海外医療の現場から メディヴァ海外事業部ブログ

アジア

メディヴァ海外事業部の2017年上期

2017年06月19日(月)


こんにちは、鈴木将史です。早いもので2017年ももう半分が過ぎようとしています。メディヴァ海外事業部では、この約半年もまた色々と新しい動きがありましたので幾つか取り上げてみたいと思います。

 

①サウジアラビア王女さまが来日→乳がん検診プロジェクトがスタート

②日本政府が進める「国際・アジア健康構想協議会」の事務局を担当

③ベトナムに自前クリニックを設立することに

 

まず①に関しては、今年の3月12日にサウジアラビア国王が46年振りに来日されました。この訪日団の中に同国で女性の健康増進活動を行っている王女がいらっしゃったのですが、当社の乳がん検診の取り組みの話に興味を持たれ、関連施設(イーク表参道)の見学を行うと共に、同国への乳がん検診の展開について協議を行いました。その結果、今年より首都リヤドにパイロットサイトを作ろうということでプロジェクトがスタートしています。

次に②に関しては、既に当社の様々な所で書かれているので詳細は省きますが、日本政府は、「日本式」介護、すなわち「自立支援介護」のブランド化、「自立支援介護」を進める優良事業所の底上げ、介護人材の効率的な教育などに力を入れています。これを進める内閣官房 健康・医療戦略室のお手伝いを我々のチームが行っています。2月9日に開催された「第一回 国際・アジア健康構想協議会」では事務局を務め、約400人の出席者が集まりました。

最後に③に関しては、ベトナムのホーチミンに隣接するビンズン省において、ベガメックス東急社(東急電鉄さんと現地国営企業ベガメックスIDCの合弁企業)が開発を進めるビンズン新都市内に当社主導でクリニックの開設を行う運びとなりました。目下開発中のこの新都市(まだ医療施設はほぼありません)において理想の地域医療の構築を実現すべくまずGPクリニックの開設を目指します。

 

この3つ以外にも、順調に進んでいるベトナムのバックマイ病院のプロジェクトでは、4月に病院長ご一行が来日され、同行されていた保健大臣とも様々な協議ができました。中国は相変わらず動きが激しく、中でも亀田総合病院と共に進めるプロジェクトはかなり大きなものになりそうです。もうすぐ全貌が見えるので誰かが本ブログで書くことでしょう。その他、ミャンマー、イギリス、台湾などプロジェクトの卵たちが孵化を待って?いるところです。この半年間も昨年に違わずドラスティックな期間でした。

 

 最近では私を含め皆さん出張が多く、全員が一同に会することが少なくなってきましたがようやく来月の上旬には久々の飲み会も開催できそうです。世界各国から集められたお酒と食材で楽しい会にしたいと思います。日々色々とはありますが、チームメンバーのレベルアップも進んでいますし、また年末には面白い報告ができそうです。

 

写真はビンズン新都市の完成予想

 

既に完成しているこのタワーの1階にクリニックができます。

 

タワーの上層階から見た風景。これからどんどん街ができていきます。

 

 

海外事業部のホームから_2

2017年04月27日(木)


世界を飛び回る海外事業部のメンバーたちですがいつも買ってきてくれる、お土産も多種多様で大変興味深いところです。

ついついすぐ口にするばかりで写真を撮り忘れてしまうのですが一部好評だったものをご紹介します。

(ちなみにお土産というのは一説によると「土産」は「宮気」(みやけ=神のいます場所)、「宮笥」(みやげ)からきた言葉らしく、参拝した神仏にまつわるお守りやお札を持ち帰ることで自分が授かった神仏の恵みを親類縁者におすそわけするところからきているそうです。日本人が必ず土産を買うというのもこういった歴史背景からきているのかもしれないですね。)

 

<中国>

・ロバの肉、中国では一般的に食べるんだそうです。珍味として好評でした。

・春は日本でいう”よもぎ”も食べるのだそうです。

 

<サウジアラビア>

サウジアラビアは一般的らしいデーツ(ナツメヤシの果実)人によって好き好きあるようなのですが美味しくいただきました

 

