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人事ブログ

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2024/07/04/木

働く人たち

【レポート】合宿スタイルでコンサル女子会を開催しました

こんにちは。コンサルティング事業部DXチームの中澤です。
2024年4月5日(金)~6日(土)に、コンサルティング事業部“初”の女子会合宿を開催しました。
今回は、その開催背景と当日のお話し、事後アンケートの結果をお届けいたします。

※メディヴァは「コンサルティング事業部」と「保健事業部」の2つの事業部があります。
いずれの事業部にもコンサルタントが在籍していますが、今回のお話は
コンサルティング事業部を対象としました。その理由は、本文をご確認ください。

|コンサル女子会がしたい!

メディヴァは男女比率3:7と、女性比率の高い会社です。
しかし、コンサルティング事業部の男女比率は7:3と逆転しています。
一方で以下グラフの通り、保健事業部はとても女性比率が高い部署です。


また、各プロジェクトは3-4名で動くケースが多く、さらにテレワークが普及した中では、コンサルタントの女性社員同士が交流する機会は少ない状況でした。

「コンサル女子同士で、もっと交流を深めたい!」
とある飲み会で、コンサル女子4名(私を含む)が集まったときに、そんな話が生まれました。この4名は定期的に「女子会」をしており、その中では仕事やプライベート含め、様々なお悩み話もしています。毎回ここで話すとスッキリとし、新しい視点を得ることも多々あります。

ある日、「そういえば今同じ事業部内にコンサル女子は何人いるのだろう?」という話しが出ました。改めて考えてみると人数は25名。しかしその中でやり取りがあるのは、業務で接点がある特定のメンバーに偏っていることに気が付きました。

「女性同士だからこそ話せることもあるし、何よりも同じコンサル同士、もっと交流したいよね」と盛り上がる中、その場の勢いで「コンサル女子全員に声かけて合宿しよう!」という流れになり、その4名が幹事として企画をすることになりました。

合宿場所は、東京の高尾山。金曜日と土曜日の1泊2日。
金曜日はテレワーク、土曜日はフリー。

業務や家庭の都合などを考慮し、参加タイミングも離脱タイミングも参加自体も完全自由。
研修などは設定せず、非日常空間にみんなで集まり、ただただ交流することを目的としました。
「合宿」と名付けたのは、なんとなく響きが気に入っただけ。
このようなゆるい企画のため、最初はプライベートの集まりにするつもりでした。

しかし、社長の大石が役員会でこの企画の話をしたところ、「この取り組みは女性コンサルタントの結束感を強めて、定着率の向上やリーダーとして育っていくための取り組みであり、これは会社としても大事に考えていることである」との判断がなされ、なんと会社公認のイベントとして開催することになりました。しかも、会社からは合宿費の補助をしてもらえることに!後押しに感謝です。

そして、コンサル女子全員に募集をしたところ、なんと参加者が19名。東京で開催するにもかかわらず、内3名が九州エリアから参加。さらに、社長の大石にも参加を快諾してもらえたので、これは一大イベントになりそうな予感です。

|周囲の協力によって、コンサル女子、高尾山に集結

初日の金曜日は、朝から霧のような雨でした。
天候はイマイチでしたが、高尾山口の駅に降り立つと澄んだ空気に触れ、霧の向こうに山々が見え、非日常感が高まってきました。

▲テンション上がって、朝高尾山口駅下車早々に満面の笑みで写真を撮るメンバー

その日は、高尾山の麓にある「高尾599ミュージアム 」の会議室を借りてのテレワークです。
テレワークが普及し、どこでも仕事ができるようになったおかげで、金曜日にみんなで高尾山、という思い切った企画を立てることができました。

しかし、この企画が実現できたのは、実は各プロジェクトメンバーが快く協力してくれて、このために業務を調整してくれたことがとても大きかったと思います。
そのおかげで、大半が高尾山でのテレワークを実現できました。

各々自分の仕事をテレワークするだけですが、ここで初めて会うメンバーもいて、仕事の合間に自己紹介などの会話が生まれていました。
普段は1人ランチも多いですが、この日はタイミングを合わせて、みんなで高尾山名物のお蕎麦を楽しみました。

▲ランチをしたお蕎麦屋さんを出た所。明日登る高尾山のスタート地点を眺めています。


夜はメインイベントのひとつである、BBQです。
場所は、宿泊場所である「タカオネ 」のテラスです。

当日は雨が止まず、夜になるにつれて気温が下がっていき、かなり寒い日でした。しかし、みんなで焼き場に集まり、暖を取り、お肉や野菜を焼きながら、食べながら、寒さに負けず談笑に花が咲きました。

話題は、自己紹介から始まり、仕事の話、子育て、趣味などなど、そこかしこで様々な話が繰り広げられました。社長の大石も、「女子だけが一堂に集まる会は今までになく、貴重な良い機会だ」と楽しんでいました。さらに、大石からのサプライズでプレゼント企画が開催され、即席のじゃんけん大会がスタート!真剣勝負に白熱しました。

▲BBQの時の集合写真。隣の団体の方にお願いしたのですが、ものすごく撮影の盛り上げ上手で、みんなの素敵な笑顔を引き出してくれました。


BBQ後は「タカオネ」の中庭で焚火の時間です。
焚火を囲んで、マシュマロを焼き、お酒を飲み、たわいもない話をする。
社長、マネージャー、入職1年目、様々なメンバーが、フラットにリラックスしながらお互いの話をする。

