No.105 (2014/10/22)

2014.10.22

  ━━  皆様  こんにちは! ━━━━

 10月も半ばになって、寒くなってきましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 私は先週一週間、サンフランシスコを中心に、シニア向けのレジデンスやサー
 ビスを視察してきました。
 アメリカでも高齢者問題は大きな課題になりつつあります。医療における国
 民皆保険がない国なので、介護保険制度もありません。重度の介護状態
 になれば「Medicare」の支払いを受け「Skilled Nursing Facility」
 (療養型の病院のようなところ)に入ることもでき、貧困層だと「Medicaid」
 の補助があります。しかし、困るのは、生活支援から軽い介護状態にある中
 間所得層の高齢者です。民間保険に十分に加入している人は、人口の10
 %もなく、企業年金や軍人恩給、貯金の取り崩しなどを使って老後生活を
 「綱渡り」している高齢者も多いことが分かりました。
 加えて、「ケアマネージャー」という制度がないので、複雑なMedicare,
 Medicaidの仕組みを理解し、各種年金等を組み合わせ、どのサービスを、
 どの時点で入れるかを考えるのは、高齢者自身か息子、娘たちの肩に掛かっ
 てきます。
 こう書くと、アメリカの高齢者の悲惨な姿が目に浮かび、「日本は学ぶところ
 はない」と思われがちですが、実は「制度がないから創意工夫が生まれる」
 という逆説もあり、極めて興味深い視察となりました。
 もっとも勉強になったのは、アメリカ的な合理主義と個人の自立や独立性を
 担保する工夫です。懐具合の問題もあるでしょうが、それ以前にアメリカ人
 は「幾つになっても自分らしく暮らしたい」という意識が強く、老人ホームや
 介護住宅に入るのを嫌がるそうです。「自宅で、自由に暮らしたい」という
 思いを実現するために、高齢者住宅もホームも工夫を凝らしていました。
 また、合理的に成果を問うのもアメリカらしく、他のサービスと比べてどれだ
 けMedicare、 Medicaidの費用がセービングできたかが測られます。合理
 的に評価できるところにはある程度まとまった金額が出るのも興味深く、例え
 ば在宅復帰を支援する老健施設のようなところには期間限定ですが、一日
 10万円ほどの入院費が保険から支払われます。
 以下、見てきたところの抜粋と興味深かったポイントです。見学したところが
 複数に亘るため、複数回の連載にさせて頂きます。初回は高級老人住宅
 のSequoias、2回目は恵まれない層向けのデイサービスであるON LOK、
 3回目はシニアタウンのRossmoor、最終回で総括を行います。もしも詳し
 い資料が必要ならお問い合わせください。

 ↓高級老人住宅Sequoiasのレポートはこちら↓
 https://mediva.co.jp/oishi-blog/2014/10/post-76.html

                                             (代表取締役 大石佳能子)

 ┏━INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┃ ▼「在宅医療が求められる背景」
 ┃ ▼メディヴァ主催「医療機関経営セミナー」のご案内
 ┃   『医療法改正に伴う医療機関への影響とその対応』
 ┃ ▼ 講演情報、執筆・掲載情報
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┃▼┃「在宅医療が求められる背景」
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 今回のレポートは、新しくできた在宅医療支援サイトから、「在宅医療が
 求められる背景」についてのレポートです。

 「在宅医療」という言葉は、今や医療界のキーワードの一つになっています。
 国民の4人に1人が75歳以上になる2025年を想定したとき、「在宅
 医療」は外せない概念です。

 「在宅医療」が求めらている背景としては、
  1)「看取り難民」の大量発生が予測されている
  2)多くの国民が自宅での最後を望んでいる
  3)2025年以降、外来の市場は減少する
  4)在宅医療の収益性は非常に高い
 ということが挙げられます。

   ↓詳しくはこちら↓
 http://mediva-hhc.jp/clinic-service/index.html

 メディヴァでは、在宅療養支援診療所の制度ができる以前から「在宅医療」
 のコンサルティングを実施してきました。クライアントである医療法人社団
 プラタナスにおける在宅医療の立ち上げ、運営を支援し、常勤、非常勤合わ
 せて50名の医師が2000名弱の患者さんを診て、年間300名以上を看取る体
 制を構築してきました。

 メディヴァがご提供できるサービスについてはこちらをご覧ください。
 http://mediva-hhc.jp/clinic-service/support_service.html

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┃▼┃メディヴァ主催「医療機関経営セミナー」のご案内
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   『医療法改正に伴う医療機関への影響とその対応』
        ~アベノミクスの成長戦略で加速する
             医療制度改革の将来展望とは!!~

   2014年度は診療報酬改定、消費税増税が実施され、今後順次医
   療法の改正が施行されていきます。医療機関にとっては、自らの
   今後の行く末を左右する重要な一年となるでしょう。今回、医療機
   関経営に関し豊富な経験を有する講師2人による医療機関経営セ
       ミナーを、下記の要領で開催いたします。

       日 時:2014年10月25日(土)13時~17時(開場12時30分)
       場 所:福岡市博多区下川端町2-1
        博多リバレインイーストサイト 博多座西銀ビル13階
                                    NCBリサーチ&コンサルティング会議室 
      対象者:医療機関経営者、医療機関をクライアントに持つ税理士
      主 催:株式会社メディヴァ 
      参加料:無料(定員80名様)

  第1部
   診療報酬改定とその後、今後の医療機関の経営戦略とは何か?
     メディヴァ取締役コンサルティング事業部長 小松 大介
  第2部 
     医療法改正・消費税増税に伴う医療機関への影響とその対応
     鈴木克己税理士事務所  鈴木 克己 税理士
  第3部 
    質疑応答・個別相談会

          ↓詳細とお申し込みはこちらから↓
  https://mediva.co.jp/service/20141025hukuokaseminar.pdf

    ご質問、お問い合わせは
  メディヴァ コンサルティング事業部 セミナー担当:柿木・森山
    TEL: 03-6684-6977 

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┃▼┃講演情報、執筆・掲載情報
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 ◆講演情報◆ 

 弊社代表大石佳能子が、以下の講演を行います。
  日時:11/18(火)8:00-9:30
  場所:キャピトル東急ホテル
  主催者:日本の再生を考える会
  タイトル: 「高齢化社会を支える医療と介護のあり方」
             -現場から見た疑問と解決ー

 ◆執筆情報◆
 
 ◎医事業務 10月号(産労総合研究所発行)
   『これからのクリニック運営と業務改善』
   弊社が運営委支援している桜新町アーバンクリニックの取り組みを、
   コンサルタント正者忠範が 「婦人科・心療内科のある家庭医とデイ
   サービス」というタイトルで執筆しています。