人事ブログ

2016年新卒社員やすまつがゆく_VOL2


「医療コンサル??それって、どんなことしているんですか?」

これは、私が4月に晴れて社会人になってから、仕事以外で出会った人に自己紹介をした際、よく尋ねられる質問です。

実際、【医療機関のコンサルタント】って、関わったことがない人からすると「未知」ですよね。

そして、それを生業としている人に出くわしてしまうと、それこそ「未知との遭遇」ですね。

先日も、社外の新卒者研修の場で、他の業種の新卒社員の方々とお話しさせて頂いた際に、周りは「営業やってます。」とか「経理をしています。」とか、といったなか、「医療機関のコンサルタントです!」と言うと、皆さん〈きょとん〉としてしまいました。
あくまで私の推測ですが、おそらく【コンサルタント】と名乗る時点で、〈ぱっ〉とイメージが湧きづらく、頭の上に「?」がつくのに、そこに【医療機関の】が入ると、「???」とはてな3つ分くらいになってしまうのではないでしょうか。

私もはじめはそんな感じでした。

インターネットなどで調べたり、実際に話を伺ったりしながら、少しずつイメージを作っていきました。

ですが、就職活動の際に参加させていただいた説明会で、「とあるコンサルタントの1日」と題して、先輩社員の1日の業務の流れが紹介されたりしているのを聞いたとき、私自身あまりしっくりこなかったのを今でも覚えています。

そのとき、"私の理解力が足りないだけかもしれないけど、それにしても、もう少しわかりやすく伝えてくれるとうれしいのにな"と、もどかしさを感じたのも正直なところです。

ということで、今回は、普段私が行っている【医療機関のコンサルティング】という業務について、紹介してみようと思います。

とはいっても、このブログを読んで下さっている方々は、医療分野のコンサルティングについて詳しい方や、興味をもたれている方が多いと思いますので、既にご存じ事かもしれませんが...

また、なるべく分かりやすい説明をしたいと思いますので、省略している部分も多々ありますが、その点ご容赦頂ければと思います。
--------------------------------------
本題に入る前に、ひとつクイズを出させてください。

私は、【医療機関のコンサルティング】のお仕事に携わらせていただいておりますが、

"「医療機関」というと、日本国内にいったいどれくらいの数があるでしょうか?"

少しだけ考えてみて頂ければうれしいです。
--------------------------------------
それを考えるためには、まず「医療機関」とは何を指すのかを考える必要がありそうですね。

「医療機関」の解釈には以下の2通りありそうです。

まず、「医療機関」を、医療法第1条の2で定められた「医療提供施設」であると解釈すると、「病院」、「診療所」、「介護老人保健施設」、「薬局」、「その他の医療を提供する施設」となります。

しかしながら、狭義の意味で、「医療機関」といいますと、「医師又は歯科医師が医業又は歯科医業を行う医療施設」のことを指しますので、「病院」と「診療所」のみになります。

今回は、後者の方で考えてみたいと思います。
----------------------------------------
さっそく正解を述べたいと思います。

正解は、約18万施設となっています。(正確には、17万8624施設(平成28年4月時点)※1です。)

つまり、【医療機関のコンサルティング事業部】は、それら約18万の医療機関が想定市場となっているわけです。

この18万という数字、日本全国にあるコンビニの数が約6万店舗ということを踏まえると、その規模感がイメージしやすいかもしれません。

もちろんメディヴァは、介護や産業保健、企業行政、海外など他部門も多々ありますので、対象としている市場は、もっともっと大きくなります。
--------------------------------------
話がそれてしまいましたが、本題に入りたいと思います。

まず、【医療機関のコンサルタント】の主な仕事について、私なりにざっくりと分類しますと、➀「分析」と、②「戦略策定」、③「現場での改善支援」の3種類に分かれると思います。
 
zu3.jpg

➀の「分析」は、さらに、「外部分析」と「内部分析」と分けられます。

「外部分析」は、クライアントとなる医療機関の、周辺環境についての分析です。

競合となる医療機関や、その地域の人口動態などに加えて、国の政策動向にも大きな影響を受けますので、そのあたりの見通しの考慮も必要になってきます。

「内部分析」は、クライアントとなる医療機関の、内部に関する分析となります。

どうすればより多くの収入を得られるのか、支出を減らせるのか、また、どうすればより良い組織をつくれるのか...などですかね。

収入の面では、医療機関の収入は、診療報酬がメインとなりますので、それを上げていくためにはどう改善すれば良いかといった分析になります。

支出の面では、医療機関の支出は、人件費と医療材料費で7割8割を占めるので、そこをいかに適正化するかといった分析が主になります。

②「戦略策定」は、「分析」によって得られた知見に基づき、より良い方向性へともっていくためのシナリオをつくることです。この部分は、プロジェクトのリーダーが中心となって考えていきます。コンサルタントとしての責務が問われる部分であります。この戦略を策定するためには、先の分析がベースになりますので、分析の精密さがとても大切だと思い、日々業務を遂行しております。将来的に自分が戦略策定に携わる際も、現在経験している分析業務の精密性を常に意識していきたいと思っています。

③「現場での改善支援」は、実際に担当する医療機関の中に入って、課題の解決に取り組んでいきます。さきほどの「戦略」の部分を、具体的な「戦術」へと落とし込む作業や、自身もプレイヤーとなって動くことが求められます。

「提言」するだけでなく、「実行」に移し、「解決」に至るところまでに「価値」を置いているのがメディヴァですので、現場での改善支援は重要視されていると感じます。

実際、メディヴァの多くのコンサルタントが現場の医療機関に日々出向いているため、マンションの一室にある本社のオフィスには、ほとんど人がいないといった日もあります。
---------------------------------------------
私自身は、入社以来、主に「分析」の業務に携わっていますが、クライアントに提示する1つ1つの資料の奥には、クライアントが何を知りたがっているか、何を必要としているのかという点に基づいた、深く細やかな分析があり、それをクライアントに伝わりやすいものにするためのストーリーが作られているということを実感しています。

「医療機関のコンサルタント」というものが何かを全く知らない人に説明する際、分かりやすさを重要視して、「経営の悪化している病院の運営支援とかです」なんて言ったりしますが、これは業務の1種類にしかすぎません。他にも、開業支援や新棟建て替え、業務改善、事業継承などクライアントである医療機関の悩みに対して具体的な解決方法を提示していくのがコンサルタントの仕事です。

さらに、その解決までのプロセスを「一緒に」進んでいくのがメディヴァの良さだと私は認識しています。
-------------------------
今回は、医療機関のコンサルタントっていったいどういったことをしているのか?について簡単に紹介させていただきました。まだまだ私も細かな部分まで十分に把握しきれているわけではないので、あくまでアウトラインですが...

私自身、これからももっと医療機関のコンサルタントという職種について追究していきたいと思います。

新卒で就活されている方は、今が踏ん張りどきでしょうか。

もう既に決まったという方も、まだの方も、自分の目指すところだけは≪ぶれない≫で行きましょう!

仕事にすることを決めるためのヒントは"「好きなこと」「得意なこと」「人のためになること」の3つの要素が重なる部分を追求すること"※2だと私は思っています。

yasumatsu2.png


それではみなさま、暑い日が続きますが、体調等崩されないよう、お身体ご自愛ください。

引き続きお付き合いいただければ幸いです。また、よろしくお願いいたします。


※1 厚生労働省 医療施設動態調査 より
  http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/m16/dl/is1604_01.pdf

※2 岩田松雄著 "「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方" 
(サンマーク出版・2012)
このカテゴリの他の記事
ページの先頭へ戻る