人事ブログ

私の経歴書 ― ③ ―

キャリアや人生そのものに大きく影響を受けたヒト・モノ・出来事や言葉などのエピソードを織り交ぜて自己紹介する「私の経歴書」シリーズ。第三弾は保健事業部の鈴木さんです!

 

私の経歴書 ③

鈴木 今日子

 

私は、現在メディヴァの保健事業部で管理栄養士として保健指導を担当しております。
自分としては流れに任せてここまで来たという感じもしますが、傍から見れば珍しい経歴の持ち主かもしれません。


独身時代はJALのCA(キャビンアテンダント、当時は「スチュワーデス」)でした。空港では颯爽とキャリーバッグを引き、世界の都市を飛び回っていました。人と接するのが好きな私にとって仕事は充実しており、滞在先では買い物や、観光とやはり優雅だったと思います。

 

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目的地が霧のためにダイバート(別の空港に降りる事)し、おんぼろバスで砂漠の中を何時間も移動したり、厳冬のアラスカの空港で翼の結氷を融かす間、凍える機内でお客様と歌を歌いながら励ましあった事など貴重な経験もしました。

 

その後一転、退職し子育て中心の長い主婦生活に入ります。昼間は誰とも話さず、夫の帰りを待ち鬱々とした日もありました。
 

しかし今思えば、社会との距離を感じていたその日々の中で、今仕事にしている管理栄養士としての「食」や「健康」との最初の接点がありました。

 

当時、買い物にも不便な開発途中の団地住まいでしたので、生協に加入しました。現在のようにネットで注文し個別宅配というわけにはいかず、決まった曜日にどっさり届く農産物や卵を班のメンバーで分けるシステムでした。
 

それが反って功を奏し友人もでき、届いた食材を使っての献立の話しにもなりました。
最初は聞き役専門でしたが、海外で買ってきた香辛料(カルダモンやレモングラス、ナツメグの実等)を使った料理(タンドリーチキンやシェパーズパイ)は皆に好評でした。
 

ある日、生協仲間から「料理が好きなら高齢者への配食サービスのお手伝いをしてみない?」とお声がかかりました。どうせ今は働けないし、月に1、2回ならと始めたボランティアですが現在まで19年間続いています。楽しみに待っていてくださるご利用者様に手作りの温かいお弁当をお届けし、少しでも話し相手になれる事は喜びです。

 

フレキシブルな働き方が認められているメディヴァだからこそ就職後もボランティアを継続できていると感謝しています。

 

ボランティアを始めて数年たったころ、配食の献立を決めるのにプラスになればと一念発起し45才で栄養短大に入学しました。若い同級生に助けられながら実験や実習を何とかこなして無事に卒業し、50才で管理栄養士の資格を取りました。

 

資格試験の受験に必要な3年間の実務経験は横浜市の小さな保育園で積みました。その3年間で仕事をする楽しさ、やりがいを思い起こし、せっかく取った資格を生かしてもう少しきちんと働きたいと、ハローワークで求職を始めました。

 

そして年齢や栄養士としての経験だけでなく、人物面やその他の社会人経験など総合的な判断を重視するメディヴァにご縁がありパート管理栄養士として入職しました。初めは繁忙期のみ週2日程度の就業でした。短時間勤務とはいえ丁寧に仕事する事を心がけ、社内の打ち合わせや研修では積極的に意見を出すように努めました。

 

その結果、徐々に任せてもらえる仕事も増え、また自分自身も家庭と両立しながら仕事することに自信を持ててきたので、現在は勤務時間数も週4日以上に増えました。今では多くの企業に出向き栄養指導をしています。メディヴァではパートといえどもクライアントの健康保険組合様への対応や指導資料の作成などの重要な仕事も任されるので毎日が勉強です。
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私が保健指導でお会いする方は、仕事が忙しく外食が多い方、どうしても夕食時間が遅くなってしまう方、運動する時間なんてとてもじゃないけど取れない方がほとんどです。しかも初対面の方に生活習慣を見直していただかなくてはなりません。

 

そんな時役立つのは栄養士としての知識だけではありません。むしろ、CA時代の限られた時間と空間の中で相手を思いやる「おもてなし」の心、子育てのイライラに共感できる気持ちです。さらに、パパッと作れる手抜き料理を提案できる主婦の感覚であり、仕事に行き詰った時、できない時には素直に「お願い!」と若い仲間に助けを求められる心です。今までの経歴が一つに繋がって来ており無駄な経験なんて一つも無いと感じるこの頃です。

 

今後もきちんとスキルを獲得しながら異業種での経験の強みを生かして、しなやかに仕事を続けていきたいと思います。

 

若い女性が多く活躍している部署なので、彼女たちに働き続ける女性としての将来のビジョンを与えられる存在になれるよう、もうひと踏ん張りしたいと思っています。


 

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