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人事ブログ

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2020/10/30/金

事業

<九州支店> 地域医療の創出を目指して

皆さま、こんにちは。採用チームの増田です。
突然ですが、メディヴァに九州支店があることはご存知でしょうか?

九州支店では通年でコンサルタントの募集をしております。ご興味をお持ちいただけた方々に対して、九州支店の取組みやその思いなどご紹介したく、九州支店長の柿木に話を聞きました。ぜひ最後までご覧いただけますと嬉しいです。

◆開設の背景やその思い

―開設から7月で一年が経ちました。まずは、開設理由を教えていただけますか?

10年以上前から九州・中四国エリアには多くのクライアント先があり、これまでは出張しながら医療機関の支援を続けてきました。しかし、ここ数年、医療機関や介護施設からの事業立ち上げや、地域包括ケアシステムの開設のお問い合わせ、金融機関から経営再生のご相談をいただくことが多く、医療機関や医療システムはまちづくりにおいても重要なため、地域全体の医療を底上げしたいと思い、九州支店の開設に至りました。

地域医療の底上げは重要なテーマですよね。イメージされているプランなどはあるのでしょうか?

実は九州エリアというのは、進取の気性といったものがあり、新たな試みに対し意欲的な医療機関の経営者や医療従事者が多くいらっしゃるんです。地域包括ケアの環境整備は、高齢者のQOL向上や医療機関の経営効率化の面でもかなり重要でして、日本を始めとするアジア各国で急速に進む高齢化に対し、九州発で新しい取り組みを行うことで全国をリード出来るかもしれないと思いました。実現することで、地域全体の医療の底上げになるとも考えています。地域の医療機関の皆さまとともに、九州からモデルケースを生み出しアジアに発信することを目指したいと思っています。

新しい取り組みとはどのようなことでしょうか?

先日実施したオンライン勉強会というのも、その一つですね。福岡県内の病院やクリニックを対象として、コロナ禍で厳しい経営状況となっている医療機関の皆さまとともに、withコロナ時代の医療経営について考える会です。メディヴァが長年培ってきた経営ノウハウや知見の提供を行い、医療機関の手助けになればと思い実施しました。まだお話できる段階ではないものも含め、今後様々な取り組みをしていきたいと思っています。

これからが楽しみですね。支店の場所を福岡にされた理由を聞かせてください。

福岡市はここ数年で人口も増加していてとても活気がある街です。人口が増加している地方都市はあまりないのが現状です。今後さらに発展していく可能性がある場所だと思い決めました。オフィスは博多駅前にあります。他県のクライアントが打ち合わせで来社されるとき、また東京から出張で来るにも分かりやすい、アクセスの良さも選定理由の一つですね。

◆安定的な経営、そして進化へ

先ほどご相談が増えてきているというお話がありましたが、どのようなものが多いのでしょうか?

今はコロナ禍が影響しているせいもあり、経営難に陥っている医療機関からの相談が増えています。具体的には、対象施設が今後どのような機能・役割を担う医療機関になるのかを明確にし、その実現のためには何に取り組むべきかを整理する事業戦略・施策立案。資金繰りなどの財務改善。また、組織運営、採用・労務などを含む、経営全般に関する相談が多いです。また、病院の建替え、新しく事業を始めたいといったポジティブな話もあります。各クライアントはそれぞれ置かれている状況が異なりますので、クライアントの状況と期待に添った最適なサポートをする必要があると思っています。

―コロナ禍で医療機関も経営が厳しいのですね、、、メディヴァへの相談が増えた理由はあるのでしょうか?

これはメディヴァの認知度が上がってきているからだと考えています。創業からこれまでの20年間の実績が口コミで広がっていることも一因ですし、代表の大石ら、役員や各コンサルタントが講演やブログで積極的に情報を発信していることも影響していると思います。また、今までに得た知見を本にまとめ、出版、広く発信していることも関係があると思っています。一人ひとりの活動の積み重ねが、皆さまからの評価に繋がっているのではないでしょうか。

―九州支店を構えたことで感じられることは何かありますか?

