ビジネスにおける「ストリートファイト」とは?

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私がキャリアの中でずっと持ち続けて、いまも折に触れて頭に浮かぶイメージがあります。ときには面接の中で話すこともありますが、かなり多くの方に共感してもらえると感じています。

それが表題の、ビジネスにおける「ストリートファイト」ということなのですが、堅苦しく説明すれば、「会社の看板や仕組み、上司・部下、既にあるノウハウなどに依存せず、世間において自分の力で直接的に価値を出せるか?」の戦い、といった意味です。

ルールや条件を定めた中で行うスポーツ的なものではなく、どんな状況でもどんな相手とも戦う実戦という意味での「ストリートファイト」と、どんな状況からでも価値を生み出せるというイメージが繋がったものです。

会社で仕事をしている人であれば、ふと「いま自分が仕事でお金をもらえているのは、会社に既に用意されたものを使っているからでは?」と思うのではないでしょうか。

その思いは「会社に所属しなければ仕事が出来ないのではないか?」「自分の純粋な価値はどれほどなのか?」という不安や、「会社に依存せずに生きていける人になりたいけど、今のままではなれない」という焦りに繋がることも多いと思います。私も社会人になって少し経った時からそういう思いを持つようになリました。

新卒で経営コンサルタントの仕事を得ましたが、仕事をすればするほど「経営コンサルティング」は出来るようになるけど、このまま続けていても「経営」は出来るようにならないとの思いがその源泉にありました。

ひねくれた理屈に見えるかもしれませんが、「経営コンサルティング」というのは「経営」をコンサルティングするのではなく、「経営コンサルティング」という単語で表されるサービスを意味すると思うようになりました。調査、分析、思考、提案、チームマネジメント、クライアントインターフェースなどは少しずつ出来るようになり、それらの要素は「経営」に対しては重要な要因とは感じましたが、それを組み合わせても経営者にはなれないと感じました。

マネージャになる前に退職したので、その後ポジションを上げていけばその道は経営者に続いていた可能性はあると思うものの、今でも「経営」の実践と「経営コンサルティング」には簡単には埋められない溝があると思っています。

いずれにしても、

・自分は会社という舞台装置がない中でお客さんからお金をもらえる価値が出せるのか?

・自分は、資金も経験も強みになる無形資産もお手本も、何もないところからビジネスを作れるのか?

という疑問と、そうなりたいという願望を持ち、経営の「ストリートファイト」を実践しようと思いました。

6年のコンサルタント生活に別れを告げ、ベンチャー企業に転職し、また6年経験を積んだ後にメディヴァに参加し、かれこれ30年近くにわたって、

・ビジネスにおけるストリートファイトはどうやったら勝てるのか?
・今そうでないとしたらどうやって勝てる人になれば良いのか?

と思いつつ考察と実践を繰り返してきました。

今では上の問いに対して、それなりの答えを得たように思っていますが、今回は私の頭にあるビジネスにおける「ストリートファイト」というイメージをお伝えして終わりにしたいと思います。

面接でストリートファイトの話になった時には、自分なりの考えをお話しすることも多いので、興味を持ってくれた方は面接の際にお伝えください。また人事ブログの場でも考えを述べさせてもらうかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。(岩崎克治)

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