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広島駐在所はじめました!

投稿 「広島駐在所はじめました!」
   医療機関コンサルティング事業部 山本桂子

女性にとって、仕事を続ける際に障害となるものはいろいろありますが、配偶者の転勤も大きな要因になっているのではと思います。今年の初め、我が家にも晴天の霹靂のように、夫の広島転勤という大事件が起こりました。

結婚した時から、お互い自由に好きなことをやっていても、常に一緒に暮らすことだけは大事にしたいと思っていましたので、転勤の話が来た際、今の仕事を辞めてしまうことに残念な思いはありましたが、自分も一緒に広島に行くことについて迷いはありませんでした。

しかし突然ということもあり、内々示の間は会社にも話すことができないため、まずは「どうすれば会社に迷惑をかけずに仕事を辞めてついて行けるか」について一人悶々として悩んでいました。夫の異動時期は5月半ばでしたが、その頃8割以上を自分ひとりで担当している案件があり、そのめどが立つのが10月半ば。夫に先に赴任してもらい、今年いっぱいくらい私は東京に残って仕事の引き継ぎをして、それから辞めるのが一番迷惑がかからないだろうと、なんとなく思っていました。

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やっと夫の会社から「話を外に出してもよい」許可が出て、上司である取締役コンサルティング事業部長の小松に事情を伝えたところ、「じゃ、とりあえず向こうに行って、今の仕事を続けてみてはどうですか」という思いもよらない提案を受けました。代表の大石からも「広島に行ってもそのまま仕事ができるんじゃない?」と声をかけてもらい、これまで悩んでいたのは何だったんだろうと拍子抜けしつつ、その申し出をとてもありがたく受け止めました。そしてかなり無謀なのではと心配しつつ、メディヴァ初の「自宅拠点勤務」かつ「遠距離勤務」を始めることになりました。

今回、私が遠距離勤務を認めてもらえたのは、
1) 部門の営業が非常に好調で、人が足りずに困っている状態だった
2) 特に九州・中国地方への営業に注力していく途上で、今後こちらの方面での仕事が増える可能性が高かった
3) 自分が主に担当していたのが山口県の案件で、この仕事だけで言えば距離が近くなって今まで以上にきめ細かな対応が可能になる
というようなラッキーがあったためではないかと思っています。
あとで小松に聞いたところ、私が10年近くメディヴァにいて、一緒に仕事をする医療機関コンサルティングのメンバーとの関係が確立しているので遠隔でもスムーズに仕事出来ると見込んだことも大きかったようです。

そしてもうひとつ、なにより「前例にとらわれず、いいと思ったことはまずは何でもやってみよう!」という、メディヴァの柔軟な姿勢がベースにあったからだと思います。私もその一員として、広島の地を自分にとっての無人島として、メディヴァの「無人島に街をつくる!」精神で切り拓いてみようと思いました。

おかげで私は夫の赴任からほとんど時を移すことなく、あとを追いかけて広島に引っ越すことができました。

そして2ヶ月半、自宅を拠点にした遠距離勤務を行っているわけですが、最近やっとペースがつかめてきた気がします。

山口での開業案件は、以前よりも密に現地を訪れて打ち合わせができるので、よりよい形で進めることができていますが、今まで1泊していたところを日帰りで行ける分、帰りが毎回ほぼ終電になってしまうので、体力的にはきつくなった部分もあります。
新たに大阪での案件にも加えていただいたのですが、東京に住んでいた時よりも少し近くなったため、現地に伺うのに特に問題はなく、メンバー同士の打合せもスカイプやハングアウトなどのツールを使えば、特に不自由はないのでは...と思っています。
さしずめ私の自宅が「メディヴァ広島駐在所」という感じです。

業務を遂行する中で、転居による不便を実感することはあまりないのですが、ただ会社にいる時と違い、仕事上何かわからないことが生じたときに、周りの人に声をかけて教えてもらうということができないので、こういうことは誰に聞けばいいか、どの部署が情報を持っているか等、ある程度社内のことを熟知していることと、何かあればメール一本で気楽に教えてもらえるような人間関係を構築していることが、自宅拠点勤務においては必須になってくる気がしています。

また満員電車での通勤から解放されたのは非常にありがたいですが、自宅での作業はいかに自分を律するかが大きなポイントになるため、精神的にはきつい部分もあります。どれだけ働いているか、最終的には自分しか知ることができないので、今まで以上に結果を出すことを重要視し、自分を追いこんでしまいそうな危険も感じています。そのため、スケジュールや仕事内容について、細かく情報を上司と共有し、自分の仕事について知っていてもらう努力をするようになりました。

今回のような勤務体系は社内にまだ制度としてあるわけではなく、メディヴァにとっても試験的な新しい試みだと思います。私が結果を出すことによって、今後出産や育児、配偶者の転勤などで通勤が困難になる社員にとって新しい道を開くことになるかもしれないと思うと、責任も感じながら仕事に取り組む毎日です。まだまだ始まったばかりですが、そのことを常に意識し、メリット、デメリットを整理しつつ、新しい働き方のよりよい道を探っていければと思っています。

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とはいえ...初めての地方暮らしはとても快適です。今の時代、地方とはいえ欲しいものはほとんどなんでも揃いますし、物価も東京と比べてそれほど違いがあるようには感じませんが、たとえば地魚のお刺身は安くて美味しいですし、東京では見たこともないような食材もいろいろあり、スーパーに行くたびワクワクしています。その分、美術展や演劇、様々なイベントは数も限られていて、触れることのできる文化の幅は非常に狭くなった気がしています。
自分の置かれた状況を、今はやりの「高齢者の地方移住」の先駆け実験と考え、地域にどういう形で溶け込んでいけるのか、暮らしていく中での問題点は何か等、生活を楽しみながらいろいろ検証していこうと心ひそかに思っています。
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