RECRUIT BLOG
2024/12/16/月
働く人たち
初めまして。10月1日より採用チームへ入職いたしました、高瀬と申します。
今回僭越ながら自己紹介の場をいただいたものの、果たして何を書けばいいものか。。。
悩み苦戦しつつも自身の半生を振り返り、自問自答をしながら筆を走らせた次第でございます。恐縮ではございますが、最後までお付き合いをいただければ幸いです。
私は銀行員の父と音楽教師だった母の元に産まれました。母の影響もあり幼少期からピアノに触れる機会が多く、自然と音楽を好きになった結果、高校生の時に幼馴染と初めてバンドを組みました。
最初は好きなバンドのコピーから始め、スタジオで練習をしながら少しずつ演奏できる曲を増やしていきました。その後はライブに参加したり、お粗末なオリジナル曲を作ってみたり。。。
そんな生産性のない時間が当時色々と悩んでいた私にとっては、とても大きな救いになりました。
各々年齢は重ねましたが、バンドメンバーでもあり親友でもある幼馴染たちとは、今でも会えば当時と変わらず笑い、時に真剣に話し合える、かけがえのない大切な存在です。音楽は学生時代の私に、たくさんの人と人との繋がりを与えてくれました。そして、それは大人になっても変わりません。
特に、古着屋で働く人と知り合ったことで、私自身も洋服に興味を持つようになり、音楽と同じくらい深い趣味の一つになりました。
当時の私は「若い内は今しかできないことを色々と経験したい。そして好きな分野をとことん追及し、生業にしていきたい」と考えていたこともあり、そういった方々との出会いは大きな刺激になりました。
「ゆくゆくは自分の好きな洋服を取り扱えるようなお店を開きたい。」
そう考えるようになった私は自営業を営む親族の元で働きつつ、起業のいろはを学ばせていただくことになりました。新鮮かつ面白い場面は多くありましたが、ゼロから事業を始めるのは想像以上に大変なことでした。
常に全てを自分の責任で決め、アウトプットし続けなければならないことから「好きなことを仕事にすることの難しさ」を強く実感しました。楽しいだけでなく、難しく泥臭い部分を経験できたことが、改めて自身の職業観を考える良い機会になりました。
「好きなことを100%仕事にすることは難しくても、少しでも納得のできる選択をしたい。」自身の挫折もあった上で芽生えたこの想いが発端となり、様々な人々の職業選択に関与できる採用の仕事に携わりたいと思うようになりました。
特にキャリアアドバイザーをしていた時は「一人でも多くの方に就業機会を提供したい」という想いの元、人生に新しい選択肢を与えることが自身の「介在価値」になるという信念をもって臨んでいました。この「介在価値」を追及する中、徐々に求職者との接点が希薄になり、量と質のバランスに悩んだことが「私が本当にやりたい採用業務とは何か」考えるきっかけになりました。
「数字としてだけでなく、もっと真摯に求職者と向き合いたい。」
自身の介在価値を深めつつ、採用担当としてより成長したいという思いから、メディヴァの選考を受けさせていただきました。
加えて私がメディヴァに惹かれたのは「地域医療の課題解決」に目を向けたいという思いが根底にありました。きっかけになったのは一人暮らしをしていた祖母が体調を崩し、転倒時に足を悪くしてしまったことでした。その後体調は回復したものの、車の運転ができなくなったため自力で病院に通うことが難しくなりました。
過疎化が進む中で病院や常駐の医師の数が減り、交通インフラも年々衰退していたため、生活自体にいつか限界がくるという不安はあったものの、祖母にとって長年住み慣れた環境で生涯ずっと元気に生活したいという希望が実現できなくなったのは大変辛かったと思います。
私自身「故郷が生涯にわたり、誰もが安心して暮らせる環境であってほしい」という想いは当事者としても年々強くなっています。
「誰もが受けたいときに受けたい医療サービスが受けられる環境」であれるよう、採用業務を通し課題解決のモデルケースを作っていくことが私の目標の一つでもあります。
面接では「採用担当としてどうなっていきたいか」を中心に、自身の描く成長のビジョンとメディヴァの仕事は一致しているか等、とても深い内容まで質問をいただきました。
「今までの人生の各段階でどういう考えに基づき、その選択をしたのか。」
「その結果何を実現し、何を得たのか。」
特に自身の「介在価値」という言葉を深堀していただいたことで、改めて人を理解することの難しさを実感しつつ、己を知る良い機会になりました。
「伝えたいことは上手く言えただろうか。」面接後は様々な反省のワードが頭を飛び交いましたが、それだけ自分はこの会社に入りたいと思っているんだと、自身の気持ちを再確認することができました。
その後選考が進むごとに「喜び→緊張→反省」を繰り返すことになりましたが、結果内定をいただけた際はとても嬉しかったです。何より「採用担当として成長したい、チャレンジしたい」という想いが伝わったことに一番の喜びを感じました。
事前の企業研究や志望動機をまとめることは大切であるものの、人の本音は直接の対話の中でこそ見え、飾り気のない想いが伝わるのだなと自ら体感することができました。私自身も採用担当として、求職者の真の気持ちを引き出せるような存在になりたいと思っています。
採用担当としてこれから学ばなければならないことはまだまだ多いですが、何よりも企業の顔としてフロントに立つ自覚と責任を忘れず、今後もメディヴァが求職者から好んで選ばれる会社になれるよう、真摯な対応を通しその魅力の発信に努めてまいります。
これからどうぞよろしくお願いいたします。