2016/11/07/月

大石佳能子の「ヘルスケアの明日を語る」

No.125 (2016/11/7)

━━ 皆様 こんにちは! ━━━━
 もう冬ですね。寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。私はここ3日間、ベトナム、ハノイに行ってました。気温は23℃ほど。晴れていましたし、過ごしやすい気候でした。しかし、この温度でもハノイっ子には寒いのか、モコモコにダウンを着込んでバイクに乗っていました。
 今回の旅程は夕方、成田から出て、ハノイに深夜に着き、一泊。翌日、仕事して、晩御飯後に空港へ。午前0時の便で帰国しました。実滞在時間25時間ほど。この間、大阪に行った出張よりも短いくらいです。仕事は、在ハノイの国立バックマイ病院との基本合意書調印式。バックマイ病院は1911年に設立された歴史のある病院で、ベトナム医療界のトップ病院とのこと。今の病棟はJICAのODAで建ちました。毎日の外来患者数は5000人を越えます。今回で訪問は3回目ですが、いつ行っても、敷地内は人とバイクがあふれています。病床も足らないらしく、一つのベッドに2、3人収容することも。ベッドの下には、患者家族が寝ていることもあります。
 キャパシティ不足を補うために、2018年春に向けて新棟が竣工する予定。ベトナム政府の予算がつかずずっと棚ざらしになっていた案件だとJICAの現地事務所に聞いてましたが、私たちが半年前に訪問した頃に奇跡的に動き出し、あれよあれよという間に整備、建築が始まりました。
 基本合意の内容は、新棟に健診センターを作ること。建物、内装、人材はバックマイ病院が出し、機材とオペレーション・ノウハウ、医師・技師等の教育は私たちの役割です。
 この健診センターは、バックマイ病院も私たちも「事業」としてやります。昨日会った保健省副大臣が「ベトナムも漸く国力が付いてきたので、ODAで貰うのではなく、事業ができるようなった。その第一歩として考えたい」と仰っていましたが、バックマイ病院だけではなくベトナム全土に広がるモデルとして作っていきたいと思っています。また機会があれば、進捗をご報告させてください。
(代表取締役 大石佳能子)
┏━INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ ▼ 「リスク時の健康経営」
┃     ―災害産業保健入門セミナーのご案内―
┃ ▼ コンサルタントレポート
┃   在宅医療の現状を可視化する
┃ ―緊急往診が多い患者像に関する分析結果―
┃   企業・行政コンサルティングチーム 吉村和也
┃ ▼講演情報・執筆情報
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┃▼┃「リスク時の健康経営」
┃ ┃    ―災害産業保健入門セミナーのご案内―
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 昨今、企業を取り巻くリスクは多大なものがあり、その中で産業保健が果たす役割は拡大してます。地震等の自然災害、事業所における事故、パンデミック、不祥事等、企業は多くのリスクに晒されています。そのような災害・事故によるリスクが発生した時、企業はどう行動するべきでしょうか。
 今回のセミナーでは、産業保健の第一人者であられる産業医科大学の森晃爾教授を講師としてお招きし、福島第一原発事故、新型インフルエンザ発生、エボラ出血熱対応等の活きた事例を交えながら、企業に発生する様々なリスクに対する備えと健康経営との関係について語っていただきます。
・日時 11月15日 10:30~12:00
・場所  AP東京丸の内
    (東京都千代田区丸の内1-1-3  日本生命丸の内ガーデンタワー3階)
・講師 産業医科大学 森晃爾教授
・参加費 無料

ご好評につき、定員を拡大し申込期限を延ばしました!

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┃▼┃コンサルタントレポート
┃ ┃ 在宅医療の現状を可視化する
┃ ┃ ―緊急往診が多い患者像に関する分析結果―
┃ ┃   企業・行政コンサルティングチーム 吉村和也
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 メディヴァのスタッフ達が日々仕事を進める中で気になっていることを自由に述べていくリレー連載。今回は企業・行政コンサルティングチームの吉村和也からのレポートです。
メディヴァ コンサルタントの紹介  

在宅医療の現状を可視化する   
 ―緊急往診が多い患者像に関する分析結果―
 平成28年7月、厚生労働省が事務局を務める全国在宅医療会議が開催されました。この検討会は、日本の喫緊の課題である地域医療構想の実現と地域包括ケアシステムの構築の成否の鍵を握る在宅医療の推進方策を議論する大規模な会議です。こうした会議が開催されるということは、国も在宅医療の充実に向けて本腰を入れ始めたということだと思います。一方、在宅医療については、病院と比較して実施されてきた調査や研究はまだ少なく、その実態が十分に明らかになっていないという課題があります。メディヴァでは桜新町アーバンクリニックのデータなどを用いて在宅医療の見える化にも取り組んでいます。今回は、各地で在宅医療推進のボトルネックの1つになっている医師の確保に関する問題に対して、「緊急往診」に着目して分析した結果の一部を紹介します。
    ↓↓ 続きはこちら ↓↓
在宅医療の現状を可視化する―緊急往診が多い患者像に関する分析結果 | 株式会社メディヴァ (mediva.co.jp)

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┃▼┃講演情報・執筆情報
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◆講演情報
弊社取締役コンサルティング事業部長の小松大介が、以下のセミナーで講演します。
■日本医業経営コンサルタント新潟支部 継続研修
2016年11月19日(土)10:00-13:00 
但し、参加者は会員のみ

■SSKセミナー 
「2018年診療報酬・介護報酬ダブル改定を見据えた
      中小病院・クリニックの採るべき経営戦略
  ~ニーズの高まる在宅医療への関わり方と実践ノウハウ~」
  2016年12月19日(月) 詳細については未定

◆執筆情報
弊社取締役コンサルティング事業部長の小松大介が、以下の原稿を執筆しました。
■保険診療10月号
「病院&クリニック経営100問100答」シリーズ。
「精神科病院が生き残るための経営戦略」

■みるみる(診る×看る)2016年vol.3 (第一三共発行の情報誌)
誌上セミナー:病院経営のツボ 指標から見る病院経営
 第2回:外来患者数

弊社取締役コンサルティング事業部長の小松大介が監修を務め、シニアマネージャーの柿木哲也が執筆しました。
■病院羅針盤 10月15日号
 新シリーズ:病院の経営課題「一刀両断」
 第1回目「中小病院における予算管理」

弊社シニアマネージャーの村上典由が執筆しました。
■ばんぶう 10月号
特集:ほしい人材が集まる医師リクルート大作戦
「医師を集める戦略と戦術」

弊社マネージャーの小塚正一が執筆しました。
■病院10月号
Data Maniaシリーズ22回目 
「受療率・要介護認定者数・認知症有病率×人口」

弊社マネージャーの中島秀和が執筆しました。
■病院 11月号 
Data Maniaシリーズ23回目  
「看護関係統計資料集×患者調査」