No.102 (2014/7/26)

2014.07.26

  ━━  皆様  こんにちは! ━━━━

 梅雨が終わったと思ったら、いきなり真夏のような天気ですね。
 木曜日は雷雨で、2時間以上会社に籠城していました。
 皆様はご無事に過ごされたでしょうか。
 
 さて、今回の掲載情報にもありますが、メディヴァが支援している「横
 浜市青葉区での地域包括ケアシステムづくり」が東洋経済で取り上げ
 られました。

 行政と医師会を巻き込み、医療と介護が連携する仕組みづくりを行う
 には、「ファクトベース」の議論のたたき台が有効です。
 
 横浜市青葉区では、死亡診断書の全件分析を行い、
  ・「自宅での看取り」の数は、行政が発表しているものより少ない
         (風呂での溺死等の事故が含まれている)
  ・「自宅での看取り」は区外の訪問診療医によって、かなり部分が支
     えられている(圏域横断的医療提供の実態)
  ・「自宅での看取り」は、2025年には3.5倍に増加し、医師会が所属す
     る内科医が全員参加した場合でも、一人当たり10件近く看取らなく
     てはいけない
 ということが分かりました。

 これらの数字をもとに、今、青葉区では危機感を持って地域包括ケア
 システムづくりを進めています。
 「ファクトベース」の議論が持つ力を実感できたプロジェクトです。
 
 さて今後ですが、先月成立した医療介護総合推進法で明確に示された
 通り、都道府県はデータに基づいた定量的な医療需要予測を行い、そ
 れに基づいた地域医療ビジョンを策定、都道府県がファシリテートする、
 いわゆる「協議の場」で、地域における最適な医療提供体制を、域内医
 療機関と共に詰めていくことになります。
 
 さらにH30年(=2018年)は介第7期の介護保険事業計画の策定ともか
 ぶる(診療報酬とのダブル改定)ので、市町村も地域包括ケア関係でデー
 タに基づいた定量的な医療介護の需要予測をしていかねばなりません。

 地域医療ビジョンに必要な定量的需要予測のフォーマットは、ある程度
 は国が提示していくことになりますが、都道府県はそれを足がかりにし
 て現実感のある「ファクトベース」の議論ができる土台を構築していくこと
 が求められます。さらに、病院の機能分化と地域包括ケアの両視点の
 知見が必須になってきますので、現状の都道府県の動向を見ていると、
 難易度はかなり高いのではないか、と想定しています。
 
 メディヴァとしては早い段階で国が提示する基本フォーマットを理解しつ
 つ、地域包括ケアシステム構築で培った現場ノウハウをもとに、より正
 確で現実感のある需要予測の提示ができるよう、考え始めています。
 
 また需要予測だけではなく、それを用いたファクトベースの議論を交え
 ながら、その先の地域医療ビジョンや公立病院の戦略策定に携わりた
 いと思っています。
 
 もしもこのテーマにご興味のある方がいらしたら、ぜひディスカッション
 させてください。

暑い日々に突入しますが、くれぐれもご自愛ください。良い夏を!

                                          (代表取締役 大石佳能子)

 ┏━INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┃ ▼ コンサルタントレポート
 ┃        外国人対する通訳医療サービスについて
 ┃                           コンサルティング事業部 西川耕史
 ┃ ▼ 産業保健活動の包括的支援事業の開始と人材募集について
 ┃ ▼ 講演情報、執筆・掲載情報
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃コンサルタントレポート
┃   ┃   外国人対する通訳医療サービスについて
┃   ┃                      コンサルティング事業部 西川耕史
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    メディヴァのスタッフ達が日々仕事を進める中で気になっていること
    を自由に述べていくリレー連載です。
    今回はコンサルタント西川からのレポートです。

