RECRUIT BLOG

人事ブログ

人事ブログ

2021/12/24/金

日常

【緊急調査】サンタさんを何歳まで信じていましたか?(後編)

メディヴァ社員は何歳までサンタさんを信じていたか・大調査の結果報告、後編です。
前編での結果をおさらいすると、

・メディヴァ社員がサンタさんの存在を信じていた平均年齢は7.55歳
・最初から信じていなかった社員も約10%
・信じていた最高年齢は15歳!
・年代が上がるごとに信じていた年齢は下がる(20代:8.2歳→50代以上:7.0歳)
・卒サンタは「親に言われた」と「偶然に発見した」で約半分(46%)!

後編では、卒サンタの実態を紹介していきます。サンタさんをめぐるエピソードも同時に回答してもらったので、それらも交えて紹介していきます。

卒サンタ・パターン第一位【親から言われた】15名

サンタさんを信じさせるのも親、そこから卒業させるのも親、ということでしょうか。
内容を見ると、子供の年齢の区切りを親が意識したようなものが多く、親御さんの判断の様子がうかがわれます。年齢ごとに分類して紹介します。

・就学前、または小学校入学直後

物心がつく頃に両親からサンタさんはいないとはっきり伝えられた。サンタさんは存在しないが、サンタさんを信じている子どもたちの夢を壊してはいけないため、友達に口外しないと両親と約束させられた(3歳)
うちには煙突がないからサンタさんから直接プレゼントは来ないよ。と言われ、プレゼントは親に買って貰うものと認識しました。(5歳)
当時6歳の自分に父がネタバラシしてきて幻滅したのを覚えています。(5歳)
ハッキリとした記憶があるわけではないのですが、親と一緒にプレゼントを購入しに行っていたことと、友人との会話からサンタさんは絵本の中の人物なんだと認識していったのだと思います。(5歳)
自然と「プレゼントを一緒に買いに行く」ことになっていて、サンタさん存在説は自然消滅していた。(5歳)
幼稚園くらいに、両親と一緒にクリスマスプレゼントを買いにいったとき(5歳)
親から何が欲しいと聞かれた時に知りました。(6歳)
サンタさんに何頼もうかな~と言っていたら母が突然「まだ信じてたの?伯母さんよ」と言いました。伯母(母の姉)に申し訳ないと思ってのカミングアウトだったようですが、言い方…。(7歳)


・小学校低学年

10歳になったら急にお金をくれて欲しいもの買ってこいのスタンスに変わった。父におもちゃ屋に連れて行ってもらった際に弟の分を買っていたので真実を知った。
親に聞きました。お兄ちゃんの分はないと。(10歳)
「今年からサンタは来ません。」と宣言された。(10歳)
小4の時、両親から「サンタさん不景気だから今年から来ないって」と言われました(;-:) (10歳)

・中学入学時

同級生で「サンタなんていない」と言う子がいる中、「みんなそう言うけど、もしかしたらいるかもしれない」と希望を持って中学生まで信じていました。中一の冬に、母から「中学生になったから、今年からはサンタさんからのプレゼントなしね。弟はまだ信じてると思うから、サンタさんいないなんて言っちゃだめだよ。」と告げられて知りました。(12歳)
確か中学1年生のクリスマス前に、親から聞いたような気がします。それまでは周囲からの情報でうっすらとした疑問を持ちつつも信じていました。(12歳)

不思議なことに、このパターンは11歳まで信じていた人には見られませんでした。高学年まで来たらいっそ小学校卒業まで信じてもらおう、と親が思うのでしょうか?チェックしてみると、11歳まで信じていたという人は全部で8人いて、うち7名は卒サンタパターンを回答してくれており、内訳は、
・偶然に発見:4人
・状況から察した:1人
・友人から聞いた:1人
・親に自分から問い詰めた:1人

