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募集職種・エントリー

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メディヴァの人事ブログ
私たちの日常、仕事、仲間、価値観などを
理解していただくために綴るブログです。

2019年06月19日(水)

医療を身近に。

こんにちは、採用Tの村上です。

先月の大型連休を、検査結果を待つ患者家族として過ごしました。
これまで身内を含め大病を患ったことがなく、初めての経験でした。

結果としてシビアな状況ではなかったので言えることではありますが、
縁あってメディヴァに入社し、医療界の一端に身を置いたことで、
以前とは違った視点から状況を受けとめ、医療について考える機会となりました。

採用を通じて関わったある医師の方が
「あなたはガンです」ということを15分で言わなければならない
そのことのジレンマについて語っておられました。
「だから今は1時間くらいかけて診ることもあるんだよ。怒られちゃうんだけど。」と
話してくださったのがとても印象的でした。

今回いざ患者家族として同じ局面に立ったとき
生命に関わる説明をするのに、15分で患者の理解と納得を得られるはずがない、という
その医師の言葉の重みを実感しました。

検査結果の説明を受ける際、予約制にも関わらず1時間ほど待つことになりましたが、
いま診察室にいる患者さんにとって納得のいく面談となることを心から願うばかりでした。

いざというとき、患者家族として、また患者本人が
いかに質問すべきことを適切に質問できないかということも痛感しました。
どこか気持ちが上ずっていたり、こんな質問は的外れでは?と妙な羞恥心が交錯したり、
その場では何となく理解した気になってしまったり。
あとになってから、そういえばあれはどうなんだろう?これはどうなんだろう?と次々と疑問がわく始末。。。

今回少し特殊な症例だったこともありますが、
ある程度の予備知識なしに医師の説明を聞くことは余りに無防備であり、
医師・患者双方にとって貴重な機会損失だと反省しました。

当事者である身内とどう接するのか、について考えることも初めての経験でした。
励ますのか寄り添うのか、明るく振舞うのか、ともに心を痛めるのか。
まずは前向きに希望を持つのか、現実をしっかり受け止め対策を練るべきなのか。

今回の経験によって、なんらかの回答を得たわけではありません。
ただ、私にとっては、当事者として医療と真正面から向き合う初めての機会となったことは間違いありません。

メディヴァに入社して以来、医師をはじめとする多くの医療従事者の方と接する機会に恵まれました。結果として、医師を医療者としてだけでなく、ひとりの(プロフェッショナルな)人間としてみる視点が新たに加わり、
今回のような局面でも、患者家族として、客観性を失わずに済んだ気がします。

主治医がちょうど同年代で、感覚・テンポ的に共感しやすいタイプの先生だったこともあり、医師に全面的に依存するというよりは、医師をリーダーに、患者である身内と患者家族である私と3人でどう対処していくのか、というチームプロジェクト的な感覚を持ったことは自分でも意外でした。

医療業界で採用の仕事をするなかで、いつのまにか医療はわたしにとって身近なものとなっており、今回の状況について、必要以上に「特別なこと」として捉えずに済んだのは、幸運なことでした。
少しずつでもこうして「医療を身近に」感じていくことが、自身の医療リテラシーの底上げにつながるような気がしています。

メディヴァで働くことで一番恵まれていると思うのは、ごく普通の人間が、医療について考えるきっかけや様々なサジェスチョンを得られることです。知見といえるほどのものはありませんが、これまでに知り得たこと、医療者の方から伺ってきた話、感じてきたことの一つ一つが、確かに糧となっていると感じます。

経験を重ねながら、これからも自分なりの医療を考えていきたいと思います。