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人事ブログ

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2020/11/10/火

日常

「私の大失敗」~いま明かす“あんなこと”、“こんなこと”~ ②

人事ブログの新シリーズ「私の大失敗」第二回です。

今回もなかなかの力作が13件集まりました。失敗は避けられないものですが、失敗を乗り越えていくことがその後の人生の糧になっていると感じられます。失敗談を共有することで周りの人たちの糧にもなればよいと思いますし、単純に励まされたり気持ちが救われたりするだけでも意味があるように思います。

アンケートは、

①失敗談の中身
②失敗のレベル(5段階)
 ☆(私にとってはこの程度の失敗は日常茶飯事に近い) 
 ☆☆(そこそこ手痛い失敗だがまだ笑い飛ばせる範囲だ)
 ☆☆☆(かなりの大きな失敗だ。出来れば忘れたいレベル)
 ☆☆☆☆(人生で上位10番くらいに入る。忘れようとしても無理)
 ☆☆☆☆☆(人生最大と言える失敗だ。一生語らずに終えるつもりだった)

③失敗から得た教訓や自分の変化(行動ルールや価値観)
の3問です。

エピソードの後に本人申告のレベル評価(☆の数、以下、本人評価:、その後に勝手ながら私の思う☆の数(以下、編・評価:)を付けました。編集者のコメントは斜字体で書かせてもらいます)
―――

(1)
3~4歳のときに、憧れのくるくるヘアにすべく髪の毛にブラシを巻きつけてみました。
ところがくるくるどころではなく、髪の毛が複雑に絡まってしまい…。
自分ではどうすることもできず、母に泣きついたのですが、ほどいてもらいながら

「髪の神様ぁ~ごめんなさいぃ~ゆるしてくださいぃ~!!」と叫びながら大泣きしました。

(その場にいた母と姉は爆笑)危機的状況において謎の言語センス(「かみ」の「かみ」さま、とは…)を発揮してしまい、あれから30年近く経った今でも事あるごとにネタにされます。

【教訓】
①髪は短めをキープ。くるくるしたければプロに頼る。
②先人の知恵を学んだ上で行動する。
③むやみに韻を踏まない。

本人評価:☆☆
編・評価:☆
(可愛いエピソードですね。髪の神様、いるんでしょうか?)

(2)
小学生5年生のとき、学校を休みたくて、炊飯ジャーの炊き立てごはんの隅にそっと水銀式の体温計を突っ込んでみました(年代がバレますが)。当然ながら、水銀が破裂して大惨事になりました。

【教訓】
①炊き立てごはんは思ったより温度が高い 
②学校はサボってはいけない

本人評価:☆
編・評価:☆☆
(これも可愛いエピソードですね。誰もが似たような経験があるような。。。)

(3)
大石さんと一緒に自分の前職の社長とかなり久しぶりにお会いする機会があった。
「○○君はいくつになったかね?」と質問された時、
なんと、緊張のあまり、すぐに年齢が出て来なかった。
大石さんには、「あなた大丈夫??」と笑われた。

【教訓】どんな時も自然体でいられるようにする。
本人評価:☆☆
編・評価:☆
(緊張しますよね。「どんな時も自然体で」、、、教訓というより目標?どうすればそうなれるんでしょう。)

(4)
大学でオーケストラ部に入り、バイオリンを始めました。入部当初は学校の予備楽器を弾いていましたが、1年夏休みにバイトに励み、バイオリンを購入。

そんな大切なバイオリンでしたが、2年のある日、練習に向かう電車の網棚に置き忘れてしまいました。
幸い終点駅だったので、すぐに受け取ることができましたが・・・あれからウン十年、荷物を網棚に乗せたことはありません!

ちなみに、同じ失敗をした親友は、バイオリンケースの内側に住所・氏名・電話番号を書いたそうです。

【教訓】
大事なものは手放すな!
現在はビオラと2挺持ちのこともありますが、2挺とも必死に足に挟んで座っています。

本人評価:☆☆☆☆
編・評価:☆☆☆☆
(見つかって良かったですね。二度と同じ失敗をしないように心がけられているのは素晴らしいと思います。)

(5)
某メーカーに勤めていた頃の話です。金属を削る際に出てくる小さなクズで「切粉(きりこ)」と呼ばれるものがあるのですが、入社してから数年ものあいだ読み方を「せっぷん」だと思い込んでおり、あるとき先輩の前で真顔で「せっぷん」と言ったら見たことないほど大爆笑されました。あの時の自我が崩壊するような恥ずかしさと情けなさは一生忘れられません。

【教訓】何事も深く勉強。「絶対にこれで大丈夫!」と思い込まないこと。

本人評価:☆☆☆☆
編・評価:☆☆
(☆4つじゃない気がします。。。言い間違いにひるまず、どんどんチャレンジしていきましょう!)

