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メディヴァの人事ブログ
私たちの日常、仕事、仲間、価値観などを
理解していただくために綴るブログです。

2020年07月02日(木)

アフターコロナへ向けて在宅勤務について考える③(アフターコロナへの予測と希望)

社員アンケートをもとに、メディヴァの在宅勤務について現状の実態とメリット、デメリット、対応策について紹介してきましたが(リンク2つ)、今回は最終回として、「今回の経験から「アフターコロナ」にどのような変化があると思う、または望みますか?」の質問に対する回答を分類して紹介しながら、私なりにも考えてみたいと思います。

【アフターコロナの予測、希望】


◎在宅勤務の定着や積極的な取り入れ(約8割が回答)

・週に2-3回程度は今後もできることを希望(約5割が回答)

・テレワークが当たり前の世の中になる(複数)

・コロナが終わっても定着を希望

・在宅勤務を積極的に活かしていく

・在宅勤務があることでより優秀な人材を採用できるチャンス

・仕事の種類によって在宅勤務を使い分けたい(自己完結できる仕事は在宅)

・集中したいときは在宅で仕事する選択肢が出来て欲しい

・病欠未満だけど出勤するには微妙な体や心の不調がある時に取り入れたい(特に女性)

・フレックスとテレワークの組み合わせ

 
実際に在宅勤務を行ってみて、ほとんどの社員が「今後も継続を望む」趣旨の回答を寄せました。在宅勤務を本格的に経験してみて、そのポジティブな側面を強く感じ取ったのだと理解しています。回答の意味するところを読むと、ほとんどの社員は完全に在宅勤務に移行するというよりは、オフィスでの仕事に加えて在宅勤務を取り入れて活用することを望んでいるようです。
仕事の仕方や価値についてのコメントも多くありました。

◎仕事の仕方について

・クライアント、面接など外部との接点はリモートが主体になる(複数)

・人数が多い、忙しくメンバーが多い会議は今後もリモートがベター(複数)

・オンラインでも仲間とのコミュニケーション確保をこれまで以上に意識する(複数)

・オンラインでも対面に負けないコミュニケーション確保ができる手段を確立

・文字でも微妙な雰囲気を伝える、ギスギスしないようなエチケットが常識化する

・コミュニケーション確保のためリモート会議の頻度を上げる

・不要不急の会議の削減や短縮

・保健指導は対面のほうが信頼関係を得やすい。ある程度は以前の比率に戻って欲しい

 

◎仕事の価値の見直し

・より仕事の中身が問われるようになる

・考える仕事以外は減っていく。定型的な仕事はアウトソーシングなど効率化

・わざわざ対面で行うことのハードルが上がる(価値をより厳密に測る必要)

・対面の価値が上がり、なんとなく会うことが減る

 
対面がオンラインに置き換わる流れはある程度避けられないと思いますが、それでは置き換えられないものの見極めと実践がとても重要で、そこを見誤らないことが重要なのだろうと、ここでも思いました。
個人の仕事を超える範囲で、会社・事業の経営方法に対しての影響を予測する声もかなり多くありました。

◎経営の仕組みの変化

・家賃や交通費の削減(複数)

・オンラインでコンサルティングや運営支援する方法の充実(複数)

・書類やカルテの完全電子化(複数)

・業務の仕組みをシステム化、電子化する必要性(複数)

・より効率よい手段でより高い価値を出してく会社への進化

・リモートの価値を活かせない会社、個人は滅びる

・オンラインでの発信を充実させる必要がある(動画での会社紹介など)

・地方への進出がリモートでやりやすくなる

・在宅勤務時の健康サポート(新サービスの可能性)

 
また、社会全体にかかわるものや、より個人の内面に関する変化についてのコメントもあります。
◎意識や生活の変化

・個人個人が運動量を確保する手段を持つ(複数)

・生活習慣病予防の重要性、意識の向上(複数)

・世の中で感染症が減る(複数)

・運動習慣の定着を希望

・健康意識の向上

・衛生意識の向上

・仲の良い家族はより仲良く、仲の悪い家族はより仲悪くなる
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【考察】
前回、今回の声を聴いて、まず感じるのは、ほとんどが在宅勤務のメリットを感じていて、今後も積極的に活用するべきだと考えていることです。

個人にとってのメリットもありますが、企業が経済的な合理性をメリットとして、そちらへ流れるのは当然のことであり、この流れは止まらないのではないかと思います。いま思い描かれる在宅勤務、リモート勤務が可能であるということは、本質的に言えば企業活動や仕事の仕方を“デジタル化”することで地理的な制約を無くしていけるということであり、世の中全体がすごい勢いでデジタル化されている状況からも必然であり、やはり止まることはないだろうと思います。

目の前でわかりやすいところ、分かりやすい合理性だけでは見えないデメリットの可能性も指摘されていますし、実際にその懸念はあります。それについては、少し長い目で見て確認しながら仕組みをレベルアップしていく必要があるだろうと思います。