<ベトナム・アジア>

ラーメン系、さまざまな味がとりそろっています。パッケージも楽しいですね。

 

最後に・・

 

ところでメディヴァの女性社員の特権のひとつで毎年の健診を女性専門クリニックイークにて受診ができます。

イークにて詳細な検査を行ったことで長年、個人的に悩んでいた婦人科系の悩みが判明し、会社のサポートもあり治療へとすすめることがかないました。

これまで勤務した会社でも年1回一般的な健診は受診していましたが状況に応じて検査項目が多い人間ドック等で健康チェックすることの大切さを自らを通じ、痛感した次第です。そしてなにより社員の健康づくりを応援する会社に感謝をしています。

 

今回自身が患者になってみて気づいたことを忘れずメディヴァの理念である「患者様視点での医療改革」を行う一員としてこれからも貢献していけたらと考えています。

 

 

エンジョイ!ハプニング!

2017年02月03日(金)


こんにちは。1月末にお正月を迎えた習慣の皆さま、明けましておめでとうございます。当ブログ2回目の登場の西澤です。今回は医療の話ではなく、海外の仕事をするのには欠かせない出張旅行の話です。軽いタッチで進めますので肩の力を抜いて読んでもらえれば嬉しいです。

このブログ原稿を書いている時点では、メディヴァは海外事業担当を積極募集中です(興味のある方は、https://mediva.co.jp/recruiting/recruitment_summary/ から「海外事業担当」をクリックしてください)。募集案内にも「※月に1回程度、1~2週間の海外出張がある予定です。」なんて書いてあったりして、今の私にもそこそこ海外出張の機会があります。

日本からの出発や日本への帰国は飛行機です。到着空港から目的地へ移動し、出張先ではホテルに宿泊です。これは普通ですね。一方で、「飛行機が欠航で仕事に間に合わなかった」「この部屋、ちょっと臭いませんか」のようなハプニングもあります。皆さんもいろんなハプニングに遭った経験があると思います。

私のトラブル、ハプニングの経験を少し。

  • 乗り継ぎ空港の到着ゲートで私の名前が書かれたプラカードを掲げた係員を発見。「この便(今まで乗ってきた便)が遅れたので、乗り継ぎ先の便には間に合いません」と言われて乗り継ぎ地で一泊。一日分の予定がキャンセルに。
  • 今度は乗り継げたケースですが、別の出張の帰路で、乗り継ぎ時間が短かったので、到着ゲートでプラカードを持った係員がいて、次の便の出発ゲートまで小走りで連れて行ってくれました。そして、羽田空港に帰国したときの到着ゲートでも私の名前が書かれた紙を掲げた係員を発見。曰く「申し訳ありません。お預けのお荷物が乗り継げませんでした」。スーツケースは走れないか・・・。
  • ホテルのセーフティーボックスの取扱説明をがんばって解読してロックしたのに、ボックスごと持ち上げて部屋から持ち出せるやつだった。意味ないような気がしました。
  • よく行く空港の出口は二ヶ所。待っていてくれるドライバーさんと出口で会える確率は半分くらい。出会えない場合は到着フロアを右往左往して探します。でも、どの出口からどの便の乗客が出てくるか空港の表示板にはちゃんと出てるんですけどね。

今思い出すとそれほど大きなハプニングに感じませんが、その時は必死になっていた気がします。

先日に目にした某航空会社の機内誌に、ツアーコンダクターの方々のエピソードが載っていました。そのなかには、「何かトラブルが起こったときの、私たちの頼りは、トラブルを前向きに受け止めて楽しんでしまうようなお客様です。そういったお客様の前向きな笑顔がツアー団体全員の心を明るくしてくれるんです」といったことが書かれていました(私の記憶の範囲なので文章は正確でないです)。

仕事で出張している訳ですから、望まないハプニングやトラブルはないに越したことはありません。でも、それが起こってしまったのなら、「前向き」とまではいかなくても、それらを上手に受け止めてネタにしてしまうくらいの余裕を持って出張に向かいたいと思うのでした。(そして、よりよい医療を提供するのも、「前向き」な気持ちを常に持って取り組むことが大事だな、とも思いました。)

写真は、香港空港で乗り継げなかったときに撮った入国の証拠写真。香港の有名な通りの看板です。

ブログ原稿西澤20170202photo

中国の春節

2017年01月19日(木)


春節です!新年快楽!

