No.009(2006/05/10)

2006.05.10



目次




挨拶

━━ 皆様 こんにちは! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ようやく、春と夏が同時に来たような気候になってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

4月の診療報酬改定を受けて、当社では「病院閉院のお手伝い」という悲しくなる仕事が舞い込むようになりました。特に痛手を被ったのは介護療養病床を持つ病院ですが、患者さんを転院させ、職員の退職金を算定し、支払い、病院を診療所にダウンサイジングし、土地建物を売却して各種支払いに充て、理事の方々が退職できるようにします。

驚いたのは、医療施設整備助成金(介護病棟整備資金として、国が貸しているお金)は、30年償却になっていて、それ以前に病棟を畳んだ場合、残金を返済しなくてはなりません。これでは畳みたくても、キャッシュがなく畳めない病院も出て来ます。

今回の診療報酬改定が中長期的に狙っているものは、必ずしも間違っていないと思うのですが、「現在」から「将来」に飛ぶ方法が明示されておらず、狭間に落ちるのは患者さんと医療スタッフだ、という気がするのは私だけでしょうか?

( 代表取締役 大石佳能子 )

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連載 開業プロセスと成功するポイント 第 8 回 「 機器の選定と業者選び 」

査機器・治療機器については、良い物をいかに安く買うかということが主たるテーマになります。しかし、単に安く買えば良いわけではありません。我々が行った開業医アンケートでは、できる限り安い医療機器を使うよりもメリハリがあり"売り"のはっきりした形で機器をそろえる、つまり一部には多少高くとも最新の機器を購入することが集客にも影響するというデータが得られました。限られた予算で、投資対効果を考えながら、どのように機器を買うかというバランス感覚を意識する必要があります。

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機器の選定と業者選びの流れ
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1) 購入機器のリストアップとスペック固め
2) 見積もり収集と業者選び
3) 機器ごとの投資効果判定
4) 予算との最終調整
5) 交渉時のポイント

▼ 1) 購入機器のリストアップとスペック固め
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まずは、購入機器についてどんなものが必要かのリストアップからスタートします。機器の選定においては、大きな判断から小さな判断をしていく流れが基本になります。大型の機械から小型の機械、大まかなスペック固めから詳細な仕様決定という流れです。

● 大型機器:CT、MRI、X線、内視鏡、、
● 中型機器:エコー、骨密度測定器、心電図、、
● 小型機器:顕微鏡、スパイロメーター、オージオメーター、、、

前回までのお話でクリニックのコンセプトや診療内容を検討したことで、必然的に項目の頭出しは行えると思います。その上で、それぞれのスペックを固めていきます。例えば、内視鏡であっても、上部下部の対応・ビデオモニターの性能・治療機能の有無などで、400-1500万くらいの違いがあります。超音波でも200 -800万、MRIやCTでは数千万単位で異なります。

このとき、予算との相談しながら、「妥協できるもの」(中古でも良い、当面はいらない)、「妥協できないもの」(ハイスペック、機能追加)については明確な整理をしておくことをお薦めします。これらはちろん、クリニックの"売り"やコンセプトを土台に、予算と相談しながら購入の有無やルートを判断していきます。

▼ 2) 見積もり収集と業者選び
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必要な機器の項目が決まったら、各種業者へ声をかけて見積もりを収集することになります。このとき、必ず複数の業者に声をかけることと、依頼するスペックをできる限り詳細に伝えることが重要です。

このとき、総額での見積もりを取るのではなく、機器ごとにできる限り細かい見積もりを出してもらい、値引きもそれぞれごとにつけてもらうとよいでしょう。総額のみの見積書では、何がどれだけの価格なのかがわからず購入の有無の判断も難しくなります。また、最後の交渉時に想定していた値引きを引き出すことができなくなることもありますので注意が必要です。

