No.103 (2014/8/19)

2014.08.19

  ━━  皆様  こんにちは! ━━━━

 最近は暑さもひと段落し、あっという間に夏が終わりそうで、つくづく
 残念に思っていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 メディヴァでは今、厚生労働省から調査を2本請け負って、忙しい毎
 日を過ごしています。
 調査の内容は、①介護人材を増やし、定着させるにはどうすれば良
 いか?、②外国人介護士を増やすための課題は何か?、です。
 医療介護業界に長年いましたが、改めてこれら二つの課題を調査す
 ると、いろいろな発見があって、とても興味深いです。

 まず一つ目の「介護人材を増やす」ことについて。
 介護業界は一般的に「給料が低い」ことが問題になり、そのために人
 材が定着しないことが常識とされています。しかし、実際の給与水準
 を調べてみると、介護よりはるかに給与水準 が低い業界はあります。
 また、同じように給与水準が低い業界(飲食、宿泊、美容等々)でも、
 介護より人とひきつけている仕事は結構あります。
 その差はどこにあるのか?また、そのような他業界から学ぶことはな
 いのか?を調べています。
 ディズニーランド、スターバックス、星野リゾート等の事例が介護業界
 に役立ちそうです。

 二つ目の「外国人介護士を増やす」ことについて。
 現在、EPAを締結している国(フィリピン、インドネシア、ベトナム)から
 は看護師が来日し、研修後試験を受けて、通れば介護福祉士として
 日本で働けます。ところが、試験に通らない、通っても数年たつと帰って
 しまうということで一向に数が増えません。
 しかもいろいろ調査をしていくと、そもそも日本に来ようと思ってくれる
 人が圧倒的に少ないのではないか、という点に目が向きました。
 これらの国では看護師になることは非常に難しく(時間数も場合には
 よっては日本より多い)、かつ原則的に医師への診療補助を学んで
 いるので、日本のように療養支援(介護的業務)はカリキュラムに入っ
 ていません。
 一部の国では、看護師は非常にステータスも高い仕事です。このような
 国から日本語もできる、学びたいという優秀な看護師が来日するとき、
 たぶん感覚としては「留学=数年間外国で暮らしてみたい」というのが
 本音なのではないでしょうか?
 特にせっかく取った看護師免許が活きないなら尚更です。日本人の
 医師に「アメリカで働くなら、英語がきちんとできるようになって、試験
 をパスしたら看護師として働いても良い」というのと同様です。それで
 も数年、アメリカで暮らしたいという医師はいても、なかなか定着は難
 しいのではないでしょうか?

 調査は一応年内いっぱい掛ける予定ですが、また分かったことなどを
 共有させてください。

 残り少ない夏の日を楽しく、安全に過ごされることを祈念しています。

                (代表取締役 大石佳能子)

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 ┃ ▼コンサルタントレポート
 ┃          医療機関における「人」に関する領域の課題整理(その2)
 ┃                      コンサルティング事業部 小塚正一
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    メディヴァのスタッフ達が日々仕事を進める中で気になっていること
    を自由に述べていくリレー連載。今回は小塚からのレポートです。

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 少し間が空きましたが、前回(2012年11月)の最後で
 https://mediva.co.jp/komatsu-blog/2012/11/25.html
 『(2)「組織」・「人材」変革系について』とした部分について、続きの考察
 をしてみたいと思います。

 (2)「組織」・「人材」変革系

 前回は、医療機関における「人」の切り口から見た課題について(1)「制
 度」・「仕組み」構築系として、主にハード面から考察してみました。

 今回は「組織」・「人材」変革系として主にソフト面での考察をしてみたいと
 思います。当初、以下の様なテーマについてそれぞれ検討する予定でした。

 ①モチベーション向上
 ②人材育成(パフォーマンスレベル向上)
 ③組織・意識変革

 しかしながら、実際に現場での経験を重ねる中で①~③の各項目は個
 別に考えるよりも一連のプロセスの中に繋がって存在するものとして考
 える方が腹落ちするように思えてきています。
 ですので、ここではその様な考察を試みたいと思います。
 「一連のプロセス」は以下の様なイメージです
    (組織で働くスタッフの目線で記載)。

 ① 組織からビジョン(目指すべきゴール地点)を明確に提示される
   ↓
 ② 現状とゴールの間のギャップを認識する
  ↓
 ③ 自らの"課題"を認識する
          (この結果、モチベーションが上がる、というより発生する)
  ↓
 ④ 行動を変える
  ↓
 ⑤ 結果が評価される
  ↓
 ⑥ ②に戻る・・・・
  ↓
 ⑦ ①~⑥のプロセスをたどる人を見て、自らもその様な行動をしようと
     思う人が増える(=組織の意識が改革されていく)

        ↓↓↓続きはこちら↓↓↓
  https://mediva.co.jp/komatsu-blog/2014/08/post-31.html

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 ◎地域包括ケアシステム構築支援セミナー

 在宅療養の現場で、「在宅医療」「訪問看護」「訪問介護」「ケアマネ」な
 ど、様々な職種が有機的に連携し、患者様やご家族にシームレスな在
 宅療養サービスを提供するための"地域包括ケアシステム"について、
 セミナーを開催します。
  2014年8月24日(日曜日)14時~
    会場:東京都港区東新橋1-5-2
       富士通株式会社 本社 汐留シティーセンター 24階
  2014年8月30日(土曜日)14時~
    会場:大阪府大阪市中央区城見2-2-6 
       富士通株式会社 関西システムラボラトリ 4階 大会議室
  定員:先着50名(定員になり次第、締切)
  主催:富士通株式会社
  共催:株式会社メディヴァ
  参加費:無料
  講演内容
   ・地域包括ケアシステムの作り方 -社会的背景と現場の知見-
   ・地域包括ケアを支えるシステムのご紹介
   ・地域包括ケア時代の在宅医療戦略
                      -成功する在支診・在支病の条件と運営ノウハウ-
     ↓詳細及びお申し込みはこちら↓
 http://jp.fujitsu.com/solutions/cloud/elderly-care/events/community-seminar.html

 ◎医療法改正に伴う医療機関への影響とその対応
                      ~本当の病院経営戦略とは何か!~

    日程:2014年10月25日(土)13時~17時(会場12時30分)
    場所:福岡市博多区下川端町2-1
        博多リバレインイーストサイト 博多座西銀ビル13階
                                    NCBリサーチ&コンサルティング会議室 
    対象者:医療機関経営者、医療機関をクライアントに持つ税理士
      詳細について、次号メールマガジンにてご案内させていただきます。
      ご興味のある方はスケジュールを空けていただけたら幸いです。

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 ◆掲載情報◆

 ■月刊保険診療8月号■
   特集トラブル解決の鉄則【マネジメント編】にて、弊社代表大石が、
   座談会「医療機関のマネジメント・トラブルをどう解決するか」の司会
   を務めました。

 ■日経ヘルスケア8月号■
   特集2014診療報酬改定のインパクト
     本格化する医療機能の"仕分け"
   の中で、弊社取締役コンサルティング事業部長小松のコメントが
   紹介されました。