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2021/05/07/金

日常

社内メルマガ、〇月のメディヴァ


コンサルティング事業部の山本です。

メディヴァ入社前は地域コミュニティ誌で書く仕事をしていたこともあり、たまに人事ブログに投稿しています。個人的に、メディヴァの良いところを紹介したいと、いつもテーマを探しています。
今回は、なかなか社外からは実感しづらいメディヴァの社風とその実例を紹介したいと思います。

社風というのは、「社内の誰でも良いと思ったことを提案でき、役員やマネージャもそれを真面目に取り上げてくれる」こと。役に立つと思えばすぐに取り入れてもらえることです。そして、鶏と卵のように、どちらが原因か結果か分かりませんが、社員の多くが会社全体について「自分に何かできることはないか」と考える土壌があります。

もう何年も前の出来事ですが、私自身がそれを実感し、今も実感し続けている例があります。それはメディヴァの各部署がいま進めている業務、プロジェクトを担当者から報告してもらう社内メルマガ『〇月のメディヴァ』です。〇のところに前月の数字をいれて毎月発行しています。

話は私が入社した12年前に遡ります。
その頃のメディヴァは、社員がまだ30名程度。ほとんどの人の顔と名前が一致し、担当している業務を理解できていて、飲み会でも社内で偶然会ったときの立ち話でも、今こんなプロジェクトに携わっているとか、新しくこんなサービスを企画しているとか、お互いの仕事について、何気ない会話の中でも自然に報告し合っている感じでした。

それから数年のうちに社員が50人、70人と増え、事業の幅が、医療に加えて介護、産業保健等に広がり、海外の仕事も増え、直営で支援する医療機関の数も増え、それぞれが勤務する場所もどんどん広がりました。そして、部署が違うとお互い何をしているのかも分からず、スタッフ同士もめったに会うことがない…という状況になりました。

全社員が集まる納涼会と忘年会は今でも続いていますが、全社員が集まるのは特別な出来事になり多くの社員が楽しみにしていますが、以前のように誰かの送別会とか少し大きめの飲み会が気付いたらほぼ全社の集まりになっていた、といったことがなくなり、寂しい思いもありました。

そんなある日、私と同時期に入社した社員との立ち話で、「最近は他部署の人がどんな仕事をしているか昔のように自然にはわからなくなった。メディヴァが日々どんなふうに成長しているのか実感したいよね。」と言われました。
私もまったく同じことを感じていましたが、私の場合はコンサルの仕事をする中で「他の部署でも同じようなことを考えたり調べたりしているのでは?」とか、「あの事業部の新サービス、もっと早く知っていれば活用できたのに」等、業務に活かしたい気持ちが強いと思っていました。でも、その立ち話から、業務に関係なく気持ちのうえでもやっぱり会社全体の動きは知りたかった、と気付きました。

それなら各部署で進行中の仕事について情報を集めて社内に配信できれば、皆さんに喜んでもらえるかも…と単純に思い、社長の大石に提案してみたところ、「面白そうだし、やってみれば」とあっさり即決。「社内メルマガ、〇月のメディヴァ」が誕生しました。

作業はいたって単純で、月に一度、「先月の部署の情報を教えて!」と各部署の担当者に連絡し、返ってきた報告を集め、メールにまとめて配信します。 始まったころは、内容や形式に統一性を持たせようと、受け取った内容に多少手を入れて編集していたこともあったのですが、報告者がだんだん内容にこだわるようになり、集まる原稿がどんどんバラエティに富んでくると、形式を統一するのが難しくなり、逆にバラエティがあるほうが良いのでは?と思うようになりました。

現在では受け取った原稿にまったく手を加えず、そのまま貼り付けています。口調やトーン、まとめ方に至るまで様々で、報告担当も部署の責任者だったり、メンバー全員の持ち回りだったり、入社したばかりの新人さんだったり。文字数も数行のものから1000字近いものまで、千差万別、みんな違ってみんないい??!的な、とんでもなく自由な報告になっています。

月に一度報告をするのは、担当者の皆さんも忙しい中それなりに大変だと思いますが、皆さん四苦八苦しながらも何とか報告してくださるので、毎回とてもありがたい気持ちになります。
苦労して報告してくださっている皆さんにも得るものがあるようにしたいという思いが湧いてきて、仕事を振り返りにつながるかな?と依頼メールに過去3か月の内容を添えたり、内容に対してできるだけ感想等を伝えたりしています。

◎「毎月って言われても、毎月大して変りないんだよね」なんて言いながら、いつもピリリと辛い山椒のような一言を添えてくださる報告
◎「こんな企画で患者さんに喜んでもらいました」と、季節ごとに工夫を凝らしたイベントがほのぼのさせてくれる支援先病院からの報告
◎一緒に働くスタッフへのねぎらいや感謝の気持ちが強く伝わってきて、私も一緒に仕事したい!と思う報告
◎目標達成のために様々な努力を重ねている様子がひしひしと伝わる報告


等々、読んでいる私もワクワクと気持ちが弾んだり、ハラハラしたり、思わずガンバレ!と声に出しそうになったり、ひそかに楽しみにしている報告がたくさんあります。

巻頭コラムは社長の大石に書いてもらっていますが、社外では絶対口に出せないようなマル秘ネタや面白ネタ、人柄が垣間見える愛犬ネタ等バラエティに富んでいて、こちらも毎回楽しみにしています。
社員の皆さんが、他部署の動きを知ることで、最先端の試みや、社会的にインパクトの大きい仕事など、会社が携わっているすごいところをタイムリーに知って、もっともっと会社を好きになったり、「あっ、その点については自分がよく知ってる」と過去の知見や経験を活かせたり、(様々なバックグラウンドを持った人が集まっている会社ならではですね)…というような効果があると感じています。

メディヴァには、新しい試みを始めるときに部門を超えて「興味のある人、この指とまれ」と人を集める社風もあります。この社内メルマガが、社内からやりたい人を勧誘する場、社員が自分のやりたいことを見つける場にもなると期待しています。

もどかしいのは、実際にこのメルマガを読んでもらい、こんなに多岐にわたる仕事をしている会社なんだ、と驚いてもらいたいのに、社外秘がほとんどなので出来ないことですが、少しでも社内の雰囲気が伝わるようにと思って書きました。

入社していただいた方はぜひ読んでくださいね。