(6)
娘の大本命の受験当日、たっての希望でスープジャーにシチューを入れて持たせました。試験終了後、開口一番「蓋があかなくてお昼が食べれなかった」とクレームが。!?!?。どうやら内部の温度が下がると真空状態になり蓋があかなくなってしまうと後日知りました。。(なので、量や温度の調整をしないといけないらしいです。難易度が高いです。)お昼抜きというアクシデントに遭遇しながらも、平常心を保ち、午後の面接試験に臨んだ娘を褒めたいです。(合格したので笑えますが、落ちてたら全く笑えませんでした)

【教訓】もう二度とスープジャーは使わない

本人評価:☆☆
編・評価:☆☆☆
(結果がOKで良かったですね。でも、教訓は「スープジャーは使わない」じゃなくて、
「初めてのときは一度試してから」とかじゃないでしょうか??(笑))

(7)
高校生の頃、近所でママチャリを調子よく漕いでいて、暗くなってきたのでライトを点けようと思いました。昔なので、レバーを押してダイナモ(発電機)を倒して前輪の回転でライトを点けるタイプでした。

横着をして、このダイナモのレバーを自転車に乗ったまま足の先で押そうとしたら上手く押せず、スポークの間に足が入ってしまい、前輪が急にストップしたので、自転車全体が空中に吹っ飛び、縦に180度回転して自分も自転車と一緒に空中を舞いました。ヘルメットもかぶっていなかったので、空中で逆さになった瞬間「死ぬのかな」と思いましたが、生まれてからの出来事が走馬灯のように思い出されたりはしませんでした。

自転車と一緒に背中と肩から地面に叩き付けられましたが、幸い頭は打たなかったようで、めちゃくちゃ痛くて服も破れましたが、肩を擦りむいた程度で済みました。

【教訓】
横着はいけない。
回っているものに手や足を近づけてはいけない。

本人評価:☆
編・評価:☆☆
(自転車ライト用のダイナモ最近見ないですね。こういう事故が多発したからでしょうか??)

(8)
前職で2つ下の後輩が仕事のことであまりにも落ち込んでいたので、いてもたってもいられず「どうしたどうした、ご飯いこ!何でも話聞くから!」
と言って、仕事終わりに2人でご飯に行きました。

「今日は私がおごるからなんでも食べな!」と言いました。たくさん話を聞いたのですが、後輩はもう仕事やめたいの一点張りでした。

「もう今日は帰るか!」と言ってかっこよくお会計を済ませようと財布を開けたら10円玉しかありませんでした。

「先輩!!おごらせてください!!!」と後輩に言われなんとも言えない情けなさを体験しました。後輩は爆笑し、逆に励まされて終わりました。

【教訓】
財布には常にお金をいれておくこと。
「どらえもん!財布のレシートを千円札にかえて!」と強く願いました。

本人評価:☆☆☆☆
編・評価:☆☆
(お金が足りなかった経験は誰しもあるでしょうが、10円玉一つとは。。ツワモノですね)

(9)
卒業研究のためにコンピュータのプログラムを10,000行くらい書いたが、ほぼ出来て最後に少しデバッグしている途中で、明け方で頭がぼーっとしていたためか、間違ってファイルを削除してしまった(フロッピーディスク)。間違って削除のコマンドを押す0.1秒前に「これ押しちゃダメ」と気付いたが、指が止まらなかった。その瞬間人生終わったと真っ白になった。バックアップもちゃんと取っていなかった。

10時間くらい茫然としていたが、ファイル削除のコマンドでは物理的なデータは消えていないことを思い出し、フロッピーの全データを読みだしてプリントアウトして並べ替えて、なんとかプログラムを再現した。

教授からは「もう一回ゼロから書いたほうがいいプログラムが書けるもんだよ」と言われたが、作業を終えて自分でもその通りだろうと思った。

【教訓】その瞬間は人生終わったと思ったが、よく考えたら実は取り戻せる範囲であり、まったく大したことはなかった。その後は、ほとんどのことが同じようなもんだと気付いて、あまり動じなくなった。

本人評価:☆☆
編・評価:☆☆☆
(データ消失!恐怖ですね。最近はクラウドであまりこういうことはなくなったのかもしれませんが。)

(10)
幼稚園のとき、冬は朝にお弁当を1か所に集めて温め、お昼に各自に配られる段取りでした。お弁当を配る先生を手伝い、終わったら皆の前で「いただきます」と言う「お弁当係」という役があり、月1程度しか回ってこないので、かなり緊張する大役でした。

