2023/09/15/金
認知症デザイン
弊社は、2023年9月15日にオープンした「福岡市認知症フレンドリーセンター」の開設支援を行い、今後の運営を担います。
福岡市は、人生100年時代に持続可能な町を目指すプロジェクト「福岡100」を進めています。「福岡100」の一環で、2018年度から認知症になっても住み慣れた地域で安心して自分らしく暮らせるまちをめざした「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」を始めています。このプロジェクトの活動を集約し、拠点となる施設として、「福岡市認知症フレンドリーセンター」がオープンしました。
「福岡市認知症フレンドリーセンター」の運営全般はメディヴァ福岡支店(福岡支店:福岡市博多区)が担い、センターとして、①認知症の人が地域で活躍し続けられる場の創出、②認知症の人同士の本人ミーティング、認知症の人や家族・企業等の交流の促進、③ユマニチュード講座やARによる認知症体験などの学びの機会提供、④最新の知見や技術など認知症に関する情報発信、イベント開催を行っていきます。
また、センターの内装は、「認知症の人にもやさしいデザイン」(注1)を採用しています。弊社が内装の提案、計画、設計、監理を担当し、英国スターリング大学認知症サービス開発センター(DSDC)認定アソシエイトがアドバイスと認証審査を行いました。完成したセンターは、認知症の方はもちろん、誰にとっても居心地の良い空間として、自治体施設としては日本で初めて、英国スターリング大学DSDCの認知症デザイン(高齢者と認知症の方のための環境デザイン評価ツール(EADDAT))で最上位のゴールドの認証を獲得しています。
認知症であってもなくても、どなたでも利用できますので、お気軽にお越しください。
福岡市健康づくりサポートセンターあいれふ2階
中央区舞鶴2-5-1(地下鉄赤坂駅3番出口より徒歩4分)
開館:火曜日〜土曜日(祝日・年末年始を除く)10時〜18時
(注1)センターの内装に導入された「認知症の人にもやさしいデザイン」の手引きの改訂版である第2版が2023年9月に発表になりました。手引き第1版に引き続き手引き第2版も日本語版、英語版ともに弊社が受託し、作成いたしました。手引きは福岡市のホームページから無料でダウンロードすることができます。