管理栄養士による
すこやか栄養コラム

上手に選ぼう!はじめてのおやつ

2018年08月01日(水)


1歳くらいになると、ほとんどの子供達がおやつの時間を楽しみに待っています。
せっかく楽しみにしているのだから、心にも身体にも成長の助けになるような
健康的なおやつを選んであげたいですよね。

そこで今回は、離乳食がほぼ完成したお子様のおやつについて一緒に考えてみましょう。
まず、具体的なおやつの内容に入る前に、今のお子様の成長段階を次の2項目について
確認してみましょう。

1. 3回の食事をしっかり食べることができていますか?
2. 第一乳臼歯(奥より少し手前に生える奥歯)は生えてきていますか?

いかがでしょうか?1.の項目のみ当てはまるお子様と両方の項目に当てはまるお子様が
いらっしゃると思います。

1.の項目はおやつを開始する時期の目安をあらわしています。
成長段階にいるお子様にとっては、3回の食事では補えない栄養素を補給する手段が
おやつとなります。
ですからミルクや母乳を飲まなくなり(フォローアップミルクは含まず)
3回の食事が主な栄養源となった時がおやつの開始どきです。

2.の項目はとても大切な確認項目です。
母子健康手帳などでは離乳完了は15ヶ月(1歳3ヶ月)と記載されているため
食事のすすめ方を月齢で考えがちですが、実は噛む能力は食べることに大いに関係
しています。

上下前歯4本がそろったところでスティック状の食べ物を自分の口の大きさに
噛み切ることはできても、奥歯(臼歯)が生え始めないと口の中に入った食べものの
塊を飲み込みやすい状態まですりつぶすことはできません。

つまり、奥歯(臼歯)が生え始めているかどうか?
で選んでいく食べ物が変わってくるのです。

以上の項目を考慮したうえで、成長に応じたおすすめおやつを紹介いたします。

☆ 1.のみ当てはまるお子様(大体1歳~1歳4ヶ月くらいまで)へのおすすめ

・おやつのエネルギー量は約150kcal必要 
 → 牛乳(100ml=約70kcal)+αで組み合わせると「エネルギー+カルシウム」が
 無理なく摂れます。

・丈夫な体づくりに役立つ「たんぱく質」をメインに
 → 釜揚げしらす・かつお節・卵・きな粉など「たんぱく質」を食べましょう!
 牛乳を飲まない日は赤ちゃん用チーズ(塩分控えめ)やプレーンヨーグルト
 で代用すると良いです。

・砂糖などの調味料はなるべく控え、食品そのものの味で味覚を育てる 
 → 果物(柔らかいもの)・イモ類・あおのり・ごまなど。

・お助けおやつ 
 → ノンシュガーのコーンフレークや玄米フレーク

★簡単 ご飯のお団子★

<材料>

残り物のご飯(赤ちゃん茶碗半分弱)、釜揚げしらす(大さじ1杯)、
あおのり・すりごま(適当に)、ごま油(少量)

<作りかた>

1.材料を全部混ぜる

2.ラップを使って、ビー玉くらいの大きさのお団子を作る
(この量だと大体5~6個作ることができます。)
(お子様と一緒に作っても楽しいです!)

3.フライパンに少量のごま油をぬり、2.で作ったお団子を入れて弱火にかける

4.30秒くらいコロコロ転がしたら、できあがり!

ポイント:ごま油の風味を加えることにより食欲が増しますが、
2.までの工程で終わっても栄養面には問題ありません。
同じ要領で「ご飯ときな粉のお団子」ならもっと簡単!

☆ 1.と2.両方当てはまるお子様(大体1歳5ヶ月くらい~1歳8ヶ月くらい以降)へのおすすめ

・おやつのエネルギー量は約150kcal~200kcal必要
(目安:1歳~2歳は150kcal、3歳は200kcal) 
 → 牛乳(100ml~150ml=約70kcal~100kcal)+αの組み合わせがおすすめ。

・丈夫な体づくりに役立つ「たんぱく質」豊富なものを 
 → ちりめんじゃこ、うずらの卵など

・奥歯を使って噛めるものを取り入れる 
 → 小さめの煮干、たたみいわし、スティックきゅうり(細め)、
果物(りんごなど少し硬くても大丈夫)など

・お助けおやつ 
 → 市販の幼児用おやつ(小袋)

★暑い夏に嬉しい フルーツ丸ごとアイス★

<材料>

バナナ・キウイ・オレンジ・マンゴー・種無しぶどう・レイシ(ライチ)など

<作り方>

1.身近な果物を一口大にカットし、冷凍する

2.食べる少し前に冷凍庫から出す

ポイント:果物に含まれる果糖は、常温より冷やすと一層甘みを感じます。
食品の特性を上手に活用しましょう。

この時期は、大人が食べているお菓子などにも興味を示す時期です。
上手に組み合わせて満足感のあるおやつにしましょう
(例:クラッカー3~4枚+牛乳+バナナ1/2本)。

栄養面のことを考えると悩んでしまうことが多いおやつの内容。
しかし、1回のおやつで2~3種類のものを組み合わせることによって
ぐんと栄養面で安心できるおやつになります。

時々市販のおやつも利用しつつ、お父さんお母さんも一緒におやつを楽しむことが
できると良いですね!

(管理栄養士 井上 美香)