ヘルスケアの「明日」を語る

2013年のメディヴァをふり返る

2013.12.27

2013年は、あっという間に終わってしまいました。皆様は今年一年をいかがお過ごしでしたでしょう?

私は3年ほど前から日記を付けることにしています。5年ダイアリーなので昨年、一昨年の同じ日にちにあったことを1ページで見返せるようになっていて、なるほどこの頃こんなことをしてたんだ、と懐かしく思い起こします。当日、大事件だと思っていたことが、実は大したとことがなかったり、反対にちょこっとしか書いてないことが、良くも悪くも大化けしたり、なかなか分からないものですね。

メディヴァでのニュースでいうと、今年は病院関係のコンサルティングが激増した年でした。弊社の小松が書いた『診療所経営の教科書』もおかげ様でかなり部数を伸ばしたのですが、これは「診療所経営」の話。

なぜ病院のコンサルティングが伸びたのか、というのはメディヴァの仕事が認められたから、もある(かな?笑)とは思いますが、いよいよ病院の経営が難しくなってきたからというのも言えるのではないか、と思います。

また弊社で今年躍進したもう一つの分野に、在宅医療と地域包括ケアの仕組みづくりがあります。これも、時代の流れを反映しているのでしょう。しかも、昨年とは異なり個別の診療所が在宅医療に取り組みたいというご依頼だけでなくから、行政からの「地域全体で仕組みを作りたい」というご相談が増えています。

さて、では来年はどういう年になるのでしょうか?

診療報酬改定は0.1%の微増、消費税アップ、官制インフレの中で、医療機関の経営が厳しくなることは間違いありません。円安効果も、輸入品は使うが輸出するものがない医療機関にとっては何もメリットをもたらしません。特に小さな病院にとって来年は生死を分ける年になるのではないでしょうか?その中で今までやっていたことだけを続けて行くことは困難になるでしょう。例えば在宅医療支援病院への戦略転換、介護事業への取り組みなど、思い切った決断が求められるのでは、と思っています。

一方、単に生き残るために医療を提供するのではなく、地域のニーズを充たし、医療職としての理念も実現する、そういう夢のある戦略を描きたいものです。また、私どももその中でお手伝いができるようになれば幸いです。

どうか良いお年をお迎えになられますように、心より祈念しています。


執筆:大石佳能子(株式会社メディヴァ代表取締役)