回答から見える実態として、現時点ではデメリットもまだ意外とあるようです。運動不足、コミュニケーション不足、体調への悪影響、仕事の環境が整わない、といったことですが、大きな目で見れば、人間が自分の足以外の移動手段を多用しはじめ、その場にいなくても何かを見られるようになり、都会に多くの人が集まって仕事をするようになるなど、産業革命以降の仕事や生活のとても大きな変化が流れの中の一つですし、その中でこれまでも常に課題は出てきて、深刻な影響もあったし、これからもあるでしょう。課題には対処し続けるしかなく、ほとんどの課題は技術の進化と、コツコツと仕組みを作っていくことで解決されるだろうと思います。
ただ、多くの課題の中で、より本質的で大きな課題が2つあると私は思います。一つ目は、仕事の価値についての再定義です。結局人が直接会って、集まって対面で行うことの本当の価値は何なのか?その一方で、リモートでもなんでも関係なく本当に価値があるものは何なのか?さらにデジタル化の中でこそ新たに生まれる価値は何なのか?こういったことが再度整理、定義されることが必須になってくると思います。

まずは、企業の本能として、より少ない時間、より少ないコストで同じ価値を上げようという方向に動くと思うので、時間効率だけが良くなってその他のことがそのままとは考えにくく、この動きはコストダウンに向かうはずです。しかし、それが社会全体で起こったときには経済はシュリンクするでしょうし、個人の目線では仕事で価値が出せない場合は、失業につながる訳で、いずれにしても深刻です。コストダウン、ダウンサイジングだけでなく、新しい価値を見出し、創り出していかなければなりません。日本がもともと抱えていた課題ですが、それが一気に加速する可能性があり、解決が急務となりそうです。

 

もう一つの大きな課題は健康問題です。運動不足が筆頭ですが、人との直接の接点が減ることによる孤独感、仕事に純粋な価値を求められるプレッシャー、時間効率をどんどん追求していくことによるストレス増大など、健康に対する脅威は高まるのではないかと思われます。

 

長い目でみたときに、これらによって生活習慣病やメンタル疾患が増えるようでは、社会全体として大きなマイナスでしょうし、個人にとってももちろん大きな損失となります。新しい働き方、新しい価値の出し方が健康にマイナスとならないよう充分に注視して、柔軟に機敏に対処してくことが必須だろうと思います。

 

いずれにせよ、今回のことは大きな良い変化を果たすチャンスだと捉えるべきであろうと考えています。(岩崎克治)

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【自由コメント、感想】

最後に、個人からの自由コメント・感想を紹介させてください。

メリット・デメリット、予測、希望で挙げられたものとかなり内容が被っていますが、個人の感覚や雰囲気が伝わるように思いますので、編集せずにそのまま掲載したいと思います。(社内にしか通じないような部分は一部表現を変えたり割愛したりしました。)

 

◎アンケートに対してのコメント

・アンケート結果が楽しみです。きっと自分では気づけなかったことや、共感できることなどが有ると思います。

・在宅時に業務以外のことを話すことがあまり無く、いざ話せる機会があっても、なかなかうまく出来ないので、こうした機会があって良かったです。他の皆さんの意見も是非、見たいと思います。

・大きく生活・社会が変わる時なので、皆の知恵を寄せて活かす意識がこのアンケートだと思いました。

・お忙しい中、いつも魅力的な情報発信やイベントを企画して下さり、ありがとうございます!

 

◎今回の一連の動き全体についてのコメント

・数年単位の変化が、数か月で起こっている感じがします。変化を積極的に捉えて、時代の波に乗っていけると良いと思います。

・今回を機にリーダー層をはじめとしたメンバーが成長したと感じてうれしく思います。今回の非常事態がなければここまで早く在宅対応に切り替えることは無かったと思われるので、バタバタと忙しく対応が大変でしたが、乗り越える壁でもあったのである意味良かったと思います。

・コロナで働き方改革が一気に進むきっかけにもなっている。

・メディヴァは時代に合わせて在宅勤務体制やオンライン化をはじめ、対応が早いと思った。

・今回自分は仕事内容的にテレワークができていますが、それができない同僚、特に病院コンサルは毎日出勤して院内感染にも注意を払っていますので、心身両面の健康をお祈りしています。休みの日にも出勤する同僚に思いを馳せたいと思います。

・今回、Wi-Fiなどの経費を費やして従業員の安全を第一にテレワークを実施していただいていることに感謝しています。

・自粛の中でいかに仕事するか・運動するか・気分転換するか・誰かと連絡を取るか(仕事以外)、様々な場面で頭を回転させました。自粛は延長し、保育園も休園延長で気分的にはグレー一色ですが、これを乗り越えると今後楽な気がします。子供の連日の休みで仕事に行けない等、以前より対応できるかと思います。山を越えて、少し自分も成長出来ていれば、と思います。あと、個人的には社長のコメントがいつも前向きで、救われました。

