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メディヴァの人事ブログ
私たちの日常、仕事、仲間、価値観などを
理解していただくために綴るブログです。

2019年11月29日(金)

ある日の採用チームでの会話から考えたこと

メディヴァの採用チームは私を含めて8人のメンバーが一つの部屋で仕事をしています。男女比は3:5、年齢層はけっこう幅広く、私の年齢の半分くらいのメンバーもいます。

そんな中で日々様々な会話が交わされますが、なかなか多岐にわたる話題があり、楽しく、ためになることもしばしばです。採用チームの雰囲気を紹介するため、またその雰囲気から私が感じたことがあったので、少し紹介します。

2,3日前にひょんなことから、どうして一定の年齢層の男性(はっきり言えば”おじさん”)は、人の間を通ったり前を横切るときにときに、手刀を上下に振る動作をするのか?という話題になりました。

これはどうやら日本人に特有のものらしいのですが、日本人の多くが人の周りに存在すると考える「気」を切ることに由来するらしい。それにしても、なぜおじさんがそうするのか?

そんなときに、少し離れたところからMさん(女性)が「私もやってる!」と会話に飛び込んできました。その後は、笑いが起こってワイワイとその続きの会話で盛り上がったのですが、それを聞いて私は、採用チームの雰囲気がよく表れていると感じました。

というのは、こういう会話はともすると「(手刀で切りながら横切る)おじさんっぽいのって嫌だよねー」という空気が最初から醸し出され、Mさんのように(おじさんじゃない)私もやってる!と切り出せなくなるようになると思うのです。
私たちの部屋では、そうならずに、冗談めかしつつ自分もやっている、と言い出せるような空気になっているのだろうと思います。

職場であっても、何気ない人の集まりであっても、最初から何が良くて、何はダメ、といったような空気が作られることはよくあります。そして、それが嫌だなとか、言いたいことが言い出せないな、と思う人が必ずいると思います。
さらに、その場で言い出せない人が、その場は我慢しつつ別のときにはそれに対抗する「空気」を作り出そうとすることも割とあるように思います。

このように空気の作りあいが始まると、だいたい良いことはありません。対立するグループが出来たり、どちらにしても全員が言いたいことを言えなかったり、ということが起こります。

日本人はとかく相手に「空気を読む」ことを求めたり、空気が読める能力を肯定的に感じたりすることが多いように思いますが、私にはあまり良いとは思えません。特に経営、会社の生産性、事業の発展、ブレイクスルーといった観点からは、全員が意見を交わし、ベストな考え、選択を生み出すことから遠ざかってしまいます。

一方で、全員が力の方向性を合わせたり、目的に対して集中させてくれる効果があるのも「空気」なのだろうと思いますので、良い面もありそうです。

全員が知恵を絞ったり答えを模索したりするときには、サラサラとして縛りのない空気が望ましく、方向性が一致した後にお互い助け合い、苦しいときに踏ん張らせてほしいときに、一方向へ向かって勢いのある空気や包むような温かい空気が望ましいように思います。

一概にどんな空気が良いとも言えず、目的に合わせて空気を作り出せる力、操れる力が個人や集団に求められるのかもしれないと、この採用チームの会話を通じて思いました。(岩崎克治)