冒頭でも話しましたが、九州に腰を据えて活動をすることで、周りからの印象が良くなっているように感じています。支店が九州にあることで、嬉しいことに地域に根を張った企業という印象を与えているように思います。

昨年の8月に九州支店開設記念セミナーを開催したのですが、多くの医療機関が参加してくださいました。相談や問い合わせは、他の医療機関や地元の金融機関からもいただく機会が増えていて、内容としては、融資している病院の経営状況が厳しいがどうしたら良いか、病院建替時に立てた収支計画が予定通りに進んでいないので現場を見て欲しいなどです。おそらくファクトベースで考えられてないことが予想されます。経営の立て直しを行うだけでなく、安定した経営の継続や、これを機に進化していけるよう支援をしていきたいです。

―進化とはどういったことをお考えですか?

コロナ禍による医療機関の経営は深刻ですので、経営の立て直しを支援したいと考えています。元に戻すだけではなく、これを機に患者様や地域が求める理想の医療機関を創っていくことが大事だと思っています。例えば、医療機関には様々な無駄があることが分かっています。それを可視化し、業務のやり方を変えていく、医療におけるデジタル化もその一つですね。そういった一つひとつの取り組みにより、地域に必要となる医療機関が安定的な経営を行えるように支援を続けたいですね。九州支店の人を増やして、より支援の強化を図りたいと考えています。

◆活躍の場の創出

―それで募集することになったのですね。

それもありますが、九州支店を開設した理由はもう一つあって、それは九州で働くことを希望されるコンサルタントの活躍の場を創出したいという思いもあります。メディヴァのようなコンサルティング会社の多くは、東京を中心にオフィスがあり、地方の方は転居しないとそういった会社で働くことができません。地方にも優秀な人材は多くいるので、九州の方々が活躍できる場をつくりたいと思いました。

―それは地域への貢献に繋がりますね。

先ほども話しましたが、専門知識が欠かせない医療機関の経営支援が出来る人が増えることは、さらに多くの支援が出来ることに繋がります。医療機関や医療システムはまちづくりにおいて非常に重要なものですので、九州の方々とともに、地域全体の医療を底上げしていきたいですね。

―地元の方々と共に九州を盛り上げていくのですね。ところで、九州支店で勤務している社員は何名いらっしゃるのですか?

クライアント先にいる担当者も入れて、現在9名です。うちコンサルタントは3名です。メンバーが増えてきたらチャレンジしたいことは沢山あります。介護施設の経営支援や行政の案件等にも取り組んでいきたいですね。

―九州支店のプロジェクトに東京のコンサルタントも関わることはあるのですか?

九州支店だけで行っているプロジェクトもありますが、人数に限りがあると取組みに制限ができてしまうので、東京のメンバーにも入ってもらうこともあります。育成を考慮して、できる限り社内全体で様々なメンバーと組んでもらうようにしています。それぞれ得意分野を持ったメンバーと議論することで、互いに気付きが生まれますし、人と交わり、プロジェクトを進めていくことでお互いの成長に繋がると考えています。

―メディヴァには様々な経験を持った人がいるので、刺激がありますね。九州支店の役割はどのようにお考えですか?

九州・中四国のクライアント先への定期的なフォローは九州支店の役割だと考えています。やはり物理的な距離、拘束時間を踏まえると、東京のコンサルタントがすぐに九州に来るのは難しいです。九州支店のコンサルタントがクライアント先に定期的に伺い、何か起こった時にすぐに対応出来ていることは当地にある強みだと思っています。

◆新型コロナウィルスの影響

―柿木さんはこの春に東京から九州に転居されたそうですね。急な異動だったので驚いたのですが、そのお話も教えていただけますか。

驚かせてすみません(笑)。九州支店が出来た頃から福岡に異動することは薄っすらと考えていましたが、福岡に生活の拠点を移す決断に至ったのは、新型コロナウィルス感染拡大の影響が大きかったですね。

徐々に感染が広がり、移動を自粛する雰囲気が広まり、また非常事態宣言が発出されると予想される中、九州と東京を行き来するのはリスクが高いため、軽減するにはどうしたらよいかを一番に考えました。

苦しい時期でした。どうしても移動が多い=感染リスクが高まるのは避けられないですよね。とはいえ業務上、出張は多く、医療機関に出向くことも多いので、このリスクを避けるためには、、、「そうだ、福岡に引っ越そう」と。九州に転居した方が、クライアントと自分の双方にとって良いと思い、家族に相談してすぐに転居することを決めました。決めたらすぐに異動できた、というのは良かったです。

―「決めたらすぐできる」とはメディヴァらしいですね。転居されたことで何か変化を感じられていますか?