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。鮑です。日本のお正月が過ぎましたが、1月27日は中国のお正月「春節」にあたります。新年快楽!

今回は、中国の年に1回の大イベントである春節について、ご紹介させていただきたいと思います。中国でビジネスをする上で、春節の文化、中国人の心の拠り所を理解する必要があると思うからです。

春節は、旧暦の1月1日を指し、「過年」とも言います。春節に関する伝説は、「年」という猛獣から始まります。「年」は、大晦日に人を驚かしたり、農作物を食べたりします。しかし、赤色、大きな音、火を怖がるとされています。年を撃退するために、赤い物を飾り、爆竹を鳴らす習慣が生まれました。そのため、「年」を「越す、超える」という意味から、春節を「過年」と言うのです。

春節というと、みなさまは何を思い浮かべるでしょうか。私は、以下のことを思い浮かべます。

〜移動する〜

故郷へ帰り、家族との団らんのために、故郷を離れて仕事や勉強をしている学生や出稼ぎ労働者などによって、13億人の大移動が始まります。春節は一年で最も混雑する時期で、列車やバスはぎゅうぎゅう詰め、飛行機のチケットも入手困難です。チケットを購入するために3日間も並んだりすることもあります。逆に、北京、上海などの普段は人が溢れている大都市は、「空城」になります。これはお正月の東京でも同じだと思います。

移動

*写真出所:http://news.163.com/photoview/00AP0001/110277.html#p=BF789DFC00AP0001

〜飾る〜

「春聯(しゅんれん)」、赤い紙に各種縁起の良い対句を書き家の入口などに貼ります。

「福」、福を描いてある四角形の赤い紙を逆さまに貼ることで、福が来るという願いを込めます。MEDIVA海外事業部の扉にも貼ってあります。

「剪紙(せんし)」、中国の伝統的な民間芸術の切り絵細工です。地域によって貼らないこともあります。

飾る

*写真出所:http://health.kaiwind.com/rd/201501/20/t20150120_2268816.shtml

〜集まる〜

「团圆」(団らん)という言葉は、中国人が春節に対する考え方です。日頃集まることが難しくても、春節には家族で集まって一緒に過ごします。この集まりは、大きいと親族も含めて、何十人にもなります。私の小さい頃は、毎年40人以上の親族が集まりました。大晦日の夜に食べる「年夜飯」の時は、お酒を飲む組・飲まない組、女性組、子供組で、テーブルを分けていました。

〜困る〜

親族が集まることによって、よく以下の質問爆弾で攻められる人が多いでしょう。

・いつ卒業する?未だ就職決まってないの?
・もういい歳なので、未だ彼氏/彼女いないの?
・彼氏/彼女と結婚しないの?未だ子供を産まないの?
・お子さん今年成績はどう?うちは、、、、
・お子さん未だ結構しないの?お子さん未だ子供を産まないの?

まるで、人生のどの段階においても、自身に関すること、家族に関することが催促されるようです。大体の場合、年に1回しか連絡しない、合わない親戚からです。心配、好意の気持ちで質問してきますが、何十人にも聞かれたら、ストレスを感じる人が多いです。

〜食べる〜

各地で習慣は異なりますが、魚、餃子、お餅は定番です。餃子を食べるのは、餃子の形が金塊の形に似ているからです。魚は中国語の「余」の発音と「余る」の発音が同じです。そこで、大晦日に魚を丸々一本出し、その日は食べずに余らせます。「魚を余させる」ことで、来年も余裕がある生活ができるように、という願いを込めているのです。お餅の発音は「年高」と同じく、年々高くなるという意味です。お餅は日本のものと違って、甘いものが多いです。以上のような縁起の良い物を食べます。

