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2023/07/18/火

働く人たち

メディヴァが目指す「機能する産業保健」の実現と保健師が成長できる環境とは?

こんにちは。採用チームの大迫です。

働く人の安全と健康を守る役割として長い歴史を持つ”産業保健”。
時代とともにその役割は徐々に変化し、現在は「健康経営」や「人的資本経営」として提唱され、社員の健康と会社経営は一体に取り扱われるべきという考えが浸透してきました。しかし、それに取り組む産業保健師は全体のわずか数%のみで保健師の主流なキャリアパスとは言えず、これから益々必要とされる産業保健師を育成・輩出する体制はまだ充分でないのが現状です。

メディヴァ産業保健チームでは、経験の有無を問わず産業保健師を積極的に採用しています。これまで大事とされてきた”形を整える産業保健”ではなく、真に意味のある「機能する産業保健」、「課題解決型の産業保健」を目指し、同じ理念を持つ保健師の育成を重視しています。

今回は産業保健チームで働く3人の保健師に、産業保健師を志した理由やメディヴァで働いて感じること、自身の成長などについて語ってもらいました。私たちの産業保健に対する考え方や、組織カルチャーについてお伝えしたいと思います。

・産業保健に興味がありキャリアチェンジを考えているが、仕事の実際のところを知りたい
・産業保健は未経験だが、産業保健師としてのキャリアがスタートするのが難しいと感じている
・産業保健師として経験を積んできたが、本当に価値のある仕事に取り組めているか疑問があり、自分の考えと判断に自信が持てないと感じている

という方にぜひ読んでいただきたい内容です。ぜひ最後までお付き合いください。

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▼目次
・産業保健師に取り組みたいと思ったきっかけについて
・キャリアチェンジはどのように進めたのか
・なぜメディヴァは未経験者の産業保健師を受け入れているのか
・メディヴァ入社後の感想
 -仕事のやりがいや、成長の実感
 -未経験からの仕事の覚え方
 -難しかったこと、大変だったことなど
・働き方「テレワークについて」
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T.Mさん(2020年3月入社)
趣味は音楽鑑賞。病院や訪問看護ステーションなどで看護師として計12年ほど勤務後、メディヴァに参画。建設業界のクライアント企業の産業保健業務に取り組む。

Y.Sさん(2020年4月入社)
趣味は水族館巡り。大学病院で看護師として5年ほど勤務後、メディヴァに参画。主に製薬業界のクライアント企業の産業保健業務に取り組む。

N.Rさん(2022年4月入社)
趣味は読書、ランニング。病院、健康管理センターで看護師・保健師として計4年ほど勤務後、メディヴァに参画。クレジットカード業界のクライアント企業の産業保健業務に取り組む。

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―皆さんは産業保健師として第一線で活躍されていますが、産業保健に取り組みたいと思った理由を教えていただけますか?

<T.Mさん(以下T)>
訪問看護師として6年勤務する中で、病気で退職を余儀なくされた方、定年後に持病を悪化させ、せっかく楽しみにしていた余生を充分に楽しめない方などに接して、やりきれなさを感じていました。お仕事に打ち込み、ご自身の健康管理を後まわしにしてしまう方は多いですが、悪化してから病気に対処するのは決して簡単ではありません。皆さんの苦しむ姿を目にして、もっと早いうちに健康管理できていたら…と思うようになり、そこに関われる仕事は?と考えた際に巡り合ったのが産業保健でした。

<Y.Sさん(以下Y)>
私は大学病院で糖尿病の方々のセルフケア指導を行っていたのですが、患者さんの中には病気になったことで心に不調をきたす方もいらっしゃって…。素敵な人生を送るためには、身体はもちろんメンタルケアも大切だと実感したんです。メンタル面・フィジカル面を問わず、人が能力を発揮して自分らしく生きるための支援ができる方法はないかと考えて、産業保健に目を向けました。

