No.101(2014/6/24)

2014.06.24

メディヴァメールマガジンNo.101 

  ━━  皆様  こんにちは! ━━━━

 梅雨なのに、雨はあまり降らず、暑いですね。一旦降れば大雨なので、
 水不足にはならないのかも?と思っていますが、本当のところはどうな
 んでしょう?どなたかご存じなら教えてください。

 先日岡山で開催された医療マネジメント学会で、メディヴァから用賀
 アーバンクリニックの副事務長として派遣されている正者忠範さんが
 発表しました。内容は「用賀アーバンクリニックの増患と広報施策に
 ついて」です。発表は好評で、詳細やプラタナスでの他の取り組みが、
 「医療業務」という冊子に連載されることになりました。ご興味があれ
 ば、是非ご覧ください。以下、内容の一部を転用しながら、書かせて
 いただきます。

 医療法人社団プラタナスの本院である用賀アーバンクリニックは、
 2000年の12月に創業してから、14年間、ほぼずっと右肩上がりで増
 患しています。開業翌年の2001年には18,493人だった述べ患者数は、
 2003年に30,057人、2010年に41,252人となり、2013年には来院患者
 さんで手狭になったので隣のビルに移転し、45,128人を記録しました。
 初診で来院する患者さんも、年間2,500人を割ったことはなく、初診率
 は7~8%の間で推移しています。用賀アーバンクリニックが立地す
 る東京都世田谷区用賀2丁目を中心とした用賀、玉川台等半径500
 メートル以内の住民の約6割は用賀アーバンクリニックに掛かったこ
 とがあります。

 新しいクリニックを開業するときの「成功の秘訣」というと、まず「立地」
 が上げられます。しかし用賀アーバンの場合は、必ずしも立地が良
 かったわけではありません。確かに、世田谷という人口密集地なので、
 前述の半径500メートルに2万人強の方が住んでいて、患者さんの数
 は多い地域です。ただ、競合も多く、駅前だけでも30か所以上のクリ
 ニックが乱立し、非常に競争が厳しく、商圏調査すると期待来院患者
 数20名で「開業不適」と判定される場所でした。
 しかし、用賀アーバンの場合は「グループ診療による家庭医機能の
 実現」を目指していたので、どうしてもある程度以上の広さ(60坪以上)
 が必要でした。また、患者さんの利便性も重視したかったので、駅か
 らの近さ(3分以内)と駐車場(3台以上)も確保しなくてはなりません
 でした。さらに、「患者様参加型医療」とインターネットを通した「カル
 テの完全開示」をコンセプトとしていたため、世田谷等の先進的な住
 民が住んでいる地域がのぞましかったのです。2000年当時は、イン
 ターネットは今のように普及しておらず、各地域での患者さん調査の
 結果、世田谷を選びました。これらの条件を満たす立地は、ここしか
 ありませんでした。
 「開業不適」、しかも一日20名くらいしか来院患者が期待できないクリ
 ニックを、一日約200名来院し、継続的に患者数が伸びるように出来た
 要因は何か?と問われると、1)医師とスタッフの力、2)コンセプトの力、
 3)広報の力、によるのではないか、と考えています。

 1)医師とスタッフの力は、言わずもがなです。患者さんが最も求めてい
 るのはこれであることは、疑いようもありません。診断能力、コミュニ
 ケーション力、チーム医療での連携。当然、これらには力を入れました。
 開業前に野間口院長(現、理事長)や遠矢副院長(現、桜新町アーバ
 ンクリニック院長)が、当時漸く知られ始めていた「家庭医」の考え方と基
 本的なスキルを学ぶために、 亀田総合病院の短期家庭医コースで学
 んだのは大きいと思います。
 患者さんの「病」ではなく「その人」を診る文化が院内に醸成されました。

 2)コンセプトの力も、大きかったと思われます。特に電子カルテからプ
 リントアウトしたカルテを患者全員にお渡ししたことと、インターネットを
 通して、何時でもどこでも自身のカルテを閲覧することができる「ネット
 カルテ」は患者さんに非常に喜ばれ、結果として口コミにも寄与しました。

