海外医療の現場から メディヴァ海外事業部ブログ

2017年05月

「ぽじえじ」の自立支援介護について

2017年05月31日(水)


はじめまして。4月に入社した中国出身の姜(ジャン)と申します。

 

私はコンサルタントとして入社しましたが、入社3日間後よりメディヴァの関連会社が運営する機能訓練に特化したリハビリ型デイサービス「ぽじえじ」の研修を受けています。実務経験を身につけるためです。

今回は研修の様子についてご紹介したいと思います。

 

ぽじえじとは

「ぽじえじ」とは「ポジティブ・エイジング」の略で、「いくつになっても自分らしく、いくつになっても楽しもう」ということで、歳をとったことを受け入れながら、それでも「自分らしく」、「楽しく」過ごすことを目指しています。

 

お客様のADLを高めるため、一般的なデイサービスである入浴、食事介助のサービスはなく、マシン、平行棒、ジムボール、セラバンド等での機能訓練に特化し、安倍首相が総理大臣官房で開催した第二回未来投資会議で提案した「自立支援」という介護の概念を率先する介護サービスの提供をしています。

 

私は昔から運動は大の苦手で、社会人になって、ずっとデスクワークをしてきました。しかし、今ではお客様と一緒にからだを動かしたりするうち、最近では意外と楽しくやりがいを感じるようになってきました。お客様からも来るのが楽しみという声も頂き励みになっています。

研修して間もないため、まだお客様のADLの変化を直に感じることは難しいのですが他の職員の話によれば、今通っているお客様の中に寝たきり状態から要支援まで回復した方、会話が全く理解できないほど重度認知症の方がみんなで運動することができるほど回復して例もあったそうです。また、家で引きこもり気味の方が服装を整えてくる方も多くおり、よい社会参加へのきっかけをつくることができているようです。

 

今までの業務の関係で日本と海外の介護施設を見学してきたのですが、比較的お客様は無表情が多い印象でした。それに対し「ぽじえじ」のお客様は生き生きとした顔をされる方が多いなという印象を受けました。

 

「ぽじえじ」のような機能訓練を通じて、要介護対象者のADLを高めていく施設が日本国内に限らず、海外にもどんどん増えればいいなと考えております。ご興味のある方はぜひお問合せいただければと思います。

WeChatで医療現場が変わる!?

2017年05月11日(木)


みなさん、こんにちは。海外事業部の西川です。

 

私は出張で中国に行く機会があるのですが、今回は中国のスマホ活用についてご紹介したいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、中国ではインターネットやスマホの普及率は非常に高く、スマホだけでほとんど日常生活ができるくらい、様々な分野で活用されています。

例えば、最近日本で話題になったタクシー配車アプリは本当に便利で、GPS機能を活用して現在地からタクシーの走行状況がわかるだけでなく、行先入力するとタクシーの運転手から連絡があってスマホ画面には車番、運転手の名前などが表示される仕組みになっています。支払いもスマホで代金決済できるので、現金を持つ必要がありません。

実はスマホでの代金決済で利用されているのが「WeChat 微信」なのですが、このアプリが非常に活用範囲が広いのです。
無料通信アプリの代表格なアプリで、いわゆる中国版LINEとされる「WeChat 微信」は、中国では圧倒的な利用者数となっています。
私達も中国の関係者とメッセージのやり取りをする際には、WeChatを利用して行っており、中国で仕事をする上で必須なアプリとなっています。

 

最近では「WeChat 微信」は医療現場でも活用されてきています。
日本と同じく中国でも大学病院には毎日多くの外来患者さんが来院しており、都市部では1日の外来患者数が10,000人を超える病院もあります。
中国の医療機関で診察をする場合、日本とは異なり「予約」してから診察をする前に医師の指名料や初診料などの「会計」で支払いを済ませます。
診察後、医療保険でカバーできない検査や薬があれば、医療保険の納付を行って、薬の受け取りの流れで進むのですが、この「予約」と「会計」をWeChatで決済してしまうのです。

WeChatでの診療サービスを利用するには、医療保険の情報を事前にWeChatに設定しておく必要がありますが、わざわざ窓口に並ぶ必要もなく、スムーズに診察に進むのは大変便利だと思います。
WeChatの活用の幅も広がっており、診療開始時間のアラームや、検査結果の報告など、色々な試みが始まっているそうです。

このような試みは広州省を中心に行われていますが、中国全土に広がりつつあります。

 

今後も、患者さんの満足度を高めるために、どのような医療サービスが必要とされているのか、国内外の医療現場に目を向けて行きたいと思います。