管理栄養士による
すこやか栄養コラム

美味しいご飯で風邪予防

2018年11月01日(木)


数か月前までは連日の猛暑に気力体力を奪われる毎日でしたが、
涼しくなり過ごしやすい季節になりました。

秋を迎えるこの時季、スポーツやレジャー、読書、いろいろなことを積極的
に取り組む方も多いのではないでしょうか。

しかし、季節の変わり目は気温の寒暖差による体調不良や風邪、
インフルエンザ予防など健康管理には十分に気をつける必要があります。

そこで今回は美味しい新米が出回るこの時期だからこそ、
ごはん(お米)を食べる大切さと、体に良いごはん(お米)の食べ方を
お伝えしたいと思います。

◎間違いやすい糖質制限

私たち日本人にとって無くてはならない『ごはん(お米)』ではありますが、
近年は糖質制限を推奨する『糖質オフの健康法』などがもてはやされ
「ごはん(お米)をほとんど食べない」「ごはん(お米)は控えている」
などを栄養相談でもお聞きすることが珍しくありません。

一見分かりやすく単純で受け入れやすい考え方でもありますが、
正しく理解されていないことも多いようです。

特に心配なのは、『糖質=ごはん(お米)』としてごはん(お米)を制限し、
極端に減らし過ぎる方がいらっしゃることです。

「ごはんを食べない分、おかずやお菓子は食べる」
「アルコールは気にせずに飲む」

といった、偏った食事にはなっていませんか。

いろいろな食材を適度に食べることは様々な栄養素が摂れてバランスのよい食事
につながります。

『糖質制限=ごはん(お米)を制限すること』と、安易に行う前に、
まずはご自身の食事を振り返っていただき、栄養の過不足を整えることが大切です。
 
*糖尿病の方は糖質制限が必要な場合がありますので、医師、管理栄養士にご相談ください。

◎上手なごはん(お米)の食べ方

新米のこの季節は、『ごはんに漬物』『塩おにぎり』だけも十分美味しく食べられますが、
これでは栄養バランスが悪く糖質に偏った食べ方になってしまいます。

細かい知識や栄養計算も必要なくバランスを整える方法としては、
定食スタイルで

『ごはん + 主菜(肉・魚などのおかず)+ 副菜(野菜・きのこ・海藻のおかず)』

を意識して揃えて食べることです。

例えば、

『ごはん + 秋刀魚の塩焼き(大根おろし添え)+ 秋ナスのお浸し(酢のもの、和え物)』

の様な食事は、栄養バランスがよい食事となります。

またついつい、ごはんを食べ過ぎてしまいがちな、

『栗ごはん』や『炊き込みご飯』

といったこの時期ならではの美味しいごはんも

『おかずに豆腐や卵、野菜は小鉢や汁物に』と、『主菜 + 副菜』

をしっかり取り入れると 栄養バランスがよくなり、食べ過ぎの予防にもなります。

◎体は毎日の食事からつくられます

迎え来る寒さやインフルエンザに打ち勝つ元気な体をつくるには、
まずは1日3回の食事を食べること、
そして、できるだけいろいろな食材を食べることが大切です。

今から栄養の過不足がおこらない様に、
この実りの秋を存分に利用して季節の食材を楽しみながら、
ごはん(お米)も上手に食べていただきたいと思います。

(管理栄養士 金子敦子)