メディヴァコンサルブログ

新年に寄せて

2012.01.17

昨年は、東日本大震災という大きな災害に見舞われ、日本全体が大きな被害を受けた年でした。当社支援先でも、被害に遭った施設、、被災後の患者受入等を行った施設、また被害にはあったが再開に向けて着実に進展している施設もあり、医療機関・介護施設と関わることの社会的な意義を改めて見直した一年でもありました。

そして今年は、診療報酬・介護報酬の一体改定が見込まれること、持続可能な社会を目指して税と社会保障の一体改革が議論されていることなど、震災とは異なる意味で、医療機関にとっては経営上の大きな節目となる年にあたると考えております。
 
診療報酬・介護報酬改定関係では、昨年末に、診療報酬は本体部分で+1.38%、総額でも+0.004%、介護報酬も+1.2%のプラス改定となる方針が決定しており、一見すると経営的には一息つける内容となりました。しかしながら、その財源は心許なく、税と社会保障一体改革では、消費税の増税が見込まれるなど、消費税が損税となる医療機関には厳しい議論も行われております。

こうした流れにおいて、今後、より一層、医療機関ごとの戦略策定が必要になることは間違いないと考えております。診療報酬では、これまでと同様に、救急や周産期、小児といった分野や在宅医療などに重点配分がされるという方向性は出てきております。また診療報酬外では、高齢者住宅の配置強化に向けた動きが加速しております。医療機関は、それぞれの特徴を活かしながら、より必要とされる医療機能の強化、また医療以外の介護や住宅を見据えた戦略策定が求められるようになったと考えております。

当社としましても、より複雑化し多様化する医療機関・介護施設の経営に対して、更なる貢献をするべく、一層の努力と経験を積む所存でおりますので、何卒、ご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。

今年一年が、皆様にとって良き一年となるよう、また日本そしてそのインフラとしての医療保険制度や介護保険制度が良い形に整備されるための一歩を踏み出せる一年となるように、心から祈念しております。