      ↓メディヴァ スタッフの紹介はこちら↓
      https://mediva.co.jp/about/index3_3.html

 外国人に対する医療サービスの最大の課題は言葉によるコミュニケー
 ションがとれないことにより、正しい問診ができないことであり、最悪の場
 合は医療ミスに繋がります。また、言葉がわからない人たちは、病院に
 行くことを避けるようになり、症状がひどくなってから診療にかかるケース
 も見られます。
 日本語がわからない外国人は、日本語を話せる友人や知人を同行させ
 るケースと、日本語が上手なボランティアが通訳を行うケースの2通りが
 存在します。しかしながら、前者を選択した場合、友人や知人が通訳を
 した場合、次のような問題が出てきます。
 ・医療用語の知識が不十分であるため、患者に正しい情報を提供でき
  ていない可能性がある。
 ・友人や知人に通訳を依頼するため、患者のプライバシーが守られない。
 ・子供が親の通訳をさせられる場合において、親が重症の場合の伝え方
  は、精神的影響が大きい。

 今回は、外国人(特に南米系)が市人口の約8%を占めているエリアに
 位置する地域密着型の中小規模の病院における外国人患者さまに対
 する通訳サービスを導入した例をご紹介させていただきます。

        ↓↓↓続きはこちら↓↓↓
  https://mediva.co.jp/komatsu-blog/2014/07/post-30.html

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┃▼┃産業保健活動の包括的支援事業の開始と人材募集について
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 メディヴァでは来年度より新たに「産業保健活動の包括的支援事業」を
 開始します。

 この新事業は、企業が実施する従業員の健康増進のための「産業保
 健活動」への支援サービスです。
 例えば、産業医や保健師を求めている企業へ、必要とするスキルレベ
 ルや人数に応じて人材派遣を行ったり、社員のメンタルヘルス増進の
 ための体制と仕組みづくりをお手伝いしたり、というような内容です。

 弊社では、これまで保健事業部で健康保険組合様むけのコンサルティ
 ングや、保健指導の受託などを長く行ってきましたが、今回の産業保
 健事業は、保健事業とも連携することで、企業に対して包括的な予防
 医療・健康作りサービスを提供できることを目指しています。

 ここ数年の産業保健の大きな流れとして、従業員のトータルな健康管
 理・保持が高いレベルで求められるようになり、産業保健体制の構築
 と整備が各企業の大きな課題となっています。

 特に中小企業や新興企業では、なかなか体制整備のためのリソース
 (知識や人材)を自社内でまかなうことが難しい場合が多く、信頼でき
 るアウトソーサーが切実に求めれています。

 高いスキルを持った産業医・産業保健スタッフの確保、法令を遵守した
 情報管理の実施、自社の体制に合わせたフォローの実施など、顧客に
 とって本当に必要なものを包括的に提供できるアウトソーサーへのニー
 ズは、これから飛躍的に大きくなる見通しです。
 
 新事業の開始に伴い、新事業の設計からサービスインまでの構築、運
 用、サービス提案等、事業の上流から下流までの全てにコアとなって携
 わっていただける人材を探しています。

 働く人たちの健康増進に寄与するこの事業は、日本の企業の生産性や
 活力を高めることで、社会に対して貢献できる意義の高い仕事であると
 ともに、事業を形作るためのリソースの一つひとつを集約し組み合わせ
 ていく高い調整力と、様々な能力を統合したトータル的マネジメント力が
 求められる仕事です。

 興味のある方は、下記求人広告(マイナビ)からご応募をお願いします。
  http://tenshoku.mynavi.jp/jobinfo-129811-4-2-1/?ty=bw
 
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┃▼┃セミナー・講演情報、執筆・掲載情報
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 ◆掲載情報◆

 週刊東洋経済 2014.7.19 にて、
 ・弊社が事務局として企画運営支援を行っている、横浜市青葉区の
  「医療・介護連携の地域包括ケアシステム推進部会」の取り組み 
 ・弊社代表大石佳能子の在宅医療に関するコメント
 が紹介されました。
  https://mediva.co.jp/info/2014/07/-2014719.html

 ◆執筆情報◆

 月刊保険診療7月号にて、弊社取締役コンサルティング部長の小松
 が、「2014年診療報酬改定対策」について執筆しました。
  https://mediva.co.jp/info/2014/07/7-3.html

 メディカルプラクティスニュース 7月号にて、弊社取締役コンサルティ
 ング事業部長小松大介が、以下の原稿を執筆しました。
  軸のぶれない経営とは
      「理念・戦略・規範の再構築で経営が変わる」
  https://mediva.co.jp/info/2014/07/post-193.html