ヘルスケアの「明日」を語る

水海道さくら病院復旧支援のためのご寄付のお願い

2015.09.28

先日の豪雨で鬼怒川の堤防が決壊し、水没した「水海道さくら病院」は当社の再生支援先です。小さいながらも地域医療を支えてきた病院でした。

9月11日に、1階の首の高さまで濁流が押し寄せました。地下と1階部分はすべて浸水し、外来や待合室の家具はすべて流され、医療機器は壊滅し、厨房は使えなくなり、壁や床の裏側にまで泥が入り込み、悪臭もしています。

今回は、病院を救うための寄付のお願いをさせて頂いています。
(今までの顛末にご興味ある方も、是非読んでください。)

 病院に直接寄付
 クラウドファンディング

水海道さくら病院は、常総市にある100床の病院です。数年前に経営の行き詰まりで多額の債務を抱えてしまい、当社が支援に入りました。
周辺は、単線のローカル電車が走るのんびりした住宅街です。典型的な地方都市の中小病院ですが、近隣の医師会病院とともに、地域医療を支えていました。今回の水害により、同病院と医師会病院の両方が水没しています。

長引く雨により被害が出始めたのは10日木曜日の晩でした。17時頃から断続的に水の掻きだしを始めましたが、18時頃には床上浸水となりました。慌てて地下の厨房に勤務する職員を救出し、医事課のサーバーや総務のサーバーを階上に上げました。更に19時には地下室は水没。エレベーターは使用不可に。1階も膝当たりまであがってきて、更に水の勢いが衰えないため、院長の判断で2階の患者さん62人を毛布等でくるんで3階に人力で上げ一晩を過ごしました。

翌朝、11日のAM10時にはDMAT(災害時派遣医療チーム)の第一陣が到着。ヘリコプターとボートで患者さんを救出しました。院内は停電・断水し、電話も止まっていました。

メディヴァには、水海道さくら病院の再生を担っている病院支援事業部があります。担当役員の小松さんは、川崎の自宅から支援物資を積み込んで車で向かいました。その他の担当者4名は、電車で向かいました。しかし、病院周辺は水没していて、ボートがないと渡れず、交通規制が掛かっていました。移動しなから、携帯電話で院内と連絡を取り、運んできた軽油や薬を自衛隊に依頼して病院へ届けました。

12日土曜日も病院周辺は水が深く、ボートでなければ近づけません。小松さん以下は、病院に近いDMATの救助拠点に司令塔をおき、引き続き患者さんの情報収集や職員救助を行いました。同日17時には患者さん・職員の全員の救助が終わりました。相変わらず病院には近づくこともできず、ようやく水が引いたのは14日、月曜日の朝でした。

しかしながら、浸水した1階は津波の跡のような様相。CT、透析機械30台、アンギオ、レントゲンが全滅。カルテ庫にも水は流れ込んだので、カルテは水浸しで膨れ上がって、棚から出せません。地下室の厨房とボイラー室には、水が溜まったままでした。下水が流れ込んできていたので、すごい泥と悪臭にまみれています。

14日以降、院長と小松さんの陣頭指揮のもと、皆で黙々と泥を掻き出し、ダメになった機材・家具やゴミを捨て、掃除をしました。シルバーウィーク中に、地下室の水をポンプでくみ出し、長靴でヘドロのような水につかりながら、大型の厨房機器を運び出したのが山場でした。メディヴァ社員・家族および関係者のボランティアも30名くらい来て、病院職員とともにひたすら運び出し、ひたすら捨てました。

水害から2週間強経った28日現在、あらかたの掃除は終わり、水でダメになった地下室と一階の解体・修復工事と機器の入れ替えが始まっています。

局地的な水害だったので、地域の病院が二つとも使えなくなっていますが、多くの住居は無事か、床上浸水程度で済んでいます。水が引いてから、地域の患者さんからは「薬が切れた。病院の損害は、建物が2億円、建物附属設備が1億円、機器が2億円、什器・備品が5000万円、家具等が1000万円。収入も途絶えているので、運転資金が12月には9000万円足りません。火災保険の水害特約に奇跡的に入っていたので(9月末に切れるところでした)、建物の補修工事はほぼ
出ます。機器はリースだったので、入れ替えることが出来ます。支払いも一部は延期してもらいました。それでも、付帯設備や家具の費用、運転資金が足りません。現在、国や県の補助金を当たってもらっていますが、建物の一部にしか適用されず、なかなか厳しい見通しです。

こういう状況の中、皆様にも寄付を仰ぎたく、病院では寄付募集サイトを立ち上げました。被災した周辺住民の方々に必要な医療を届けるために、一日も早い普及を目指しています。是非、お力添えを頂けると幸甚です。どうか宜しくお願いします。

①病院に直接寄付

クラウドファンディング「READY FOR」

尚、寄付金以外に、中古の家具等の物品もお願いしています。事務机、事務椅子、作業机(会議室用テーブル)、職員着替えロッカー、カルテ庫、書類庫等、もしもありましたら頂けると幸いです。

こちらにつきましては、下記までご連絡くださいますようお願いいたします。

水海道さくら病院 
担当:経営企画室 柿木
t_kakinoki(アットマーク)msakura-hsp.com

皆様のご協力、どうぞよろしくお願いします。

執筆:大石佳能子(株式会社メディヴァ代表取締役)