地域によっては卸間で協定が結ばれているケースがあり、最初に声をかけたところが最初のメーカー選定の権限を持っていて他の卸は見積もりを出せないことがあります。地域の事情ゆえ仕方ない面もありますが、それでも業者側のペースでの交渉とならないよう地域をまたがったところから見積もりを取ったり、友人・先輩から事例を聞くなどの情報収集は必要です。主導権を握り、常に情報収集を怠らないことは、交渉を有利に導くために重要です。

▼ 3) 機器ごとの投資効果判定
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機器ごとの投資効果は、同じルールで考えられます。

 ◆ 投資費用 = 予測単価 × 予測患者数 (5-7年間)
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ex.1)エコーであえば、患者単価は概ね4000円程度、1日1人の患者さんに検査したとして、5年間で、、、、

  500万円 = 4000円 × 1人 × 250日(週5日) × 5年
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ex.2)一方で、単純X線だと、
単価は約1500円、1日1人の患者さんに検査した場合、
  187万円 = 1500円 × 1人 × 250日(週5日) × 5年
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エコーもX線も普及レベルの購入単価は200万-250万円と同じですが、その投資対効果にはこれだけの差があります。中、大型の機械については、投資対効果をよく理解して更なるスペックを詳細に検討していくことが必要になります。

▼ 4) 予算との最終調整
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最後に、予算とあわせての購入機器の最終決定となります。クリニックの"売り"、機器のスペック、予算を全体的に調整します。平均的なスペックで平均的な品揃えとすることも可能ですが、我々のお薦めは前述したとおり、「メリハリのあるスペック」です。

クリニックにとっての最大の"売り"となる機器はあまり我慢せずに投資対効果の限界まで高機能や最新の機器を購入する一方、それほど売りにはないが診療の構成上どうしてもそろえなくてはならない機器は、ススペックを最小限にしたり、普及品や市販品で補ったり、屋中古でできる限り安く購入するという方法も検討します。

これらを整理して、予算内に収めることができたら、最後にもう一度、まとめて売ることによる卸の最後の値引きを引き出して、機器と業者の決定を行います。

▼ 5) 交渉時のポイント
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最後に、これらの購入交渉にあたっての心構えを2つお伝えします。
ひとつは、常に主導権を握る交渉を行うために、できるだけ余裕をもった対応を行うことです。時間的が無い、あせっている、情報が十分でないことなどで足元を見られると、どうしても安く買うことができません。

ふたつめは、営業マンも人間ですので、相手の気持ちを乗せる努力も必要ということです。買うお客の側が強いとはいえ、丁寧に接して相手の立場を尊重し円滑なコミュニケーションを行うことで、営業マンの協力を引き出しやすくなります。是非、心構えとしっかりとした戦術を持って、良い購買を実現していただけたらと思います。
( 取締役・コンサルティング事業担当 小松大介 )

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最新 インターネット トレンド 【ブログ編 (1) 】

こんにちはメディヴァの提橋と申します。「プラタナス・ネットワーク」、「プラタナスPPM」、「医療SNS"Medi-wa"」、「プラタナス・コンシェルジュ@世田谷」といったサイトの作成や管理を担当しております。今回から数回に分けて、最新のインターネットトレンドについてご紹介させて頂けたらと思います。

最近「ブログ」という言葉をみなさんよく聞かれることと思います。
実際、ご自分でブログを使われている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ブログの構造・機能に着目した上で、サイトの実装に生かしている方はまだまだ少ないことと思います。低コストでかつ更新性の高いサイトを構築するのに当たって、実は、ブログは非常に有用なツールとなります。

今回から、2回に分けて、
◆ 第1回 ブログの特徴
◆ 第2回 ブログを使ったサイト構築のトレンド
についてお話させて頂きます。

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◆ 第1回 ブログの特徴
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ブログは、2005年の新語・流行語トップテンに選ばれ、また、ブログをもとにしたドラマ・書籍なども出されています。各種ポータルサイトもホスティングサービスをこぞって開始し、一躍、一般の人にとっても身近なツールとなりました。米国ではハワード・ディーン氏が選挙活動にブログを使ったことで、一気に注目を集めましたし、日本でも日産やP&Gなどの企業が製品のPRにブログを活用しています。

