ヘルスケアの「明日」を語る

医療はサービス業か?

2012.07.05

暑い日が続くようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私は、雨の降ってない日はご機嫌に用賀までバイクで通勤しています。

さてこの間、お母様ががんで闘病中の方とお話をし、あらためて「医療」と「サービス」について考えてみました。「医療はサービス業か?」ということについて、医療界では論議があります。どちらかというと、従来型の先生は「サービス業ではない」と激しく反発されます。

YESかNOかは、「サービス業」の定義によるのではないか、と私は思っています。たしかに、医療が「単なる労務提供に対する対価の受け取りではない」(そもそも大部分を支払うのは国)と言う意味では、サービス業ではありませんし、「奉仕する」という意味でも、ちょっと違うとは思います。

弊社の取締役をお願いしている亀田メディカルセンターの亀田信介院長は、常に「医療はサービス業」とおっしゃっていて、「医療だからと言って当たり前に行っていないサービスで、医療だから当たり前に行うべきサービスは多い」と言い切られています。

そして私は、医療の「サービス業」的な所以は「困っている人を助ける」ところにあり、その根っこは「May I help you?」の精神だと思っています。

多々耳にする、「病院で辛い目にあった」という声は、制度上仕方がない部分もありますが、医療従事者が「医療は困っている人を助けるため」ということを忘れている場合も多いような気がします。

医療は科学であり、プロフェッションです。しかし医療の本質は、「may I help you」と言って手を差し伸べることではないでしょうか?

6月14日のカンブリア宮殿に亀田メディカルセンターが特集され、亀田信介院長が登場されました。「医療はサービス業か」ということについて、非常に興味深いお話をされていました。この特集を見た感想を人事ブログに書きましたので、ご興味のある方はご覧下さい。


執筆:大石佳能子(株式会社メディヴァ代表取締役)