ヘルスケアの「明日」を語る

【健康経営】産業保健事業の本格展開を始めます

2015.03.31

桜の花も満開を迎え春爛漫の陽気ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は産業保健事業についての発表です。

2014年6月19日の国会で、従業員50名以上の全事業所にストレスチェックの実施を義務化する、労働安全衛生法の一部改正(通称:ストレスチェック義務化法案)が可決・成立しました。また、本年第124回労働政策審議会労働条件分科会で、今後の労働時間法制等の在り方について、議論がされています。これらにより、長時間労働とそれに基づく従業員のストレスがより厳しく管理されます。詳細は、『第124回労働政策審議会労働条件分科会資料』をご覧ください。

このような社会背景のなか、メディヴァでは、産業医科大学、株式会社イーウェルと提携し、事業主向に「健康経営」を支援する事業を、本格展開することにいたしました。

思えば産業医科大学の森晃爾先生と初めてお目に掛かってから10年近くの年月が経ちます。当時「企業のメンタル」ということが一般的に膾炙され始めていて、メディヴァやプラタナスのノウハウを活かして、何か役に立てないか、と思ったのがきっかけでした。当時は、在宅医療や特定保健指導の立ち上げで、メディヴァも忙しくなり、なんとなく立ち消えになってしまいましたが、今回は本格的に腰を据えて再挑戦します。

特にメンタルヘルスの分野は、事業主から「減らすことは難しい」、「一旦なってしまうと治りにくい」分野と思われていますが、まだまだ改善の余地はあります。

メンタル疾患も基本的には生活習慣病と同じく、「予防」、「早期発見」、「早期治療」が有効です。「予防」には、ストレスマネジメント以外に、基本的な生活習慣のマネジメントが重要であることが、最近明らかになって来ています。キチンと食べて、キチンと寝る。このパターンが崩れるとストレスをコントロールできなくない、メンタル疾患への耐性が低下します。

キチンと食べて、キチンと寝ることの指導は、メディヴァの特定保健指導で成果を上げてきたことです。「早期発見」にも生活パターンの乱れを把握することが有効です。最近は睡眠状態を簡易に計測できる機器が開発されています。これらを使うことによって、重症になる前にメンタル疾患をチェックすることができるのでは、と考えています。

「早期治療」には、良い治療機関との連携が有効です。メディヴァのネットワークを拡充していきたいと考えています。

メンタル疾患以外の分野でも、産業医大の先生方と共同で、産業医や事業主をサポートする新しいサービスを開発し、イーウェルとともに効率良くお届けしたいと思っています。ぜひ、ご期待下さい。

 

執筆:大石佳能子(株式会社メディヴァ代表取締役)