安心感が違います。クライアント先に対しても、家族に対しても、移動による感染リスクが減ったことで、私自身のストレスも軽減されました。また、私が常駐したことで、気軽に連絡いただけるクライアント先や連携先も増えて、これまで以上に頼られていると日々感じています。私も「すぐ伺います」と答えやすいと思っています。コロナ禍で移動や面談の制限があるからこそ、物理的な距離の近さが信頼関係の構築に繋がっていると感じています。

結果として東京にいるメンバーとは離れてしまいましたが、彼らもテレワークが中心になっていますので、頻繁にWebミーティングを行うなどして、あまり距離感や不便さは感じていません。

―ちょうどテレワークが増えたタイミングで、より良かったのかもしれないですね。

九州に住まいを構えることで、九州の様々な情報を肌で感じることが出来る、というメリットは大変大きいです。一方で、東京の情報は九州に住んでいても沢山入ってくるので、その点での影響はあまりありません。朝の情報番組は、渋谷のスクランブル交差点や品川の出勤風景から始まることが多いです(笑)

◆働き方の多様性

―なるほど。働き方にあまり差は感じないのですね。

思っていた以上に影響はなかったので、首都圏以外での働き方についても、採用で何か発信することができないかと思いました。繰り返しとなりますが、地方には優秀な人材が多くいます。職種は限定されますが、私のように首都圏を離れて地域のクライアントとしっかり関係を築く、東京には年に数回程度行く、という働き方は十分実現可能だと思っています。九州に限らず、他の地域にも当てはまる可能性があると思います。最近は脱・東京一極集中という議論も聞かれますし。いつか新しい働き方やビジネスの提案に繋がったらと思っています。

―新たな価値が生み出せるといいですね。では、求める人材像などお聞かせください。

メディヴァのコンサルタント採用と同じ考えです。九州支店だからという違いはありません。「調査分析を行い、まとめた計画・施策について提言だけで終わらせずに、自ら医療現場に入り込み、医療機関の皆さまと最後まで一緒にやり遂げたい」「より良い医療機関づくりをサポートしたい」という気概のある方がいいですね。

実現のために、「自分の頭で考え続け行動に移せる」「変化を楽しみながら試行錯誤できる」「必要な時には周囲を巻き込みながら物事を進める」「失敗を恐れずにトライ&エラーを繰り返し行える」といった考えや行動がとれる方が合うと思います。

―募集要項には、東京での勤務が必要と書かれていますが、その理由は?

これは社内の人脈形成や、メディヴァのコンサルティングの手法を身につけていただく期間と考えています。当初は一年ほどと考えていたのですが、コロナ禍となった今は、東京のプロジェクトに参加してもらいつつ、月に1-2週間ほどの出張を何度か行ってもらう方法でもいいのではと思っています。応募いただく方の状況次第で、例えば、IターンやUターン希望の方もいらっしゃると思いますので、相談しながら決めていければ良いと思っています。働き方に柔軟性があるところも、メディヴァの良さだと思います。

―最後に、応募を検討している方へメッセージをお願いします。

現在、世の中には停滞したムードがありますが、メディヴァ九州支店は、元気ある、前向きな話が出来る、心から楽しめる会社だと思います。これからも九州・中四国の医療を支えていきたいと思っていますので、地域医療に貢献したい方、東京にこだわらない働き方をしたい方、私たちと一緒に九州・中四国の医療機関・介護施設を盛り上げていきましょう。

当社に興味を持った方は是非、応募を検討してみてください。

―仲間が増えるのは楽しみですね。今日はお話を聞かせていただき、有難うございました。

◆インタビューを終えて

お話を伺い、柿木さん自身が変化を前向きに楽しんでいることが伝わってきました。また、メディヴァが九州の地に根を下ろし、支援に取り組むことで、どんな新しい価値が生まれるのか、どんなモデルケースを発信していけるのか、私も採用活動からその支援をしたいと強く思いました。

冒頭でもお伝えしましたが、メディヴァでは九州支店で医療界への支援に取り組みたい方を募集しています。

「経営難に陥っている自分の故郷の施設を救いたい!」
「九州から全国に向けて新しい取り組みを発信していきたい!」など、
ぜひ、弊社で実現させたいことをお聞かせください。

皆さまからのご応募、お問い合わせ、熱いメッセージをお待ちしております。

募集要項はこちら

お問い合わせ: 株式会社メディヴァ採用チーム(担当:増田)