食べる

〜遊ぶ〜

大晦日から新年になる瞬間に、爆竹や花火の音が流れます。花火というと、日本で真夏に海や川沿いで行われる花火大会のイメージですが、中国では大晦日に父親が打ち上げます。ただ、今ほぼ全ての都市部で個人による花火が禁じされています。また、子供たちが金魚の形のかんしゃく玉を投げて遊びます。

そのほか、親族とお菓子を食べながら、麻雀やトランプで遊ぶこともあります。

〜観る〜

CCTV春節聯歓晩会を観るのが定番です。春節聯歓晩会は1983年から放送し始めた番組です。大晦日の20:00~0:20までに、中国を代表する歌手によるライブ、京劇やコント、演劇などのさまざまな演目が展開されながら春節を祝います。毎年7億人以上視聴しているそうです。

観る

*写真出所:春節聯歓晩会HPに公開するビデオのスクリーンショット

〜もらう、あげる〜

お年玉は、一年のお楽しみでしょう。中国語では、「紅包(ほんばう)」と言います。それは、紅い紙や袋で包むからです。日本では、小さい子供にあげるイメージがありますが、中国では大学卒業までもらえることもあります。働き始めたら、祖父母、親、親戚の子供などに渡すのも基本的なことです。

最近、変わったお年玉もあります。それは、Wechatお年玉です。Wechatは、日本でよく使われているLine コミュニケーションアプリのようなもので、これを使って個別にお年玉を送ったり、家族や友たちのグループチャットにランダムお年玉を投げることもできます。奪い合い合戦が始まります。金額が大きくなくても、直接会えない人に、お正月の祝福ができます。

もらうあげる1 もらうあげる2

 

そのほか、日本人のみなさまによく聞かれる質問をお答えします。

Q1:春節の休みはいつからいつまでですか?春節の前後1~2週間、中国企業はほとんど動かないと聞いていますが、それは本当ですか?なぜ法定の休みが過ぎても通常業務できませんか?

A:旧正月12月23日の小年から、旧暦正月15日の元宵節まで「春節」としている所があります。全く業務しない訳でもありませんが、春節期間は、皆疲れていたり、ワクワクしたり、帰省したりする人が多くて、仕事を効率的かつ集中的にできるのは、前後1~2週間を見ておいたほうがいいでしょう。

春節スケジュール

Q2:どのぐらいの人が、帰省しますか?全員が会社から離れますか?

A:サービス業以外の会社は休みと考えて良いのでしょう。また、全員ではありませんが、故郷から離れた人々は基本的に帰省します。ただし、管理職やキーパーソンは、会社に居なくても、自宅で仕事する人もいます。

Q3:春節期間に、現地パートナーに何か挨拶が必要?

A:日本のように、年賀状を出さないといけないようなルールはありませんが、挨拶をすると相手との関係が深まると思います。ただし、挨拶のツールに留意したほうが良いと思います。メールなどは休日中すぐに確認できないため、重要なパートナーに、WechatやSMSで祝福の言葉を送るとすぐに気持ちが届くでしょう。

Q4:会社としての初詣はある?

A:あります。日本は神社、中国はお寺です。一般的に、大晦日の「年夜飯」を食べた後、家族で初詣します。企業などの初詣は、旧暦の1月5日です。なぜなら、Q1で書いている通り、旧暦の1月5日は「迎財神」にあたり、いわゆる富の神様を迎える日からだです。ちなみに、今年は2月1日です。

以上、今回は特別に、案件や医療とは毛色の異なる話題を取り上げました。また来年も、宜しくお願い致します。

祝福大家新春快乐!身体健康!大吉大利!万事如意!

春節です!新年快楽!