雨は降っているものの、夜の空気に触れ、普段とは違う色合いの世界の中で、同じ時間を共有する心地よい時間を過ごしました。

▲焚火を囲むメンバーたち。ちゃきちゃき動く人が揃っているので、火付けもとてもスムーズ。スムーズ過ぎて、最初はキャンプファイヤー並みの火力となりました。


夜は、学生の合宿の如く、カードゲームに興じました。
ババ抜きや、UNO、最近流行りの(?)与えられたお題を声と表情だけで演じて当て合うカードゲーム「はぁって言うゲーム」など、タカオネに常備されていたカードゲームに、みんなで挑戦です。
仕事の時とは違い、みんなリラックスした表情を見ることができ、新鮮な気持ちになりました。

土曜日は、メインイベントの、高尾山登山です。
前日の雨は上がり、ちょうど良い山登り日和となりました。
自由参加なので、前夜に帰宅するメンバーもいましたし、山登りから参加するメンバーもいました。登山は15人でスタートです。

高尾山は、東京の西側に住む人々(私)にとっては、小さい頃から遠足や家族と何度も登っている、身近な存在です。老若男女みんなが登る山ですが、実は登り始めがキツイ。
全員で励まし合いながら、お喋りしながら、休み休み登っていきます。

今年は少し開花が遅かった桜が、この日はタイミングよくきれいに見えました。登山をしながらお花見もできる、気持ちの良い春の一日です。
山頂では、社長の大石が持ってきてくれたお菓子をみんなで分け合い、そして全員で記念撮影。
とても良い表情で写っています。

▲高尾山頂で、集合写真。みんな、登りきった!という良い笑顔です。

|効率化と多様性と心理的安全性

参加者に今回の合宿の参加動機を聞いたところ、「普段なかなか会わないメンバーと話がしたい」という回答が最も多く、皆、同じ部署で働く仲間とのつながりを求めていたのだと、改めて感じました。

また、ママさん社員も多い中で、「育児中などで会社行事になかなか参加ができないため、この機会に子育てや仕事の両立などの話をざっくばらんにしたい」という想いで参加したメンバーも数多くいました。私も含めて皆、リアルに会って話をしてみたかったのだと思いました。

後から言われて分かったのですが、募集から開催まで3ヵ月と十分に時間があったことや、保育園や学校が春休みの時期に重なったことで、ママさん社員がこの企画に参加するためにご家族との調整ができたそうです。

会社では、社内チャットやオンライン会議など、お互いの名前を知る機会はありますが、それだけではどうしても距離感がありました。
今回の企画によって、「顔を合わせて会話をすることで、距離が縮まった」「業務上の悩みや今後やってみたいことなどの共有が出来て、有意義な時間が過ごせた」「お互いの業務の話の中から、チーム超えての価値創造など新しい仕事の可能性を感じた」など、それぞれがそれぞれの効果を感じられたようです。

事後アンケートでは、参加者全員から「今後も同様の企画があると良い」との回答を得ました。
業務外での交流によって、関係性が密になったことはもちろんのこと、同じ会社の女性同士で、安心して様々な話ができる機会が求められていると感じました。

コロナ禍を経てテレワークが普及し、働き方が柔軟になったメリットもありますが、その一方で多くのメンバーが関係性の希薄さを感じていたことも分かりました。今回の企画を通して、「社内のつながりを実感する良い機会になった」「良い意味で気を遣いすぎない関係性を築けて、居心地の良さを感じることができた」という声も上がりました。

メディヴァは、社員のライフステージに対する理解とサポートが厚く、性別に関係なく育休やお子さんのお迎えなどを積極的に行っている人が多くいます。社内での相互理解、相互協力が自然に生まれている環境の中、フラットに働くことができていると感じています。

しかし、ライフステージに伴う変化やキャリア、家庭のことなど、女性としての悩みの中には、どうしても男性には話しにくい内容もあると感じています。社内の女性同士で悩みを話し合える場はとても重要であり、心理的安全性や居場所を実感することができます。このような実感を得られると、仕事もプライベートもポジティブに向き合うことができると感じています。

「同じ部署で働く女子たちともっと仲良くなりたい!」という個人的欲求から企画したイベントですが、同じように思ってくれる仲間たちが沢山いることに気付きました。

勢いでコンサル女子全員に「合宿しませんか?!」と突然声をかけた時には、どれだけのメンバーが反応してくれるかドキドキしましたが、想像以上の反応があり、本当にうれしかったです。

残念ながら今回は参加できなかったメンバーの中にも、「行きたいと思っているのだけど、ギリギリまで調整しても良いですか」と個別に連絡をくれた人もいました。
多くの人に共感してもらい、会社にも後押ししてもらいました。交流と対話によりそれぞれが自身の働き方を見つめ直すという面でも意味のある企画だと感じたため、今後も定期的に開催していきたいと考えています。

今回はこれまでコンサルティング事業部の女性同士のリアルな交流の機会が少なかったこともあり、あえて事業部を限定して開催しました。しかし、メディヴァには大勢の女性がいますので、部署を超えた女子会も企画できたらと考えています。

今回の企画は、会社、上長、チームメンバー、ご家族といった多くの人が共感し、協力してくれて、快く送り出してくれたおかげで、実現することができました。
感謝と優しさと繋がりを体感する機会となり、企画者としてもとても得るものが多かったです。

参考
高尾599ミュージアム 
タカオネ