新型コロナウイルスワクチン職域接種の取り組み

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こんにちは。コンサルティング事業部の山本です。

メディヴァでは、医療法人社団プラタナスとタッグを組み、本年6月より新サービス「新型コロナウイルスワクチン職域接種 運営企画/運営支援」を行っています。新型コロナウイルスワクチン職域接種を実施する企業や健保組合様向けに、全体の業務設計や運営をサポートするものです。

ワクチン接種に伴う医療的・法的なリスクに対処しながら、安全で効率的、かつ受診者にも配慮したプロセスを設計し、また企業内の産業医や医療職の方々とも連携して予約受付から、医師・看護師・事務員の配置、当日の運営(ワクチン準備を含む)、安全管理、行政報告等、全ての工程をワンストップで対応しています。

この事業は、プラタナスとともにメディヴァ内の多くの部署が横断的に関わることで実現できたものだと聞き、人事ブログでも紹介したいと、プロジェクトの中心メンバーであるコンサルティング事業部の林と中澤に話を聞きました。

林:2013年入社。新規事業担当マネージャー。DX他、医療機関の運営支援等。
中澤:2020年入社。新規事業担当シニアコンサルタント。在宅医療、地域健診に関するDX等。



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― まずはプロジェクトマネージャーとして、企業の 新型コロナウイルスワクチン職域接種を推進してきた林さんにお伺いします。事業の概要と始まったきっかけを教えてください


(林) メディヴァの運営支援先である医療法人社団プラタナスと協働し、企業の職域接種向けに、ワクチン接種における企画コンサル及び、医師・看護師のアサイン、そして当日の現場マネジメントを提供しています。いろいろな会場で実施していますが、一番大きな会場では土日祝日限らずほぼ毎日、数百人の方々に接種しています。

元々は、コロナ禍の収束にメディヴァが少しでも貢献したいと思い、自治体における集団接種の企画・運営のコンサルティングをスタートさせました。いくつかの自治体に提案して、内容的にはベストだったと言っていただけた所もありましたが、入札ではロストしてしまいました。

その後の集団接種の混乱が報道されるのを見て、自分たちが関われていたら、、、と悔しく思っていたところ、6月に入って企業の職域接種実施の話が厚労省から発信されたので、自治体の時の企画をもとに、もう一度チャレンジしてみようと、即座にみんなで動き始めました。その結果、多くの企業からお問い合わせをいただき、受注につながりました。


― プロジェクトの運用設計を担当された中澤さんにもお伺いします。 新型コロナウイルスという未知の状況下でしたが、どのように検討を進められたのでしょうか?工夫されたポイントなどあれば教えてください。


(中澤)  新型コロナウィルスや職域接種に関しての知見や情報が少ない中なので、手探りでの運用設計でした。ただ、プラタナスでは医療機関としてファイザーワクチン接種の実施経験や、インフルエンザ予防接種等の経験もありましたので、アドバイスをもらうことができました。ドクターから基本的な考え方や、リスクについても教えていただき、設計を行うことができました。

実行してみると上手くいかない点も多々ありましたが、他の接種会場での経験がある看護師さんを始めとする多くの方からアイデアをもらいながら、ひたすら改善を積み重ねていきました。

新型コロナウイルス感染拡大を早く終息に繋げるために、1日でも早く1人でも多くの方に 接種して欲しいという想いで進めてきました。 メディヴァ・プラタナスの関係者のみならず、今回協力いただいた医療職やパートナー企業の方々ともこの想いを共有し、未知の状況に一緒にチャレンジしていく協力体制を築けたことが良かったと思っています。


― 運用を進める際に難しかったのはどんなことでしょうか。


(林)  接種人数が確定していないクライアントも多かったため、収入が予定を下回った場合には赤字になってしまうことを危惧しました。そこは企業にお願いして、予定接種人数を定めたうえで、これを下回った場合には収入補償をしていただく形をとり、医療者の安定確保が出来るようになり、最大の懸念であった医療者の確保の目処が立ちました。

ところが今度は国からワクチンが納品されないという問題が発生し、受注が決まった企業の多くが実施できない事態にもなりました。最終的にはかなりの接種を実施できましたがハラハラしましたね。


― 実際にやってみてわかったこと、手応えなどはありましたか?


(林)  接種会場は一つの医療機関でもあります。毎日、医療者が日替わりで会場に来る体制を整え、運営に関わるチームメンバーも社内の様々な部門から関わってくれています。組織の垣根を超えて、医療者の立場に立って業務を改善しながら日々運営出来ているのは、常に医療現場に近いところでコンサルに関わって来た当社だからこそだと思います。

全部で200人以上の医療者の方の応募調整や給与計算に対応しながら、新しい医療機関を1ヶ月後に作り、安定して滞りなく運営することが出来るのも、迅速かつ柔軟に社内の体制を整えることができるメディヴァならではだと思いました。

医療者の募集に関しては、プラタナスとメディヴァの多くの関係者の協力を経て、1週間で100人以上の応募があり、社員ネットワークの凄さを痛感しました。今後もこのネットワークを医療現場に活用していくことができるのではないかと考えています。


― 中澤さんもプロジェクトを通じて感じたことをお聞かせください。また、その先としてこれからやりたいと思うことなど聞かせてください。


(中澤)  メディヴァやプラタナスの人材の多彩さを改めて感じました。分からないことがあっても、聞けば必ず誰かが教えてくれたり、一緒に考えたりしてくれました。逆に、職域接種での知見が他のプロジェクトなどに役立つこともありました。 それぞれのバックグラウンドはまったく違いますが、その掛け合わせによって対応力が広がり、今回のプロジェクトが実現できたと考えています。有事の際の未知の状況であっても、立ち止まらずにできることを探し出して実行するメディヴァとプラタナスの力を、今回体感することができました。

まだ感染の終息は見えませんが、職域接種の現場を経験したことで、新しいニーズも見えてきました。検査のハードルを下げて感染源を早期に見つけることや、感染しても早期に治療を受けられて重症化させないこと、自宅療養時の家庭内感染の抑制や生活サポートなど、できることはまだまだあります。早速、次の一手をみんなで準備中です。


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ありがとうございました。

話を聞いて、企画設計段階ではメディヴァが主体となり、運営段階ではプラタナスが主体となりながら、それぞれが蓄積してきた経験と知識を活かした協力関係のもとに実現できた事業だということがよくわかりました。
また、プロジェクトの内容に応じて、社内のバックグラウンドの異なる社員が知恵を出し合い、迅速かつ柔軟に全社横断型の体制を整え実行するというメディヴァの強みが発揮されたことも、短期間での成果に繋がったのだと思いました。

今回の事業で得た知見が、また新しいプラタナスとメディヴァを作っていくことになります。この経験を生かして、私たちがどのように変わっていくのか、とても楽しみです。

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