 

◎在宅勤務に対してのコメント

・急な在宅勤務となりましたが通勤が無い分、家庭とのバランスがよく仕事ができています。不便なこともありますが、週に1,2回出社できているので今のところは問題なく対処できています。以前は、考える時間がなく持ち帰って行っていた資料作りなども業務内で行えるようになりました。今後も在宅勤務日が継続できるとよいと思います。

・通常大阪事務所で勤務しているので、チームメンバーと密に連絡が取れて嬉しい反面、

自分時間をキープできずにいる。

・在宅での勤務は自分に合っていると再認識した。ストレスを感じることもないし、むしろ仕事は捗っている。

・このような状況ですが、個人的には楽しく、効率よく働くことができています。自分がコントロールできる範囲のことをきちんと整えることが重要だと思っています。

・在宅勤務の方が圧倒的に働きやすく、また生産性も落ちていないと感じています。コロナの動向に関係なく、今のワークスタイルを続けていきたいと思っています。

・ご家族がいらっしゃる方々の在宅勤務は大変だと思いますので、環境によるところが大きいのではと思いました。

・仕事効率はめちゃ良い。むしろ前より働いている(働かされている)感じ。特段寂しくないが、寂しくなると、メールやlineで色々な人に繋がる。却って親しくなった人もいる。特段不便はないので、このままで全く結構。そのうちもっと遠いとこで勤務したい。ただ、なんとなくフラッと立ち寄って「元気?」が出来ないと、皆がどうしているか心配なこともある。

・在宅ワークは悪くないと思う。慣れることが怠けに繋がらないように注意していきたい。

・最初気負い過ぎて疲れた分いま反動が来ているかも知れません。連休で体調を戻します。

・在宅勤務開始時は、集中力が続かなかったり、通信環境が不良だったりと効率が落ちていましたが、今はオフィス勤務時と大差なく働けていると思います。

・在宅勤務によりパフォーマンスが下がることはなく、チーム間の交流もむしろ密になっています。

 

◎今回の経験を通して気付いたこと

・どんなことがあっても、どんな環境でも、自己管理は大切なのかなと思います。

・実際に在宅勤務をやるまでの最大の不安が恥ずかしながら「さぼってしまうのでは…」ということでしたが、ちゃんと日々真面目に普段通り仕事ができている(と思う)ので、自分の意外な一面を知ることができました。

・テレワークが思ったより、しんどいです。(精神的にまいるほどではありません。)

・在宅勤務もよいがプロジェクト開始時など、5人以上で議論をするような場では対面の方がスムーズに意見がでるように感じます。

・対面の良さ(教育、チーム感の醸成、相談受け等等)はオンラインで払拭することは困難と感じています。

・直接会ったほうが意思疎通できるような気がする。

 

◎”今後“についての具体的な話

・(経費精算の領収書の提出、契約書の扱いなど)様々なことを紙から電子に切り替えていけると良いと思います。

・現場担当は毎日出勤しており、負荷の差があると感じます。担当業務の差があるのは仕方ないという事もできますが、担当者を増員する(業務の交換)などして、極力負荷の平準化を図るなどは考えられるのではないかと考えられます。

・情報が不足気味。不安にならないためにプロジェクトメンバー間で定期的に情報共有する必要があると思う。

・これまでの自宅勤務する場合の条件をこの機に変えて欲しい。

・これまで、執務室がかなりぎゅうぎゅうで、室内を通りぬけるだけでもぶつかりそうになったり避けたりなど気を遣っていたが、コロナ終息後も一定の在宅勤務が可能となれば、そういったちょっとしたストレスも減り、実際に集まるかWEB上で問題ないか切り分けができるようになれば業務効率アップにつながるのではと考えている。

 

◎“今後”についての思い

・今回の経験を糧にメディヴァが先駆的な企業の模範例として世に周知したい。

・これを機に働きかたを変えていけたらと思います。

・コロナが早く終わって、みんなに会いたい、出張にも行きたい

・コロナが収束し外食を楽しんだり、川沿いをサイクリングしたり、1日も早くしたいです

・今回の経験を通して今後問題点などが見えてくると思う

・在宅勤務の良い面、悪い面を実感することができた。良い面は今後につなげてほしい。

・我が家に関していえば、朝の子供達の準備の遅さや毎日の忙しさで、子供が生まれてからの平日は殺伐としていたため、今は穏やかになっており精神的には良い。ただ、家庭保育をしながら業務を遂行することに関しては、長くは難しいと感じているし、気が重い。

・出社と併用することで、より効率を重視し生産性があがると考えられますので、緊急事態宣言明けにも、積極的に働き方の改革に向けて取り組んでいけたらと思います。

・コロナが落ち着いたときに働き方が完全に元に戻らないよう、よい方向で進めたいです。チームとしても、アフターコロナ、Withコロナで望ましい未来像を描いた上で、健康に関わるサービスを考えていきたいと思います。

 

――以上――