発言が苦手な人に水を向けて会議に貢献してもらえるようにする人
3.歌に自信がない人と一緒に歌って、うまくサポートしてあげる人
→ 言いたいことが上手く言えない人の発言を補足したり、替わりにポイントを上手く説明してあげたりする人
4.自ら道化になって場を盛り上げる人
→ バカげているかもしれないけど、ブレイクスルーになり得る意見を出す人
5.歌う人の配分、順番、迷っている人のサポート、自分では決められない人の歌を決めて入れてあげるなど上手く場を仕切って盛り上げる人
→ 途中ちょうどいい区切りで議論を整理したり、考えを引き出したり、議論を集約して良い結論やメンバーのやる気を導き出せる人

―――
だいたい頭に浮かぶのはこれくらいです。

私が若かった時代、会社絡みでかなりカラオケの場がありました。そこで参加者として、あるいは場を仕切る人として上手く対応できることが何となく社会人としての実力の一つと扱われていた気がします。

私にとってカラオケはどちらかというと緊張を強いられる場で、出来れば参加しなくてすめばいいなーと思うこともありましたが、思っただけで実際は随分とたくさん参加しました。こうやって考えてみると、人が集まったときに起きることや仕切り方、参加者全員が貢献できるよう、意味を感じるように、最終的に良い結果を得るためになど、仕事の練習のためになる部分もあったのかもしれません。。。。なかったかもしれません。。。単なる駄文の言い訳かもしれません。考えるのは怖いのでやめておきます。

蛇足ながら、こうやって考えてみると(手前味噌ながら)弊社の会議はずいぶんと効率が良いと思えてきました。駄文かもしれませんが、これは収穫でした。(岩崎克治)

【過去ブログ発掘シリーズ】(初出2020年5月)