お弁当係で朝から緊張していたある日、緊張でずっとおしっこを我慢していました。そして緊張が解けたのと限界を超えたのが同時で、みんなの前で「いただきます」と言った瞬間に、ジャーっとなってしまいました。

気が付いたら保健室のベッドの上でした。ジャーっとなったときに気を失ったのかもしれません。それから後、気を失ったことがないので、本当にそうなのか曖昧ですが。

その日は幼稚園に備え付けのおもらし用パンツを履かされて帰りました。不思議と恥ずかしさは少ししかなかったです。幼稚園では他の子もお漏らしは日常だったし、からかわれたりもしなかったからだと思います。先生が親に「お弁当係だから頑張って最後の最後までおしっこを我慢してえらかった」みたいなことを言ってくれたらしく、家で洗った幼稚園のパンツを先生に返すときに誇らしさすら感じた記憶があります。

それでもやはり、我慢しすぎたらいけないという教訓は強く心に残ったように覚えています。今から思えば、そのときの先生にも親にも感謝ですね。(私が女子か男子か、それは内緒です)

【教訓】
・トイレは我慢しすぎてはいけない
・お漏らしですら褒めることは可能。そして褒められたらどんなことでも嬉しい。

本人評価:☆☆
編・評価:☆☆
(おもらし物(?)定番になる予感が(笑)これは可愛いからOKですね。)

(11)
子ども達のピアノの発表会で、母子3人で連弾することになりました。私自身はピアノなど習ったことはなかったのですが、4歳と6歳の子どもが弾ける曲の、しかも一番簡単な伴奏部分ということで、まあ何とかなるだろうと引き受け、実際練習している時は特に問題なく弾けていました。

そして本番当日、会場には30人の生徒さんと、その家族、友人など合わせて200人以上の聴衆。子ども達に目で合図して、息を合わせて弾き始めたはずが、3小節目でものの見事に音を外してしまい、その先何度か戻ろうと努力したものの、緊張のあまり頭が真っ白になって、もうどこを弾いているのか訳がわかりません。

曲の後半は衆人環視の中、手を膝において子ども達が演奏を終えるのをじっと待っていました。子ども達はそんな私を気に留めることもなく、ノーミスで最後まで弾ききりました。演奏が終わって、舞台の真ん中に3人で並んで礼をし、観客の拍手を受けたときの恥ずかしさは、今も忘れられません。

その後も何度も発表会はありましたが、先生から私に連弾の誘いがかかることは一度もありませんでした。

【教訓】
自分の身に余ることは引き受けてはならないとか、事前の準備は万全すぎるくらいにしっかりしなければならないとか、やらかしてしばらくは肝に銘じていたつもりでしたが、すぐに忘れて相変わらず同じような失敗を繰り返しているような気がします。「人間、恥ずかしさで死ぬことはない」と開き直り、たくましく生きています。

本人評価:☆☆☆
編・評価:☆☆☆
(「恥ずかしさで死ぬことはない」!これは名言ですね。個人的に今回一番響きました)

(12)
キャバクラで68万8600円をボッタくられそうになったこと。(イニシャル CH.H)

【教訓】
・最後まであきらめないこと。
・人生、生きていればなんとかなること。
・そして自分の限界を乗り越えた先には一生話せるネタが出来ること。

本人評価:☆☆☆☆
編・評価:☆☆☆
(「あきらめない」「乗り越えた」そのあたり詳しく聞きたいです)

(13)
20代の頃、居酒屋で同僚の女性同士3人多いに語り合い帰宅途中のことです。住宅街の駅で深夜のホームは閑散としていました。調子よく酔っていて、電車を待つ間も熱く語り続けていたのですが、話題は10年、20年後の未来の話へ。団塊の世代の男性が、退職した後の健康管理が問題だ!と言いたかったハズです、私は「問題は、ダンコンの世代よ!ダンコンの世代!!」と連発して、その声はホームで響き渡っていたそうです。

【教訓】酔い覚ましには、赤っ恥かくのはもってこいだ!

本人評価:☆
編・評価:☆
(教訓がかっこいい!人事ブログの品格、、、線引きは引き続きの課題です(笑))

――
今回もまた本人評価で☆5つのエピソードはありませんでした。
前回は結婚、婚約、初告白、初出社、採用試験、、、人生の一大イベントの話が多く、今回は身近な話が多かったように思います。前回で一大イベントの失敗は出尽くしたからでしょうか?

そんなはずはない、もっと掘り起こせばあるはずです。シリーズをどれくらいの頻度で行うのが良いか試行錯誤もしつつ、これからも学びと癒しを共有できるよう続けてみたいと思います。
(よろしければ、第1回第3回も併せてお読みください)