なにが、ブログをここまで普及させたのでしょうか。

▼1)CMS機能
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コンテンツ・マネジメント・システムと呼ばれるもので、Webページ上から直接サイトを作成・修正することができます。リンク挿入や画像のアップなども、面倒なhtmlをいじらずに可能です。

この機能により、今までは障壁の高かったHP作成も容易になり、一般の人もより気軽にサイトを立ち上げることができるようになりました。

▼ 2)トラックバック
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引用先のサイトなどに対して、TBを送ることで、送信先のサイトへ通知することを可能とする技術です。これにより、従来まで一方通行だったサイト間の繋がりを双方向とすることが出来るようになりました。

▼3)RSSフィード
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RSSとはRDF Site Summaryの略で、XMLによって記述されるヘッドライン情報を配信するための文書フォーマットの総称であり、見出しやサマリ、URL情報などを効率よく流通させるための事実上の標準となっています。

RSSリーダーや対応ブラウザを使うことで、興味あるサイトの更新情報を簡単に読み拾うことが可能です。ブログでは、このRSS情報を標準で出力できる機能が備わっています。

RSSは、次回【第2回 ブログを使ったサイト構築のトレンド】でも重要なポイントとなります。頭の片隅に単語だけでも入れておいて頂けましたら幸いです。

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現在、ブログはCGIを自分でカスタマイズしてサーバーに設置するものから、ライブドアブログやアメブロのように、フリーで作成してできる無料ホスティング型のものまであります。最近は医師や薬剤師の日常を綴ったブログなども見かけるようになりました。

デザインもヘッダーやメニュー部分の工夫次第でかなり応用を利かせて構成可能なことから、商用向けサービスとしての期待も高まっています。みなさんも、まずは身近なところからブログを始めてみたらいかがでしょう。日記感覚でブログの操作に慣れて、徐々にブログ上級者になれば、医療機関や企業サイトに組み込んでいくこともきっとできるようになります。

次回は、
◆ 第2回 ブログを使ったサイト構築のトレンドについてお話させていただこうと思います。

(コンサルタント 提橋由幾)

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2006年 5月13日(土) 開業支援セミナー @仙台 のご案内

ひとくちで「成功」といっても、「患者が多く来ること」「得意な検査に没頭できること」「患者は少なくても深くて強い絆ができること」、、、いろいろな考え方があると思います。(株)メディヴァでは、医療機関がより質の高い医療サービスを患者視点で提供することと、より経営的に成功することを支援するための情報提供として、定期的なセミナーや相談会を行っております。開業をお考えの先生方、クリニックを経営されている先生方へ、有用な情報をお届けできればと思います。

→ 開業ステップ、事例、物件情報等に関しては、メディヴァの開業
支援HPをご覧下さい。 → http://www.plata-net.com/ppm/

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◆ 日時: 2006年 5月 13日(土) 14:00 ~ 17:00

◆ 会場:仙台市青葉区中央4丁目8-7 チサンホテル仙台 2階会議室
http://www.solarehotels.com/ch_sendai/7.html

◆ ご参加方法(下記のいずれかへお申し込み、お問合せ下さい)
・メール:support@mediva.co.jp
・電話 :03-3709-2992
・担当 :提橋(さげはし)

◆ 参加費:無料

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第1部 新規開業のプロセスと成功のポイント
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◆"「患者に喜ばれ」、「成功する」開業に向けて"
講師: (株)メディヴァ 代表取締役 大石佳能子
- 開業準備の流れ・ポイント
- 事業計画書の考え方、開業資金の調達と運用

◆"自己資金の充実と開業スキルの向上施策のご提案"
講師:(株)メディカルプリンシプル社 
- 自己資金を充実させる非常勤勤務のあり方
- 開業スキルを補填させる開業前研修

