お知らせ

2020/11/16/月

メディア

オンラインセミナー『認知症の人にもやさしいデザイン』開催のお知らせ *参加無料

福岡市では,認知症の人がストレスなく安心して暮らせる住環境を整備するため「認知症の人にもやさしいデザインの手引き」を策定しました。この手引きは,認知症の人を含む多くの方が,より過ごしやすい環境を整えるための30のポイントをまとめたものです。 この説明会では,この手引きに定めるデザインの基本的な考え方から建物へ導入する際のポイントやスケジュール例までわかりやすく説明します。

開催概要

『認知症の人にもやさしいデザイン』

■ 日時:2020年11月25日(水)14時~15時30分
■ 会場:本セミナーはオンライン開催となります。お手持ちのPCまたはスマートフォンよりご参加ください。
■ 参加費:無料
■ お申し込み方法:Peatixよりお申し込みいただけます。
(Zoomでの配信を予定しています。)

※本セミナーの申込受付は終了しました。
■ お問い合わせ:株式会社メディヴァ(事務局)
デザインを通して認知症の方が幸せに暮らせる社会づくりを支援します。
メール:fukuoka.seminar@mediva.co.jp
■ プログラム:
 o 開会の挨拶(福岡市)
 o プレゼンテーション
 o 「認知症の人にもやさしいデザインと導入のヒント」
   参加申し込み時に皆さまからいただいた質問にも回答いたします
   株式会社メディヴァ シニア・コンサルタント 木内大介
 o 閉会の挨拶(福岡市)
■ 主催:福岡市
■ 「認知症の人にもやさしいデザインの手引き」ダウンロードのお願い
参加される方は、事前に手引きをお手元にご準備ください。お手元にない方は、こちらからダウンロードできます。

手引きの背景とねらい

背景現在私たちは、高齢者の約7人に1人、90歳以上の人の約3人に2人は認知症である社会に生きています。認知症は誰もがなりうるものであり、自分や周囲の人が認知症になるなど多くの人にとって身近なものとなっています。このような中、私たち一人一人が認知症の人のことをもっと知り、認知症について正しく理解することが大切です。周囲の理解と協力のもと、生活していく上で少しの手助けやヒントがあれば、自分らしい生活の実現につながります。社会全体で認知症の人の視点に立った取組みを進め、認知症の人もそうでない人も希望と尊厳をもって暮らし続けることができ、よりよく生きていける社会を創りだしていくことが求められています。
この手引きでは、私たちの住環境を、より過ごしやすい環境へと整える30のポイントをまとめています。認知症と共に自分らしく生活できるまちづくりを目指すうえで、自宅や外出先などで認知症の人が利用しやすい住環境の工夫を知り、そのような環境を皆さんが取り入れられるように作られました。医療や介護向けの建物に限定せず、自宅や公共施設など、まちの中にある様々な建物や空間が対象となります。それぞれの建物に応じて、管理者、認知症の人や家族、医療介護者、地域の人々、設計・建築に携わる人、行政などさまざまな人が導入できるデザインについて考え、認知症の人にもやさしいデザインがまち全体に広がっていくことを目指しています。
令和2年3月,福岡市では国内の自治体では初となる「認知症の人にもやさしいデザインの手引き」をとりまとめました。今回のオンライン説明会では、この手引きに基づく基本的な考え方や5つの視点に加えて、デザインを実際に導入する際のポイントについて建物の場所ごと(トイレやリビングなど)に分けてわかりやすく説明します。また高齢者施設を中心として、一般的な住宅や公共施設、商業施設など施設に応じた導入のヒントもご紹介いたします。認知症の人にもやさしいデザイン導入のまず一歩を踏み出すのに必要な情報を提供いたします。