となっておりました。

小学校高学年になると、知恵もついてきて、夜ふかしも出来るようになったり子供も成長しますので、発見されるリスクが高まることが見て取れたように思います。

また、

うちの子ども達は、去年までサンタを信じているふりをしてくれてました。最近、子どもが欲しいものがあった時に、パパがサンタに前借りするかと言い、前借り⁉︎っとバレてしまいました。子どもからは、「あー良かった。知らないふりしないと貰えないと思って言えなかった」と。12歳まで付き合ってくれてありがとう!引き際も難しいですね。笑っちゃいました。
弟、妹が信じている期間は、自分も信じていたふりをしていた。(信じていないことがバレるとプレゼントが消えると思っていたため。というか、本当に無くなった。)

こういったエピソードのように、「信じているふり」がかなり存在することも伺えますので、小学校高学年はなかなか一筋縄ではいきません(笑)

第二位【偶然に発見した】11名

偶然に発見したパターンは、大きく3つに分かれます。
1.プレゼントが隠されているのを発見した
2.プレゼントに付随するものを発見して察した
3.プレゼントを置く場面に遭遇した

まずは1の紹介からです。

クリスマスイブにクローゼットの中にプレゼントが隠してあるのを発見してしまいました。
家の納戸(昔の家なので)に、おもちゃが隠されているのを発見してしまった。
車のトランクでプレゼントを見つけた。。。
押入れを開けたときにプレゼントを見つけてしまった。枕元にプレゼントが届いた時に気配で起きてしまった。
クリスマス間際に、ラッピングされたプレゼントを押入れで発見して怪しく思い、母に問い詰めたところ、今までのからくりを暴露されました。以前サンタに貰った直筆手紙(青いインクで筆記体、外国にしかなさそうな便せんに書かれていたので信じ込んでいました)は英文科卒の母直筆であること、父と兄が揃って「さっきサンタが見えた!ベランダ見てみ!」、母「ほんと?見えなかったけど」と言うので、私が急いでベランダに出ると足跡とプレゼントが置いてあるというお決まりの受け取り方は、毎年アレンジを加えながら、家族の協力プレーで行われていたと教えられ、大変なショックを受けました。大泣きしても涙がおさまらず、いい加減に泣き止みなさいと母に逆ギレされて、終息したという、とっても切ない思い出です。


プレゼントの隠し場所には注意が必要ですね。サンタさん関連の他のエピソードで、
ーー

娘がサンタさんに自転車をお願いした年に、前日までプレゼントの自転車を隠すのが大変だったのを覚えています。みんなどうしてるんでしょう?
ーー
といった内容も寄せられました。

そして、最後のエピソードは読むほうも切ない気持ちになりますね。
別のところで、
ーー
自分が親になったのち、娘が小学校5年生の時に「サンタさんはいるのか本当のことを教えて」と目を見つめられながら聞かれました。嘘をつき通すことができず、打ち明けたところ「どうして嘘をつき通してくれなかったの」と泣かれました。親子で泣きながらサンタさんを卒業しました。
ーー
とありました。

「だますなら、だまし通したほうがいい」と言えそうですね💦
エピソードを見渡すと、怪しいと思われても、認めなければ案外信じ続けるのかなと思います。子供も出来れば信じたい気持ちがあるでしょうからね。

2は2つ回答がありました。

サンタさん宛に書いたはずの手紙が母の鏡台の引き出しに入っているのをたまたま見てしまい察しました。
プレゼントのお返しに置いておいた手作りのキーホルダーが箪笥にしまってあったのを発見して

サンタさん宛の手紙や、サンタさんへのお返しの扱いにも細心の注意が必要ですね。

3も4つ回答がありました。

プレゼントを枕元に置こうとしている父親と目があった
たまたま夜にトイレに起きた時に、母親がプレゼントと持ってきていたところに出くわしてしまった。
幼稚園年長のXmasの明け方、母がプレゼントを私の枕元に置くのを見てしまいました。でもその後数年間は“知らないふり”をしてあげました。
父が私の頬にキスしてプレゼントを枕元に置いた時のを見てしまった。5歳下の弟にばらし、弟の夢を早々にぶち破った。今でもそのことを言われる…。

せっかく当日までプレゼントを隠し通しても、置くときに気を抜いたらこういう事態が起ってしまいます。見張り役と置く役を付けるなど、夫婦での連携プレーが有効かもしれません。