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第2部 開業後の経営・運営管理のポイント
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◆"お金の流れから見た効率的な運営管理 "
講師:(株)関会計 代表取締役 / 公認会計士・税理士 宮城秀敏 
- 開業医が注目すべき財務諸表と決算書の見方
- クリニックが見逃しがちな税金の知識

◆"経営で「成功」する経営管理のあり方 "
講師:(株)メディヴァ 取締役 小松大介 
- 「成功」したクリニックが実施したこと
- 年次、月次、日次でチェックすべき経営数値

※ 当日、若干のプラグラム変更がある場合がございます。
※ ご希望の先生には、弊社のコンサルタントが個別にご相談させて頂きます。お気軽にご参加ください。

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メディヴァ HOT TOPICS!

▼ 新規開業
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─ 医療法人社団プラタナス 鎌倉アーバンクリニック open! ( 4/ 1)
http://www.plara-net.com/kmakura/

─ カイロプラクティック脊椎ケアセンター
「スパイナルケア 桜新町」 open! ( 4/ 3)
http://www.spinalcare.jp/

─ そめや内科クリニック open! ( 4/ 3)
http://www.someya-clinic.jp/

─ 尾山台すくすくクリニック open! ( 5/ 1)
http://www.oya-suku.com/

─ ピースフルクリニック open! ( 5/ 1)
http://www.peacefulclinic.com/

▼ 情報発信
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─ 「プラタナス・コンシェルジュ@世田谷」open! ( 2/ 9)
http://www.plata-net.com/mc/

─ プラタナスPPM サイトリニューアル ( 2/21)
http://www.plata-net.com/ppm/

─ インターネットカルテ開示システム
「オープンカルテ.jp」 サービス開始 ( 4/ 7)
http://openkarte.jp

─ プラタナスPPM Ver2.1
「メディ・インフラ」 始動  ( 4/26)
http://www.plata-net.com/ppm/solution/

= (株)メディヴァ 取締役 小松大介がオルティナに掲載されました
http://www.altena.jp/altena_melmaga/melmaga_060405web.php

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鎌倉アーバンクリニック open!

医療法人プラタナス、4件目のクリニックとなる鎌倉アーバンクリニックがオープンしました。小児科・内科のこじんまりとしたクリニックですが、用賀アーバンクリニック、桜新町アーバンクリニック、松原アーバンクリニックと同様、地域の身近なクリニックを目指してがんばっていきます。

電子カルテによる完全ペーパーレスを実現するなど最新のシステムを整える一方で、南欧の古い民家をモチーフにした居心地の良い空間を創りました。

http://www.plata-net.com/kamakura/

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カイロプラクティック脊椎ケアセンター 「スパイナル ケア 桜新町」 open!

メディヴァでは、いよいよ代替医療への取り組みを開始いたしました。
医師や医療機関との連携をコンセプトに、国際基準の学位を持つカイロプラクターが質の高い施術を行っています。

「スパイナル ケア 桜新町」は、桜新町アーバンクリニックに併設され、X線などの画像診断や内科系診断など、医療機関の受診が必要なケースには、当クリニックをはじめ、その他最も適切とされる医療機関をご紹介しています。また、医療機関からの紹介、問い合わせにもお応えしています。

メディヴァでは、医療、代替医療の垣根を越えて、より質の高い、より患者視点に立ったプライマリケアを目指します。

http://www.spinalcare.jp/

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編集後記

連休中、機嫌良く免許取り立てのオートバイを引き出し(ドカッティのモンスター400・黄色)、伊豆と千葉に走りに行きました。伊豆は渋滞中、するすると車の横をすり抜け、海もキレイで、温泉に入り、とても快適でした。

ところが、千葉は館山自動車道の高速パーキングで駐車したところ、二度とエンジンが掛からなくない、敢えなくレッカーとなりました。
高速道路走行中にエンジンが止まったかもしれないことを考えると、かなりヒヤリ。でも、止められないんだな。早くバイク直って戻って来ないかな。

(おおいし)

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