 最後の3)広報の力、ですが、いくらユニークな良い取り組みを院内で
 やっていても、それを外部に知らせないと患者さんは来院しません。考
 えていること、実行していることを「伝える」ために、用賀アーバンでは
 広報に力を入れてきました。開院当初からホームページには力を入れ、
 2003年には患者さん向けのメールマガジンを配信し、ご家族向けの勉
 強会を開催し始めました。昨年は移転に伴う患者さん向けのお知らせ
 やDMを配信するなど、力を入れています。

 また、「ネットカルテ」を中心として今までに受けた取材はテレビ、新聞、
 雑誌等を含めると200件は越えました。広報施策は、初診の集患に重
 要なのは当然ですが、定期的に発行するメールマガジンや患者さん向
 けのDMは、再診を促すのに重要な機能を果たしていると考えられます。

 用賀アーバンクリニックは、これからも患者さん視点に立った「家庭医
 外来」を運営し、引き続き患者さんに喜ばれる医療サービスの提供と
 発信を続けていきたいと考えています。「来院数」を増やすことだけが
 最終目的ではなく、患者さんに喜ばれる医療を提供できていることを
 評価する一つの指標が「来院数」だと考えています。

 以上、です。何かお仕事のヒントになれば幸いです。暑い日々が続き、
 もうすぐ本格的な夏に突入しますが、どうかご自愛ください。

                                         (代表取締役 大石佳能子)

 ┏━INDEX━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┃ ▼ コンサルタントレポート
 ┃       地域包括ケアシステムの作り方
 ┃           コンサルティング事業部 増崎孝弘
 ┃ ▼ 「地域包括ケアシステム構築セミナー」のご案内
 ┃ ▼ 2015年度新卒対象採用説明会(第2回)のご案内
 ┃ ▼ セミナー・講演情報、執筆・掲載情報
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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┃▼┃コンサルタントレポート
┃   ┃   地域包括ケアシステムの作り方
┃   ┃       コンサルティング事業部 増崎孝弘
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    メディヴァのスタッフ達が日々仕事を進める中で気になっていることを
    自由に述べていくリレー連載です。
    今回は在宅医療・企業コンサルティングチームの増崎からのレポートです。

      ↓メディヴァ スタッフの紹介はこちら↓
      https://mediva.co.jp/about/index3_3.html

 今春2014年度の診療報酬改定は、(7対1要件厳格化や、同一建
 物への訪問診療の減算等)一部の病院や在宅クリニックにとって
 波乱の内容となりました。しかし、地域包括ケア病棟入院料の新
 設や、診療所の地域包括診療料の新設等、今回の改定が根本的な
 レベルで念頭に置いているものは、明らかに"2025年へ向けた地
 域包括ケアシステムの整備"であると思います。

 診療報酬面からの誘導も加わり、いよいよ明確化する地域包括ケ
 アシステム整備への動きですが、メディヴァは2年前の2012年に
 始まった横浜市青葉区での取り組みを皮切りに、茨城県筑西市や、
 東京都練馬区等、現在様々なエリアで地域包括ケアシステムの構
 築支援を、自治体行政や地区医師会と協力しながら進めています。
 今回は、自治体職員の皆さまが参照されることを念頭に、これま
 で複数エリアの支援に関わってきたコンサルタントの肌感覚から、
 自治体単位での地域包括ケアシステム構築に有効と考えるメディ
 ヴァの各種支援を、手順に沿って整理してみたいと思います。

        ↓↓↓続きはこちら↓↓↓
  https://mediva.co.jp/hbc_blog/2014/06/post-28.html

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃▼┃メディヴァ主催 「地域包括ケアシステム構築セミナー」のご案内
┗━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 「地域包括ケアシステム構築セミナー」を開催します。
 今年度の診療報酬改定で明確に打ち出された、地域包括ケアシステ
 ム構築への方向性。団塊世代が後期高齢者となる2025年問題を乗り
 越えるため、行政と医師会が今取るべき戦略とは何なのか、現場の視
 点でお話させていただきます。
 自治体職員に限らず、広く地域包括ケアシステムについてご興味をお
 持ちの皆様の参加をお待ちしております。