 

メディヴァ海外事業部の2016年

2016年12月21日(水)


こんにちは、鈴木将史です。12月も中旬になるといよいよ年末年始ムードも本格化しますね。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。私がこれを書き始めた今まさに、ロシアのプーチン大統領が来日され安倍総理と会談がスタートしているはずです。そして私の隣にはロシアから来日されている医師達が3人いらっしゃいます。私の今週はロシア尽くしでした。

さて、メディヴァの海外事業部が正式に発足してから丸2年を終えようとしています。少し早いですが、今年のメディヴァ海外事業部を振り返ってみたいと思います。

大きな話題としては、

・ハノイのバックマイ病院との健診および北部地域医療ネットワーク構築事業のスタート

・イランでの乳がん検診普及プロジェクトのスタート

・中国国内での介護事業スタート(正式には2017年初頭ですね)

などが挙げられるかと思いますが、比較的しっかり関わった国を全てとなると、キューバ、イギリス、カザフスタン、ロシア、モンゴル、中国(非常に多数)、ベトナム、ミャンマー、インドネシア、UAE、イラン、サウジアラビアになりますでしょうか。12か国ですね。我ながらよくやったなと思います。社内を飛び交う言葉も多様化し、ミンガラバ-(ミャンマー語で“こんにちは”)だけで乗り切れていた数年前が懐かしいです。

仕事内容を見ても、発足当初は健診事業が比較的メインだったのですが、今では健診は勿論、医療政策の検討・提言、病院の新設・再生、介護施設の新設などかなり幅と深みが広がりましたし、引き続き日本の政府系の調査も数件着手しました。

各国の状況を見ていても、今年は特に中東諸国でのヘルスケア熱の高まりは顕著でしたし、お隣の中国での法制度の変更もドラスティックでした。ベトナムの政府系の方々とお話をしていてもヘルスケア事業に対する考え方には過去ない動きを感じます。

このような大きな流れの中で、チーム体制も強力になりました。社内異動、中途採用でメンバーは順調に増えています。まだホームページ等には公開していませんが、非常に強力なシニアアドバイザーも加入し、比較的若い我々チームの要になってくれています。ようやく弁護士事務所さんのバックアップ体制も定常化しました。まずまず年初の予定通りにチーム力の強化ができました。

さて、いよいよ間近に迫った2017年は「海外×ヘルスケア」の分野にとって更に変化に富んだ1年になりそうです。中国から東南アジア全域にかけて活発な医療・介護分野における制度改革も一層動きを早めるでしょうし、中東諸国での医療、特に生活習慣病対策への取り組みもより強化されることが予想されます。我々はこのような大きな変化の中で、決して勢いに流されることなく、これまでと同じように徹底的に患者さん視点にこだわっていきたいと思います。2017年の年末にも「大変だったけれど、今年もいい仕事したね」とメンバーで語り合えるように誰一人欠けることなく、チーム全員でプロジェクトに取り組んでいきたいと思います。

以下の写真は本文と関係ありません。今年感激したシーンの3枚を。

 

≪今年もヤンゴンのシュエダゴン・パゴダは美しかったです≫

 

 

≪やはり外せません、バックマイ病院とのMOU締結≫

 

 

≪誕生日にチームの皆さんからケーキを頂きました≫

海外事業部のホームから

2016年11月16日(水)


はじめまして。昆と申します。

メディヴァは2014年に入社し、保健事業部の特定保健指導の事務局担当を経て今年の7月より海外事業部に異動しました。

はじめに少し自己紹介をします。海外事業部に配属されよく間違われるのですが、生粋の日本人です(笑)

学生時代は外食産業に契約社員として勤務し、夜間の大学を卒業しました。合間を縫って学生主体で企画運営するNPOへの参画に夢中になり、国内ではまちづくりによる地域活性化活動を、海外では現地の日本語を学ぶ学生との交流や環境美化活動等などに関わりました。

大学卒業後は人に関わる仕事がしたいと考え、人材派遣の営業職や、福利厚生アウトソーサーとして、選択型福利厚生制度(カフェテリアプラン)、特定健康診査の運用構築、管理サービス提供などをしておりました。

これらのサービス提供をしていく中で人が生きていく上で無視できない「健康・医療」に関する分野についてより専門的に支援できる人になりたいと思い、メディヴァに参画しました。

 