<N.Rさん(以下N)>
私も人々の健康維持をサポートできる仕事に就きたいと思い、病棟勤務を経験したのちに健康管理センターに勤務しました。しかし、そこでは緊急度の高いお客さまへの支援で終わってしまうことが多く、日常生活のフォローはお客さまの会社の保健師さんに任せざるを得ないことや、施設ではマニュアル化された型通りの業務しかできないことに、もどかしさを感じていました。患者さんを企業の中で直接支援したいという思いから、徐々に産業保健に興味を持ち始めたように思います。

―人々の健康管理に貢献する場を求めて「産業保健」にたどり着いたのですね。産業保健師へのキャリアチェンジはどのように進められたのですか?

<Y>
転職活動の中でまず感じたのは、未経験者には基本的に門が閉ざされていることでした。そんな中で未経験者を受け入れているメディヴァの求人を見つけました。

<N>
メディヴァに応募する前に採用サイトをよく見ていたのですが、企業内の保健師としてではなく、アウトソーシングの保健師としてクライアント企業を支援することに惹かれ、どこでも通用するスキルが身につくのではないかと思いました。

―経験者を募集するところは多いですが、皆さんから見てメディヴァが未経験者を受け入れている理由は何だと思いますか?当時思ったこと、今感じていること、どちらでも結構ですので教えてください。

<T>
応募前に感じたのは、経験豊富な先輩が多いこと、心理専門職やコンサルタントなどチームでのバックアップがあって産業保健師の育成ができる、ということです。安心して勤務できることが分かって、直感的に「メディヴァに入りたい!」 と思ったことを覚えています。

<Y>
3年ほどメディヴァで勤務して感じることは、産業保健師が20名近くもいて気軽に情報交換や相談ができるし、それが組織や人の適切な支援に繋がるから、一からでも産業保健師として成長していけるのだと思いますね。

<N>
入社前、メディヴァはマニュアル通りにではなく、クライアントが必要としていることに対して本質的なアプローチを重視しているのだなと思いました。入社後もその印象は変わっていないですし、単に業務経験があればできる仕事ではないと感じます。大切なのは”考える力”を養うことなので経験者も未経験者も苦労するポイントですが、だからこそ未経験でもあまり引け目に感じなくて良いのかな、とも思います。

―皆さんが産業保健師を志すにあたって、メディヴァを選んでくれた理由がよく分かります!入社後に感じる仕事のやりがいや成長などについて教えていただけますか?

<N>
考えたことを自由に発言できますし、クライアントの課題解決に向けて真剣に取り組む姿勢があります。目の前のことに満足せずに成長していきたいという想いを皆が持っていますし、明るくて前向きな人も多いので、私自身とても刺激を受けています。
 
<T>
私もそれを実感しています!
メディヴァでは、クライアントの課題にどう取り組んでいるかなどの共有会や自発的な勉強会が盛んです。皆が協力してお互いの成長を高め合い、「まずはやってみよう!」という姿勢があるので、新しいことにも挑戦しやすいです。これまでの方法に囚われず、時代に即したやり方を開拓していることは魅力的ですし、クライアントと協働して成果が表れた時にはやりがいや面白さを感じますね。

<Y>
企業内の保健師だと同僚の保健師が少ない、あるいはいないという職場は多いと思いますし、その中でルールに沿った対応しかできないもどかしさを感じている人もいるかもしれません。メディヴァではチームメンバーと相談しながら取り組んでいく風土があって本当に安心感がありますし、発信した意見がクライアントへの貢献に繋がっていると実感できた時は大きなやりがいを感じます。産業保健が未経験だった私にとって恵まれた環境でした!

―なるほど、仲間の協力体制があることで安心感ややりがいを感じられているんですね!でも未経験でスタートして、どうやって仕事を覚えていったのですか?

