事例

MEDIVAの医業承継事例

case1 少子高齢化が進む地域ニーズに応えて
医療・介護をトータルで支援する施設に医療法人社団たかはら会

概要

  • 医療法人社団たかはら会
  • 栃木県塩谷郡塩谷町
  • 施設・サービス:尾形医院(外科・内科・胃腸科・肛門科・整形外科・介護医療院:19床)以外にも、介護施設や高齢者向け住宅、訪問介護・ステーションなどを運営
  • 売主:現理事長の叔父 (元々は祖父が開業したクリニック)
  • 買主:現理事長(売主の甥)
  • 譲渡理由:後継者不在

1948年に元理事長の祖父が「尾形医院」を開業。外科医として大学病院に勤務中だった現理事長は、叔父から承継を受けて4代目の理事長となりました。当初は19床の有床診療所としてスタートしましたが、2000年の介護保険制度施行と同時に居宅介護支援事業所とデイケアをスタート、翌年には社会福祉法人を立ち上げて特別養護老人ホームを開設しました。

その後、グループホーム、老人保健施設、サービス付き高齢者向け住宅も立ち上げました。2019年には、有床診療所の全ての病床(16床:介護療養病棟、3床:一般病棟)をすべて介護医療院としたことで無床診療所となりました。サービス付き高齢者向け住宅においては、サービスの充実を目指して定期巡回訪問介護看護事業もスタートしました。

背景には、かつて15,000人程度だった塩谷町の人口が徐々に減少し高齢者向けサービスへの需要が高まっていたことや、町内にこのようなサービスを展開する法人が他になかったことがありました。たかはら会では、地域への恩返しを考え、介護施設で寄席を運営したり、地域の身近な情報誌(フリーペーパー)を発行したりもしています。また、地域活性化のためにはじめたウォーキングイベント『しおやウォーク』は、県外からも1,000人以上が訪れるイベントに成長しました。

POINT

  • 高齢化が進む地域のニーズへの柔軟な対応
  • 医療、在宅、介護、すまいをトータルで支える姿勢
  • 自法人だけでなく地域全体の発展への貢献
case2 小規模病院における事業承継と戦略転換

概要

  • 首都圏の小規模病院(経営者一族から委任された雇われ院長が運営)
  • 高齢者対応の内科・整形外科→産婦人科に事業転換
  • 譲渡理由:院長の高齢化

当初、病院では院長が雇われて経営を行っていましたが、ご高齢で経営不振でもあったため、引退。そこで、オーナー理事長とその息子が経営を引き継ぎました。その際、周辺の市場や医師の専門性を鑑みて、事業内容を寝たきりの高齢者が中心の内科および整形外科から一部産婦人科に変更。最初は内科を継続しながら徐々に産婦人科の内装や機器等に投資をし、5年かけて産婦人科専門病院に転換していきました。結果的に事業は大きく成功を収め、事業転換前にあった借入金も返済することができました。

POINT

  • 市場調査と詳細検討に基づく精緻な事業計画
  • 既存事業を継続しつつ、新規事業投資を実現
  • 事業としての踏ん張り所を見極め、適切な形で経営陣がコミット
  • スタッフにも随時状況を共有
case3 第三者への診療所事業承継とPMI(M&A後の統合)

概要

  • 首都圏の内科病院
  • 父から子、子から第三者と2段階の承継
  • 譲渡理由:院長の体調不良

院長(父)の体調不良をきっかけに、父から子、子から第三者と2段階で承継を行いました。承継後の事業を当初より考慮し、事業継続中の診療所としては比較的安価で譲渡を実施。それにより、新院長は第三者承継後、内装や医療機器を一新するために予算を投下することが可能になりました。
スタッフの継続雇用に加え、大学で研究をしている旧院長(息子)も非常勤として週2コマの勤務を継続しました。旧院長を含めた非常勤医師をうまく配置することで週6日診療体制を構築し、今までの再診患者の継続だけでなく、初診患者の確保にもつながりました。

POINT

  • 適切な事業譲渡対価
  • 旧院長・スタッフの継続勤務
  • 旧院長と新院長間での信頼関係構築