そんなわけで今回はこれまで人材ビジネスに関わってきた私からみた海外事業部のオフィスや普段の雰囲気を少しご紹介させていただきたいと思います。

 

メディヴァは東京都世田谷区用賀という、都内でもほぼ住宅街といわれる場所にあります。

用賀(ようが)の地名の由来は諸説もあるようですがこの地にある、眞福寺の山号「瑜伽山(ゆがさん)」の「瑜伽」がサンスクリット語「ヨーガ」の音訳、鎌倉時代のヨーガの道場があったとされ、現在の「用賀」に転じたとする説があるそうです。

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ちなみに用賀商店街の公式キャラクター「よっきー」は知る人と知る世田谷区民として特別住民票を与えられた初のキャラクターだったりします(用賀の歴史、よっきーについてご興味ある方は是非用賀商店街の公式WEBをご覧ください)

 

メディヴァのオフィスは用賀に各部署別に分室を設けており、私たち海外事業部はそのうちの1室を使っています。

定期的に開催される「メディヴァ食堂」といわれる社員食堂を間借りしているため少しカフェ風?なオフィスとなっています。

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先日は新メンバー加入に伴う歓迎会のため、中国人社員の鮑さんによる特製火鍋を用意してもらいました。

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うま辛です☆

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メンバーはいつも国内、海外と飛び回っていることが多く、このような機会でもないと全員そろうことがありません。

が、こんな宴会の際は、不思議と誰が何を言わずとも買出し、調理、設営、片付け・・等々、

それぞれ適材適所で立ち回りがなされ宴会がスタートします。お酒の席のエピソードからで恐縮ですが、海外事業部の人材のよさ、そしてチームのよさを感じることができます。

 

この“良さ”が実際の各プロジェクトでも大事な視点だと感じています。

たとえば、海外に対し、どんなに日本でよいとされた医療を持って行っても最終的に利用する現地の方々の使い勝手がよくなければ意味がありません。

現場で困っていることは何か、私たちに何ができて何を求められているのか、今後も患者様視点を持った寄り添うサービスを私たちチームで提供していけたらと考えています。

ニーズにあった医療を

2016年10月06日(木)


はじめまして。西澤智之と申します。メディヴァには今年(2016年)の4月に入社しました。はじめに少し自己紹介をします。

私は、学生時代は文系で、社会人になってからも医療やヘルスケアに関する仕事に携わったことがありませんでした。新卒で民間企業に就職し営業系の仕事をしてきました。事業を行うにはまず収益確保が必要ということと、その方法である顧客へのアプローチ手法やマーケティング手法を学び実践してきました。その後、日本企業の海外投資を支援する仕事にも携わることができ、事業性調査を行う、事業計画を立てる、投資判断を下すといった場面の臨場感を知ることができました。また、留学生を日本に受け入れるODA事業の現地オフィサーとして発展途上国の人材育成の手伝いをする経験もしました。

メディヴァに参画した今は、その地域で求められている医療を提供できるよう、これまでの経験と新しい知見をいかに融合させるかを考えています。 

今回は、医療を提供する側の経験がないことと入社から間もないことを逆手にとって、受診者の視点から、いくつかの海外の医療機関を私が見た感想をつづってみたいと思います。

 

中国広東省内の地方都市の人民病院(公立)

中国では、病院はおおまかに一級、二級、三級に分類され、三級が最も規模・設備・医師の面で高い医療サービスを提供している病院とされています。私が訪問した病院は三級病院でした。中国では、充実した医療サービスを提供する三級病院に患者が集中することが問題になっていますが、当病院も例外ではなく、外来は早朝から多くの患者とその家族で混雑していました。外来棟は新しく、各診療科が各階に配置され、基本的には日本の総合病院と同じです。興味を引いたのは会計窓口が診療科ごと各階に配置されていたことです。知人の話では、1階にまとめて会計窓口を置くと患者数が多すぎて運用できないことから、各科で完了するような仕組みになっていると言っていました。それが患者にとって便利なのか不便なのかは難しいところだと思いました。

 