<T>
当時は右も左も分からなかったので、ひたすら勉強でした!自主的に社外研修を受けたこともあります。どのような法律のもとに会社が安全配慮を行っているかや、社員の健康を守る取り組みはどんなものがあるかなど、基礎知識をたくさん身に付けなければと思いましたね。クライアント案件を早くから担当するようになったので、実務は先輩社員のOJTをメインに覚えていきました。ある程度自分で仕事がこなせるようになった後も、社内オンラインMTGで自身が躓いているところを振り返ったり、理解できていないことを確認したりして、ひとつひとつ課題をクリアしていきました。それを繰り返すことで、徐々にスキルや知識が定着してきていることを実感しています。

<Y>
私も分からないことがあったら調べて、先輩にたくさん質問して、を繰り返していました。どこから何を考えたらいいかもわからなかったですが、お客様のいるお仕事なので、自己判断だけはしないようにしました。先輩には物事の考え方や勉強の仕方をたくさん教えてもらいましたが、その中で特に大切にしているのは、業務フローの図を書いて全体を理解することです。何のためにその仕事をするのか?という目的を理解するだけでなく、タスクに囚われずゴールを意識する習慣も身につきました。
 
<N>
全体の流れを捉えて、「なぜこれをやるのか」を理解することは本当に大切ですね。未経験からのスタートだったので何か想定外のことが起こると対応に苦慮することもありますし、クライアントによって健康管理に対する考え方や取り組み方が異なるので、一つ一つ丁寧な対応と目的意識を持つことが重要になります。つくづく、産業保健は奥深いなぁと思います。

―皆さん目的意識をしっかり持って、一つずつ壁を乗り越えてきたのですね!とはいえ、”クライアント企業への産業保健アウトソース”という特性上、大変なことや難しさもあるのではないでしょうか?

<Y>
確かにありますね。私が大変だなと思うことは、支援する従業員の方々だけでなくその上司や人事担当の方、産業医や主治医など、多くの関係者の視点で現状を捉えていくことです。皆さんそれぞれに考えや捉え方は異なりますし、大変さもあると感じます。様々な視点があることは情報整理に苦労しますね。

<N>
個人情報の取り扱いも難しさの一つです。クライアントのスタッフ間で共有されている情報が異なると、従業員の方とお話する時や、人事担当・上司の方から情報を求められた時、「誰に何を、どのように伝えるのか」慎重な対応が必要になります。とても緊張しますし、難しいと感じる瞬間です。

<T>
企業内の産業保健師であれば社内に入り込みやすいので、それに比べると情報が得づらい面はあるかもしれませんね。ですが、信頼関係を築いていくことで状況はどんどん変化していきます。情報共有の権限を広げてもらったり、こちらの提案を施策のなかに大きく組み入れてもらえたりもします。できることや任せていただけることの質があがっていくと、難しいながらも面白さを実感します。

―難しさが、面白さややりがいにも繋がるのですね。

<Y>
はい、そう思います。
汎用的に役立つスキルや、さらに価値を出せるスキルが身についている実感もあります。相手の視点に立って課題を捉えるために意見を図示して整理したり、関係者とよく話し合って認識を合わせることで、多角的に情報を理解できるようになったなぁと思います。

<N>
私は判断に迷うことがあれば無理せず課題を持ち帰って、チームメンバーと一緒に対応策を考えるようにしています。メンバーのおかげで、自分自身でもいろんなことに気づけるようになりました。例えば従業員の方々とお話する中で、
「あれ?この悩みは他の人も同じことを言っていた」
と気づき、その共通点がクライアントの本質的な課題と見抜けた、ということもありました。そういった気づきや対応策、仲間の成功経験を自分の中に積みあげることで、産業保健師として成長できていると感じます!

<T>
メディヴァのような「課題解決型の産業保健」は、企業の様々な課題に本質的に取り組んでいくのでサービスの質が偏りません。これは大きな強みだと思います。この仕事に意味を感じることができますし、自分の成長にも繋がるのではないでしょうか。

―なるほど。仕事に意味を感じること、成長の実感を得られることがポイントのように思いました!少し話は変わりますが、働き方について聞かせてください。クライアントへ出向く以外に週1日テレワークもされていると思いますが、工夫や対策していることはありますか?