第三位【友人から言われた】9名

これは説明不要ですね。多くの回答がただ「友達から」といった短いものでしたが、詳しく書いてもらったものだけ紹介します。

友人から「サンタは絶対に親だからここを探してみて!」と言われ、違うことを証明するため探してみたらその年のプレゼントが…ちなみにトイストーリーのVHSでした涙
小1のとき、友人が「あれ、パパだよね」と漏らしていたのを、聞いてしまい、ショックを受けた、それからは薄目で夜中親が枕元にプレゼントを置くのを確認していました。弟は小3まで信じてました
学校で友達が話しているのを聞いてしまいました、、、
覚えてないです。おそらく小学校高学年あたりから友達との会話でなんとなく?


番外【人生でサンタさんを信じたことがない】8名

卒サンタ紹介の途中ですが、ここで、信じたことのない人の声を紹介します。信じたことのない皆さんも「なぜ信じたことがないか」を熱く語ってくれているところをみて、サンタさんの存在感の大きさを実感しました。

幼いころから、クリスマスの時期になると、親がいつも現金をくれたので、サンタさんを信じる機会を持つことはありませんでした。私の中では、サンタさんは桃太郎や花咲じいさんと同等の認識で、絵本の中の登場人物です(笑)
親にその気がなかったので、サンタを信じたことがないです。でも、そういえば姉が枕元に靴下を置いていた記憶が微かにあります。もしかしたら自分が物心つく前に、姉にバレて廃止されたのかもしれません( 笑 ) クリスマスプレゼントは貰っていました☺
普通にプレゼントを出張のお土産で買ってもらっていた。昔過ぎて、親が子供にサンタを信じさせる工夫のない世代だった気がします。。。
そもそも中国では、”サンタさん”、”クリスマス”は90年代後半から入ってきていました。それに、家族と過ごすのではなく、ただのお友達の遊び会として捉えられています。
母親が熱心なキリシタンでしたが、物心ついた頃からサンタはいないと言われて育ちました笑(そういう宗派)うちにはサンタもおらず、クリスマスプレゼントももらった事はないです。。時折プレゼントは貰っていたので、疑問なく育ち、他人と比べるというのもなく、そんなものだと思って生きておりました笑
そもそも親からということでプレゼントされていた
プレゼントの習慣がなかった
友達からサンタさんの存在を教えてもらったが、親から存在しないと言われた


親も選択を迫られる様子が伝わってきますね。

第四位【状況から察した】8名

少し分類が難しいところですが、手紙やプレゼントの内容から推測して、サンタさんではなくて親なのでは?と察するような場合です。また、何かの事情で自然と無くなって、後から察する場合もここに分類させてもらいました。

ある年フィンランドから届いたというサンタさんからの手紙が実は日本から届いていると住所をみてわかり、母に確認したら、実はね、、、と言われ、愕然としました 笑
サンタさんへ向けて書いた手紙の返事(サンタさんからの直筆の返事)が明らかに家族の字で、日本語だった時に気づきました。笑
サンタさんからのお手紙の文字が、父の字と一緒だと気づいた。そのまま、もしかしたら・・・と思いながら、翌年になって、3歳上の姉から、ご丁寧にクリスマスの前のプレゼントの保管場所を知らされ、疑念が確信に変わった。
海外在住時に、親が日本で売っているような私が好きなおもちゃを見つけられず、「あなたと同い年の子が好きそうなものを選んで?」と言われ、私はまったく興味はないがそのお店の中でプレゼントとしては良さそうなものを選び、それが枕元にあったとき。
私の希望したZoid(タカラトミー)ではなくWord’s word”絵でひく英和大図鑑”(頼んでねぇ)を贈ってきたから。どうやらなんでもお見通しと聞いている神の関係者ではないなと感じた。でもその結果、Word’s wordは今でも好きです。このループを自分の子孫で繰り返したいと思います。
プレゼントが明らかに親のテイストだったから
ある年から朝、枕元に置かれなくなってそれとなく悟りました。
前年までは、サンタ直筆の手紙が届いていたのですがある年に届かなくなりました。父親が浮気をしていたらしくその償い?なのか3か月ぶりの再会&デパートで待ち合わせしてその年のプレゼントを貰いました。
ちなみに、「サンタクロースはほんとにいるの?」と詰め寄ったわたしに「サンタクロースっているんでしょうか?」という本を父からプレゼントされました。今でも大切にしています。