ベトナム・ハノイ市の富裕層向け私立病院(民間)

ベトナムは、皆保険制度を導入中です。公立医療機関に対しては重症患者を地域病院から中央医療機関に順に紹介していく「レファラルシステム」を採用していますが、実際には守られない例もあると言われており、国立の大病院にはキャパシティーを上回る患者が訪れています。一方で、民間経営の高級病院は主に保険外で診療を提供しています。私が訪問した民間病院はハノイ市内にあり富裕層や外国人を主な患者として診察を行っていました。ロビーに入るとコンシェルジュのような案内係が近寄ってきて用件を聞くような患者サービスも行われているようでした。国立病院とは雰囲気と患者層が大きく異なりました。

 

ミャンマー・ヤンゴン市の外国人向けクリニック(民間)

最後は、私が診察を受けたことのあるクリニックです。主には外国人を対象とした小規模の診療所です。診察は予約制で、体調が悪い場合もまず予約して診察時間を確保してから診察を受けます。飛び込みは挑戦したことがないのでもしかしたら可能かもしれませんが、基本的には予約が必要でした。ある日、高めの発熱があったので朝がた診察予約を申し込みましたが、夕方には予約が取れる、という回答をもらいました。体調が悪くできるだけ早く診察を受けたかったので残念に思った記憶があります。知人によると、公立病院では常に長蛇の列ということでしたし、そもそも診察を受けに行かない人たちも少なくないとのことでした。

 

このほかにも病院やクリニックを訪問しましたが、私が常に意識しているのは、通院している患者が、何を基準にその医療機関を選び、その医療機関に何を期待しているのか、を感じ取りたいということです。それぞれの医療機関に対する患者側のニーズは様々です。もちろん「いい医療を受けたい」という共通の希望はあります。ただ、その「いい医療」とは具体的に何でしょうか。この点を考えることが大切だと思っています。答えは相手によって異なるでしょう。それでも、その人にとって必要な医療やヘルスケアサービスを届けたい、その想いをもって仕事をしていきたいと思っています。

メディヴァの海外事業部について

2016年08月24日(水)


はじめまして。メディヴァ海外事業部責任者の鈴木将史です。このブログでは初投稿になります。
今回の投稿では、メディヴァの海外事業部の成り立ちの紹介をしたいと思います。

メディヴァの海外事業部自体の正式発足は2015年の1月になりますが、メディヴァが初めて海外のプロジェクトを手掛けたのは少し時間を遡り、ミャンマーでの乳がん検診プロジェクトがスタートになります。これは2012年の出来事です。

私はこの頃医療法人社団プラタナスのイーク丸の内の運営支援をメインとしつつ美容クリニックや中規模病院の再生支援コンサルティングを行っていました。元来、ルーチンワークが苦手で『新しいこと、変わったこと』をするのが好きな私は、メディヴァの社内で海外事業機運が高まってきた事をチャンスと捉え、自分にやらせて欲しいと強くアピールをした記憶があります。そしてメディヴァで初の海外プロジェクトとしてスタートしたミャンマーの乳がん検診プロジェクトは、本当に沢山のよいパートナーに恵まれて、約4年経った現在も継続しています。

さて、そのミャンマーからスタートしたメディヴァの海外事業ですが、最初のプロジェクトが成功したこともあり、
その話を聞かれた様々な方面の方々からご相談を頂くようになりました。ベトナム、中国、インドネシア、タイの案件など、
ある意味来るもの拒まずの姿勢で依頼を受け、複数のプロジェクトを推進してきました。一旦日本の外に出てしまうと、
国や地域によって医療の課題も異なれば法規制も異なります。これまでの経験が通じないこともあり苦労もしましたが、
一度に複数のプロジェクトを手掛けることができたことは、我々自身のレベルアップに大きく繋がったと思います。

2016年8月現在、発足から約20か月ですが、これまでに何らかの形でも我々が関わった国は、
ロシア、カザフスタン、モンゴル、中国、フィリピン、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、バングラディッシュ、インド、キューバ、イラン、UAE、サウジアラビア、カタール、イギリスと16か国になります。現在も決して大人数の部門ではないので大変ですが多くの案件と関わり合いを持つことができることはとても幸せだと思っています。