<N>
テレワークはコロナ禍以降にスタートしました。一般的にコミュニケーション不足が懸念になることも多いと思うのですが、その対策として気軽に入室できるオンライン会議室が設けられました。そこではメンバーと雑談やお仕事の相談もできるので、常に仲間と繋がっている実感がありますね。また、テレワークは通勤時間がないぶん朝活としてランニングをしたり朝食を少しこだわったりと有意義な時間を持つこともできるので、大きなメリットですね。

<T>
オンライン会議室が設けられたことはとてもありがたかったです!コロナ禍が始まった時はどのように仲間と連携したらよいか不安もありましたが、実際はとてもコミュニケーションが取りやすく、困ったことも解決しやすいですね。

<Y>
私はクライアント先で勤務していると様々な対応があって考える時間をあまり持てないのですが、テレワークの日は一旦距離をおいて物事を俯瞰的に捉えることができます。これは、情報を整理する上では本当にありがたいです。頭も整理されますし、残り4日間の仕事の質が大きく上がるのを感じますね。

―テレワークへのデメリットの意見もありますが、皆さんはむしろメリットを大きく生かしていて素晴らしいですね!最後になりますが、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!

<T>
産業保健チームのスタッフはいろんなバックグランドを持っていて、温かくて優しい人が多いです。もちろん仕事は向上心を持って真剣に取り組みますが、決して相手に無理をさせず、困ったことがあれば相談し合える関係なので安心してください。同じ志を持つ方と、メディヴァの産業保健師として一緒に成長していけたら嬉しいです!

<Y>
メディヴァの産業保健は、クライアントの人事や上司、従業員など多くの方々と関わることで互いの理解を深め合い、課題解決していくことが醍醐味です。これまでの固定概念を打ち破って新しい産業保健プログラムを作りたい方、相手の話をじっくり聞くことや情報を伝えることが好きな方はとても向いていると思いますよ。産業保健はどこまでも学び続けれられるものです。やりがいも大きいので、ぜひチャレンジしませんか?

<N>
私はメディヴァに入って、もっと産業保健を極めたいと思うようになりました。最初は不安でしたが、産業保健への熱意さえあればスキルは徐々に身についていくものだと思います。常に憧れと向上心を持つ先輩にも恵まれたので、入社して本当に良かったと思っています。一緒に産業保健の分野を発展させましょう!

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いかがでしたでしょうか。

メディヴァ産業保健チームは今回ご紹介したような形で、多くのクライアントをサポートして約10年が経ちます。2014年の発足時に数名だったメンバーは、現在は36名(マネージャー3名、コンサルタント6名、保健師19名、心理職2名、事務職6名)にまで増え、今後もさらなる発展を見込んでいます。経験を問わず同じ志を持つ方にぜひ仲間になっていただきたいと願っていますので、少しでも興味がありましたらお気軽にご連絡ください。

ご一緒に、産業保健の発展とより良い日本社会の構築に向けて活躍しませんか?

【未経験歓迎! 産業保健師募集】
●すでに経験をお持ちの方は優遇いたします。
●仕事と家庭を無理なく両立させつつ、楽しさややりがいも感じられる環境です。
●契約社員からのスタートですが、さらに高いキャリアを目指したい方には正社員登用制度があります。その後もコンサルタントへの昇格を目指せます。

【産業保健師向けサロンgrowth】
産業保健師として活躍されている方や産業保健師を目指されている方にお役立ていただけるセミナーを定期的に開催しています。ぜひお気軽にご参加ください。

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「まずは会社説明を聞きたい」「仕事内容などを詳しく知りたい」など、より理解を深めていただけるようお話いたします。お気軽にお申し込みください。

【お問い合わせ先】
 産業保健師採用担当 大迫
 TEL:070-6434-4205
 MAIL:akiraosako@mediva.co.jp