MENU

募集職種・エントリー

メディヴァの人事ブログ
私たちの日常、仕事、仲間、価値観などを
理解していただくために綴るブログです。

2017年05月10日(水)

転職先を選ぶときに役立つと思うこと

面接で様々な人とお話しする中で、その方にとって必要だと思ったことをお伝えすることがあります。アドバイスというにはおこがましいですが、私が思うことをお話しして何かの参考になれば、という思いからです。

内容は、その方の状況や話の流れによって異なるのですが、仕事選び、進路選びをするときに、誰にとっても役に立つと思っていることがあります。私の経験値や見聞きした中で思っていることです。

それは、仕事や就職先の選択基準を考えるにあたり、基準は最も重要な一つだけに絞るということです。皆さん当然、選択基準についてはよく考えられているでしょうが、一つに絞り切るということは意外とされておらず、いくつかを想定して、優先順位をつけるくらいにとどまることが多いようです。
本気で一つに絞り切り、その他のことはすべて思ったこととかなり乖離したものであってもよいか?とリアルに想像してみることがポイントです。

人は様々な可能性がある状況では「あれもこれも」と全部が満たされることを願って行動しがちです。転職活動、就職活動においても、最初のうちはそうでしょう。しかし「あれもこれも」と考えていると、よく考えているつもりでも一つ一つへの見極めが緩くなるということが、一つに絞り切ることをお勧めする理由です。

簡単な例ですが仮に、待遇も良く、世間体も良く、仕事の遣り甲斐も申し分ない、ということを全部満たそうと考えていたとします。そうすると、就職先を見るときにどうしても、その3つとも見極めもそこそこに、バランス良く満たされていそうなところに目が行きがちになります。そのうちに、願望が入り混じって、全部が良く見えてきたり、無意識に怪しい部分からは目を背けたりします。

結果として3つとも満たされている就職先へ行くことが出来れば、問題は起こりませんが、現実の世界ではすべてが高いレベルで満たされるということはかなり稀です。いくつかは平均よりかなり悪いことになっていたりします。

そのときに、どの要素が一番問題となるのかを把握しているかどうかが大きな差を生みます。もし、本当に大事な一つを”外して”いると、この仕事、この会社を続けていくことが出来ない、という結果が起こり得ます。逆に、本当に大事な一つがしっかり満たされていれば、色々ありつつもその会社で経験を積み、キャリアを進めることが出来ます。

いくつかの基準のうちどれが本当に大切なのか?実際に働き出してみれば、結果としてわかると思いますが、事前に見極めるのは難しいものです。「どれか一つだけは手に入って、その他はすべて手に入らないとしてもやっていけるのはどれ?」ということを問いかける、いわば自分の気持ちや価値観を確かめるための自分に対するテストというようなものです。

もし、このテストによって、ご自分にとって本当に大切な一つのものが見極められ、「確信」に変えることが出来れば、それ以降は会社や仕事を見るときに、はっきりした一つの基準に集中して判断できます。

「3つとも満たす会社ならいいな」という意識のときの見極める力と、「この一つが本当に満たされているかどうか?」と集中しているときの見極める力はかなり違うと経験から思います。

一つに絞るということ自体はシンプルな話しなのですが、選択基準には、上に書いたような単純なものばかりではなく、内面の価値観に関わるようなことが多く、そもそもどんな選択基準が有りえるか?というところから考える必要があります。また本当にリアルに想像するということも難しいので、実際に行うのは簡単ではないと思います。

私は、面接の場でこういったことを考えるときのサポートをすることがしばしばあり、「自分では事前に思ってもいなかったことが引き出された」という感想をいただくことも多くあります。メディヴァや医療の仕事に興味を持った方はぜひ連絡をいただき、面接でお話しできればと思っています。

ちなみに、私の経験値や見聞きしたことから、もう一つ言えると思っていることは、大事な選択基準一つだけに絞って、「他のことは全部いらない」と思い切ったとしても、実は他の基準が全部最悪、ということもあまりなくて、最重要の基準でなければ許容範囲であったり、割と良い方、ということも多いと思います。確率分布からすれば当たり前のことでしょうね。

大事なものは外さずにキッチリ押さえておき、他の要素で意外と良かったものについては、プラスアルファとして喜ぶ。こういう心持でやっていくと転職やキャリア作りも上手くいくと思います。(岩崎克治)