ところでメディヴァの海外事業部は基本的に自ら営業というものをしたことがありません。
それはそれで問題なのでしょうが、基本的にはクライアントからの相談ありきで現在の数のプロジェクトが運営されています。なぜ営業をせずにここまで案件数が増えたのか、私自身色々と考えた結果以下の3つに要因があると思います。

①メディヴァはヘルスケア分野に関することは基本的になんでもできる。
②意思決定が早いので機を逃さない。
③タフなチームメンバーが揃っている。

まず、①に関しては、メディヴァ本体のホームページを見ていただくとよくわかっていただけるのですが、
メディヴァはヘルスケアの分野であれば、医療、介護、政策まで幅広くやりますし、各分野の中でも、開業やハンズオン型の再生支援は勿論、企業や健康保険組合、政府自治体への提案も行います。会社の中にもヘルスケアに関わる事であれば何でもやるという文化があるため、経験のないヘルスケア分野がほとんどないのです。これは海外案件で包括的に課題を解決しないといけないケースでは本当に役に立ちます。メディヴァには海外同好会という20名程度のサークル活動があり、海外事業部所属以外のメンバーもこれに参加しているのですが、事業部メンバーだけで解決できない事があればすぐに同好会メンバーに相談をします。そうすると必ず誰かが助けてくれるのです。

 次に②に関しては、これもメディヴァ全体に言えるのですが、各コンサルタントが一定以上の義務と責任、リスクを整理さえすれば基本的に上司がそれに反対することはありません。社内おいて形式的な提案書や稟議書などは必要なく、そのパワーと時間をクライアントに向けようという文化があるため、意思決定のスピードが他の会社に比べると格段に早いと思います。海外ではヘルスケアを取り巻く環境の変化は非常に早いケースもあり、スピードを求めるクライアントにとっては非常にメリットになっていると思います。

最後に③に関してですが、海外案件では急にプロジェクトが中止になったり、クライアントと連絡が取れなくなったり、急に大きな方針転換や厳しめの交渉を受けることが多々あります。これは日本との文化の違いや政治、経済状況からすると致し方ない部分もあるのですが、プロジェクトの準備を真剣に進めるコンサルタントにとってはとてもショックなことです。同業界の方々を見ているとこれらの経験から非常に新しいプロジェクトに慎重になったり、別のプロジェクトに影響が出たりするケースもありますが、我々はある程度「まあ仕方ないだろう。残念だがこれも勉強だ」という雰囲気があるため、比較的これらを楽観的にとらえています。勿論プロジェクトは予定通り進むことが一番なのですが、どうしようもない外部環境によって思うように進行しなかったとすればそれは仕方ないと割り切って次に行くしかないと思うのですが、そのあたりの割り切りがはっきりしていると思います。

以上の3つの要素が重なってメディヴァの海外事業部は現在たくさんのお仕事をいただいていると思います。
私は元々のメディヴァの文化と海外事業というのが合っていたのだと思っています。

さて、最後になりますが、まだまだスタートしたばかりのメディヴァの海外事業は今後大きな発展を遂げていくと思います。
ここにはまだ書けないのですがとある地域で非常に大きなスケールのプロジェクトが始まります。
事業部が発足した頃にはとても想像のできなかった内容です。これもひとえによいメンバーに恵まれてよい雰囲気で仕事ができているからだと思っていましてメンバーの皆さんにはとても感謝しています。

このようなメディヴァの海外事業部ですが、プロジェクトは相変わらず増加中で一緒に働く仲間を募集しています。
世界のヘルスケアの発展に興味がある人は是非一緒に働きましょう。ご応募をお待ちしています。

ミャンマー

〈ミャンマーのマンダレーにある国立病院内に乳がん検診の施設を開設しました。一番右が筆者。隣は大石社長です〉

建設中

〈某国で建築中の医療施設。企画の最初の段階から我々が関わっているプロジェクトです〉