2017/07/13/木
大石佳能子の「ヘルスケアの明日を語る」
暑いですね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私は今、天津に来ています。今回はうちのデイサービス「ぽじえじ」 のオープニング・セレモニーで、調印式の後、現地政府関係者、 メディアの前でお話ししました(詳しくはこちら)。
天津は昔イタリア租界だった、趣のある建築物が多く残る素敵な港町ですが、気温は38度を越えています。日中は誰も外を歩いていません。
オープンカフェのある表参道のような小洒落たエリアにも誰もいません。デパートとかもガラガラです。
でも、病院(天津医科大学)は激混みです。2500床ありますが、廊下にも点滴ベッドが置いてあり、外来も溢れかえってました。天津地域で1100万人も住んでいて、大学病院は信頼が高く、患者さんが押し掛けるから、そりゃあ、混むでしょう、という感じです。
外来のオペレーションは意外とスムースで、患者さんは来院すると巨大なiPad のようなもので、科目、医師、時間などを選び、予め料金を払います。ちなみに、医師によって値段は違います。駆け出しの医師は写真を載せてもらえないですが、偉くなると写真付き。料金も上がります。
入院の方は、古い病棟もまだ使って、廊下に寝ている患者さんもいて、感染管理などはまだまだ十分にできてない感じでした。
超近代的なITの整備と、昔ながらの建物やオペレーションが併存しているのが、いかにも中国って感じです。まだまだ改善の余地はありますが、日本も学ぶところがあるように感じました。帰国してお会いする機会があれば、またお伝えさせて下さい。