なかなか親も大変、子も大変です。。。

第五位【親に自分から問い詰めた】6名

親から告げられるのではなく、親から聞き出すパターンです。似ているけどやはり違うと思われます。「状況から察した」と同様に疑問を持って、そこから親に突撃で問い詰めるというパターンも見られます。

母に何回もサンタの存在をしつこく聞いて教えてもらいました。
母に尋ねました。
母にカマをかけました。
両親に問いただした
自分の家に煙突がなかったので、親にサンタさんはどこから入ってくるのか問い詰めたところ真実を教えてくれました。結構ショックだったのを覚えています。この反省を生かして、我が家は、クリスマスイブの夜は窓の鍵を一か所必ずあけておいて、娘には「サンタさんはここから入ってこれるんだよ」と教えてました。結果、娘は中学生になっても信じてました!
わが家は転勤族、この手の機転はまるできかない両親はその地、土地の代表的なデパートの包装紙で包んだプレゼントを枕元に置いてくれましたが、絵本のサンタクロースのシステムとどうも違うと思い、「去年は高島屋だったのにどうして今年は阪急デパートなの?」とたずねると吹き出しつつ事実を教えてくれました。幸い、翌年からも制度は継続されました。

疑問に思ったときに、聞くのではなく【自分の意思で解明した】という子もいます。性質が少し似ているので、合わせて紹介しておきます。

(サンタの謎を解明しようと)イブに寝たフリをして起きていたら親が寝室にプレゼントを置いていきました。
サンタさんは両親じゃないかと疑問に思い始めたお兄ちゃんと一緒に、クリスマス前々日頃、クリスマスプレゼントの隠し場所を探して発見した。


第六位【世間の情報や親以外の大人から】5名

なんとなくの外部情報から
大人同士の話(通っている保育園で市長がサンタ役をやっているという旨の話)を聞いたため
なんとなく知るようになった
成長とともに理解したと思います。
テレビ

いまや世の中は情報に溢れていますから、イヤでも耳に入ってくる面もありそうです。夢を持つのも大変です💦

第七位【兄弟姉妹から】は、2名しかいませんでした。これは意外でしたが、エピソードを全体的に見ると、「親から、弟妹へは言わないように口止めされた」旨のコメントが多く見られたため、案外きょうだい間ではサンタ情報は流れないのだろうと思いました。

ーーー
メディヴァ社員のサンタさん事情はいかがだったでしょうか?
答える皆さんの熱気を感じて、改めてサンタさんの偉大さを感じました。
そして、「サンタさんは実在しない」「プレゼントはサンタさんからじゃない」という前提でお話ししましたが、今回のアンケートでも、

「今でも本物のサンタさんはいます!父に幻滅して10年後、フィンランドにサンタがいる事を知りました。いつか自分の足で直接会いに行くのが夢です。」

「38歳の今でもプレゼントは心の中のサンタさん配ってくれます」
という声がありました。

100年ほど前のアメリカの新聞に掲載された「イエス、バージニア」で始まる社説も有名ですね。検索で、イエス、バージニアだけ入力すれば出てきます。

実は私は”サンタさんを信じたことがない組”なのですが、この大調査によって、サンタさんは「いる」と実感しました。そうでなければ、これだけの割合で日本中、世界中でサンタさんから、ということでプレゼントが贈られ、それを喜ぶ子供たち、恋人たちがいることが逆に説明できないように思います。どんな形で「いる」のかは分かりませんが、これほどコンセプトが浸透して人々の頭の中にあり、現実の行動にまで引き起こしていることは、「いる」ということを意味するのだと思います。

ふとした思い付きから始めた調査ですが、たくさんの人から幸せな思い出をお裾分けしてもらった感じで、とても得した気分です。読んでくれた方達もそう思ってくれたら嬉しいです。

みなさま素敵なクリスマスを!


(岩崎克治)

*サンタさんの思い出を集めた「番外編」もよろしければご覧ください。