病院/医療コンサルTOP>支援実績>指定管理者を導入。民間事業者と共に経営再生を実現。(九州・沖縄 150床規模 M病院)
自治体病院である市立M病院は、毎年8~10億円の赤字を計上しており、早急な経営再生の対策が求められていた。市は民間の力を活用して自治体病院を経営改善する「指定管理者制度」を導入。当社は指定管理者に選定された医療法人と共に、M病院の経営再生に取り組むこととなった。
当プロジェクトで当社が取り組んだのは「財務分析」と「職員の意識改革」。財務分析では、 外部のベンチマーク指標を用い、M病院と他院ベンチマークとのパフォーマンスの乖離から、改善すべき数値目標を設定した。
職員の意識改革では、「院内の内向きの考え」に縛られていた職員を、「院外の市場に向けて」行動を促すことを支援した。路上での住民聞き取り調査を実施をサポート。住民からの厳しい意見を目の当たりすることで、職員の間に「危機意識」が芽生えるきっかけとなった。これにより、PR活動の重要性が認識され、内覧会の実施、近隣医療機関への積極的な挨拶まわりなど、次への行動を促す一助となった。
M病院は現在も経営再生に向けて多くのことに取り組んでおり、まだ改善の途に就いたばかりである。しかし、当社が支援した取組みを通して、積極的な気持ちが芽生えた(モチベーションが向上した)職員にとって、経営再生は決して難しいことではない。