  日時  :7月3日(木)15:00~18:00 (14:30受付開始)
  場所  :東京都千代田区麹町三丁目2番 相互麹町第1ビル1F
       (株)イーウェル 麹町オフィス
     東京メトロ有楽町線麹町駅徒歩1分、半蔵門線半蔵門駅徒歩5分
  演題  :
    地域包括ケアシステムの作り方 
                                講師 (株)メディヴァ代表取締役 大石佳能子
    地域包括ケアを支える基盤としてのICT
                               講師 土屋医院院長 土屋淳郎
    完全非公開型医療介護専用SNSメディカルケアステーションのご紹介
                                講師 (株)日本エンブレースCEO 伊東学

   ↓詳細及びお申し込みはこちら↓
 https://mediva.co.jp/pdf/seminar20140703.pdf

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┃▼┃2015年度新卒対象採用説明会(第2回)ご案内
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 前回のメルマガでご紹介させていただきました新卒の会社説明会です
 が、先日無事開催いたしました。多くの方にご参加いただきありがとう
 ございました。
 人事ブログに報告を掲載しましたので、ぜひご覧ください。
 https://mediva.co.jp/recruiting_blog/2014/06/post-239.html

 先回ご都合が合わなかった方もいらっしゃったので、再度開催いたします。
 ご興味をお持ちの方などにご案内いただけると幸いです。

 ◆会社説明会と応募について◆

  1、会社説明会
    日時:7月2日(水)14:00開始(開場13:45)
    会場:株式会社メディヴァ 用賀オフィス
    講演者:メディヴァ代表 大石、取締役 岩崎、他 コンサルタント
           メディヴァのご紹介、事業内容、業績について、
               先輩社員の話、質疑応答など

  ・説明会参加には事前エントリーが必要です。ご希望の方は下記
    新卒採用ページのエントリーフォームからお申込み下さい。
  ・応募について迷いがある方もお気軽にいらして下さい。

 2、応募について
   直接ご応募されたい場合は、下記新卒採用ページのエントリーフォーム
   に必要事項を記入し、フリー欄に【直接応募】と明記のうえ送信してください。
   応募書類の送付方法などを追ってご連絡します。

 ↓↓新卒採用情報ページはこちら↓↓
 https://mediva.co.jp/recruiting/newgraduates/

 ◆代表大石より~新卒採用の考え~◆

 https://mediva.co.jp/oishi-blog/2014/05/post-70.html

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┃▼┃セミナー・講演情報、執筆・掲載情報
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 ◆メディヴァ主催  病院経営セミナー◆

 タイトル:診療報酬改定および消費税増税への対応
             ― 本当の病院経営戦略への解答! ―
 日程:2014年 6月29日(日)12:30~16:00
 会場:富士通株式会社 本社 汐留シティーセンター 24階
         東京都港区東新橋1‐5‐2
        JR、東京メトロ銀座線、都営地下鉄浅草線 新橋駅徒歩3分
        都営地下鉄大江戸線 汐留駅徒歩1分
 内容:
 第1部 講演
 1)診療報酬改定とその後、本当の病院経営戦略とは?
       講師:株式会社メディヴァ
               取締役コンサルティング事業部長 小松大介
 2)在宅医療現場を支えるICTを活用した先進事例
       講師:富士通株式会社
              ライフ&コミュニティビジネス部 松浦健太
 3)増税・法改正に伴う医療機関への影響とその対応とは?
       講師: 鈴木克己税理士事務所 鈴木克己税理士
 第2部 個別相談会(質問&回答)
             事前にお伺いした自院が抱える悩みや不安などに回
             答・説明致します。
             当日、その場での追加質問も承ります。

 ↓ セミナー詳細及びお申込み方法はこちら↓
 https://mediva.co.jp/pdf/2014-04-17.pdf

 ◆掲載情報◆

 弊社代表大石が執筆しました。
  ◎クリニック経営(自由診療・開業バイブル)
     外科、内科、漢方の総合治療で医療機関を再生

 弊社取締役コンサルティング事業部長小松が執筆しました。
  ◎月刊保険診療6月号
    特集2014年診療報酬改定対策(2回シリーズの1回目)
      経営コンサルタントから医療機関への企画書

  ◎Medical Practice News6月号
    軸のぶれない経営とは①
      医療機関経営における「理念・戦略・規範」