ヘルスケアの「明日」を語る

台湾で、デイサービスについて講演しました

2015.07.30

台湾の病院で、日本の在宅医療の現状と機能回復型のデイサービス「ぽしえじ」について講演。県南部の保健行政のトップを始め、医師、看護師、理学療法士など160名も参加してくれました。

その後、現地のデイサービスを見学しました。同国は、現在、期間限定で介護保険を実験中です。要介護者は重度から軽度まで3段階に分かれますが、何故か、事業者に払われるお金は同じです。自己負担は、所得の高低によって3段階に分かれます。

事業者の報酬は月額15000元(6〜7万円)。利用者の大半は毎日来ます。食事、オヤツは込みで、送迎は別。

訪問介護の収入は、毎時200元(1000円程)。ヘルパーの最低賃金は170元。管理費、利益を確保するためには、自治体などの補助金に頼りますが、ほぼ出ないそうです。

ここのデイサービスの経営者は女性の理事長です。複数箇所で運営し、100名以上のヘルパーを雇っていました。普通は時給で払われる給料を、月給にしたことにより、離職率をを他施設の20%から、7%に下げたそうです。

自治体の建物を借りていて、一階は図書館です。足湯も有ります。台湾には「お昼寝」文化があるので、デイサービスでもお昼寝用の椅子が用意されてました。昔、政府の偉いさんだった、認知症の男の人用に、「模擬執務室」も有ります。ご利用者だけてはなく、地域の高齢者にも開放していました。

 

執筆:大石佳能子(株式会社メディヴァ代表取締役)